和田礼治郎『Exosphere』展
今回、ラジオでご紹介したいと思っていたものの一つが、
ギャラリーCAPSULEで開催中の『和田礼治郎 Exosphere』
でした。
ベルリンで制作活動中の和田さんと、
電話を繋いでインタビューを予定していました。
国際電話で、ドイツの現状なども伺えたらと思っていたので、とても残念です…
和田さんの今回の個展は、鏡の作品に焦点を当てたものという事なのですが、
作品に映る自分の姿、
あるいは、会場の様子を覗き込むと、
そこには目の前の世界とはまるで異質の世界が広がっています。
磨き上げられた真鍮板の裏側から2000度以上の熱を加える事で、歪みが生み出されている作品や、
真鍮でフレーミングされた2枚の強化ガラスの間に、
赤ワインやロゼワイン、ブランデーが満たされた作品。
そのため、額縁の近くを良く見ると、気泡が!
写真では伝わりませんが、
この作品は、中央付近に、赤ワインのオリと思われるものも!
作品を通して見えるこの世界は、
私たちが日々目にしているそれとは、まるで異次元。
それは、現実と幻の境なのか、
時空の裂け目なのか。
和田礼治郎『Exosphere』
2月20日(日)まで
Capsuleにて開催。土日のみの営業です。