さよならCOLOR
週末に、祖父の四十九日を終え、
無事、祖父を送ることができました。
早咲きの鮮やかな桜が満開の日に亡くなり、
新緑が美しく、サツキやアヤメ、ヤマボウシなど色とりどり、この世が最も輝く季節に、
祖父は、また、もう一つ次のワールドへと旅立っていきました。
➖願わくは
花の下にて春死なん
そのきさらぎの
望月のころ
風になびく
富士の煙の空にきえて
行方も知らぬ
我が思ひかな➖
西行は、そんな歌を読んだそうです。
この歌を、祖父の思いだと、私に送ってくれた親戚に感謝します。
大好きな祖父が、
この世にもういない、と思うと、
まだまだ涙がとめどなく溢れて止まりませんが、
いつかまた会えるその時まで、
祖父に恥じることのない生き方をしよう、と心に誓うのでした。
今日があることは、当たり前ではないのだ、と噛みしめながら、
目の前の良いも悪いも、全ての出来事を、大切に大切に。
8歳の娘は、どう受け止めているのかわかりませんが、
そんな娘が言った言葉を胸に刻んでいます。
「じぃじぃは、死んでいないと思う。
だってONE PIECEでヒルルクが言っていたもの。
人は、いつ死ぬと思う?人に忘れられた時さ、って」
それが全てだと思ったのでした。
今、生きているか、そうでないか、は、
もしかしたら大して重要ではないのかもしれません。
どう生きたか。
さよならCOLORを聴いています。
サヨナラから始まること
サヨナラから始めようと思います。