長年の夢が叶った日
大学生のとき。
漠然と、“アナウンサー”という職業に憧れていました。
たまたま見つけたケーブルテレビのキャスターのオーディションに受かったことが、この世界に入ったきっかけでした。
その時は、まさかNHKのキャスターになれるなんて、思ってもいませんでした。
FMラジオ番組のパーソナリティになりたい!という夢を持ったのは、フリーランスになってからのこと。
「ラジオがやりたいんです!」
そのうざい位の熱意だけで、色々なラジオ局に出演させて頂き、自分の番組も持つことができました。
私の場合、後先考えず、その時々の「やりたい!」という気持ちだけで突っ走っていく傾向にありますが、
仕事だけに限らず、やりたい事はいつも具体的に持っておくことにしています。
その「やりたい!」が実現できた時の喜びは、言葉では言い尽くせないものがあります。
アナウンサーになれたとき、
毎日聴いていたTokyoFMの朝の番組「Blue Ocean」のパーソナリティ(1週間だけの期間限定ですが)ができたとき、
毎日聴いていたJ-waveの番組に出演できたとき、
Fm yokohamaとZIP-FMのナビゲーターになれたとき、
そしてまた、もう一つ、長年の夢が叶いました。
この度、美術館の音声ガイドを担当させて頂くことになりました。
静嘉堂文庫美術館で、来週月曜日から始まる企画展『-明治150年記念- 明治からの贈り物』展の
音声ガイドです。
力不足ですが、大好きなアートの、
大好きな日本美術の、
そして大好きな静嘉堂文庫美術館さんの音声ガイド、
心を込めて務めさせて頂きました。
美術館で作品を見るとき、音声ガイドがあると世界が変わる、ということを私自身何度も経験しています。
作品について、作者について教えてもらうことで、より理解が深まるということもあれば、
音声ガイドのその声にリードされて、アートの世界に奥深く入り込んでいくこともあります。
アートの世界へと誘っていく、
重要な音声ガイドという役割を、いつかやってみたい!というのは、私の長年の夢でした。
今回、なんと音声ガイド内、ご案内役の私の名前まで入れさせてもらっています!
7月16日(月・祝)から静嘉堂文庫美術館で始まる『明治からの贈り物』展、是非お出かけください。