永青文庫 日本画の名品展

日本画はなんて奥ゆかしいのだろう。

霞、風、空気、煙

そういった類のものを描かせたら、日本画に勝るものはないように思う。

匂い立つ美しさです。

菱田春草『落葉』（重要文化財）

左から

川端龍子『霊泉由来』

竹内栖鳳『雲山蕭寺』

竹内栖鳳『松竹梅』

【永青文庫 日本画の名品】展が名古屋市美術館で今日から始まりました。

3点の重要文化財を含む日本画の名品の数々が贅沢に一堂に会した展覧会です。

菱田春草、横山大観、下村観山、竹内栖鳳など、近代日本画の類まれなコレクションは圧巻。

菱田春草の落ち葉1枚1枚がしっかり描き分けられているところ、川端龍子の女性のまとう着物のしぼり紋など、細かい部分に注目して見ていると、

日本画ってこんなにも緻密に描かれているのか！と感激します。

日本人でよかった。

世界に誇るJapan Beautyです。

ちなみに、菱田春草の『黒き猫』や上村松園『月影』は後期の展示です。

人気の白隠と仙厓の禅画も23点展示されています。

後期も絶対に見に行かなくちゃ！

【永青文庫 日本画の名品】展

会場:名古屋市美術館

会期:1月14日（土）〜2月26日（日）

休館日:月曜日

時間:9時30分〜17時 金曜のみ20時まで

料金:一般1300円 高大学生800円 中学生以下無料

＊会期中展示替えあり

【前期】1月14日(土)～2月5日（日）　【後期】2月7日(火）～2月26日（日）

＊写真は内覧会にて特別に撮影させて頂いたものです。