夕方雨が降りそうになり、どなたも急ぎ足の横断歩道で
若いお母さんが、胸には丸々した赤ちゃん、片手はお姉ちゃんの手を引いていらっしゃいました。
よくある光景ですが、50m道路の歩道ですから、お母さんのあせりはごもっともです。
道路の中程でお姉ちゃんが、「あっちに行きたい」と叫んで転ばれ、即刻片手で抱きかかえてダッシュ。
車も待たさず、無事たどり着かれセーフでした、頼もしいお母さんです。
お姉ちゃんはころんだ痛さ、好きな方向に行けなかった悔しさで、大泣きが止まりそうにありませんでした。
そこに居合わせた私が、「明日あっちに連れて行ってもらおうね、よしよし」と頭を2,3度さすると、じっと私を
不思議そうにみられ、泣き止まれました。
「飴あげるね」と大人向けの生姜入りのど飴をあげると、黙ってしっかり受け取って下さいました。
興奮もさめられ、お顔が落ち着かれ嵐の後の静けさになりましたが、お母さんとしては何でもない一コマ
でしょうね。
こんな光景を目にするたび、母親程、強いものは無いと思いますね。
子育てで「出来ない」と言う言葉はないのですから。
わんちゃんにしろ、子供さんにしろ、生きてる喜びになりますね。
たとえ、自分の所有でなくても。
当マンションでも、朝の登校時間、信号の所で、毎日子供さんにご挨拶をされる町内会の高齢の方は
眠そうなお顔をされる子供さんには特に元気よく、「がんばってね」とエールを送られ
町内行事は子供さんと一緒にというスタンスで、絆を作られていて、単身者の方も
孤独にならず、昔ながらの触れ合いが残ってて安心できます。
赤坂小学校の生徒さん達もこの道のお花作りに参加されてます。
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