里中満智子さんトークショー
「正義は立場によって形を変える」
というのは漫画ワンピースの中で特に印象に残っている台詞のひとつなのですが、
これは、日本の漫画 JAPANESE MANGA を象徴する言葉でもあるのだということに、初めて気がつきました。
日本の漫画は、必ずしも正義が勝つわけではないし、必ずしもヒーローがカッコイイわけではありません。
ドラえもんでは、いじめられっ子ののび太が主人公だし、鉄腕アトムの最終回も(アニメと漫画は終わり方が違いますが、どちらにしても)衝撃の結末です。
それに対して、アメリカのコミックは、スーパーマンやバッドマンようにヒーローが悪をやっつけるという明確なストーリーになっていますよね。
日本の漫画は、子供向けであっても、様々な正義があるということをきちんと描き、伝えています。
日本の漫画ってやっぱりすごい!
16歳でデビューされてから、きっとお休みもほとんどなく働かれているはずなのに、
それでも「漫画を描くことが大好き」と真っ先におっしゃった里中満智子さん。
「好き」も強い想いであればなおさら、辛いことも苦しいことも人一倍経験積みのはずなのに、
その上で、一点の曇りもなく「好き」と言えるのは、カッコイイ!です。
持統天皇のことを描いた『天上の虹』他、数々の代表作で知られる漫画家 里中満智子さんのトークショー。
とても勉強になりました。
それに、1ファンとして本当に楽しいひとときでした。
面白すぎて、もう最後まで読まずにはいられません。
ギリシャ神話も、里中満智子先生の本で勉強しようと思います。
改めて漫画にはまった2017GWです。