エコパリな企画展を2つ
ピカソ展開催に合わせての企画展なのかな?
こちらは、松坂屋美術館。
洗濯船と蜂の巣展。
タイトルを見て、なんのこっちゃ?と思った方も多いかと思うのですが、
洗濯船も蜂の巣も、パリのアトリエの名前です。
アトリエと言っても、画家たちが住みこみで制作をしていた集合住宅のような場所で、
ピカソも、モディリアーニも、ドンゲンも、マリーローランサンも、
みんなここに住んでいたのです。
何だか今となっては信じられないですよねー。
この2つの伝説のアトリエに焦点を当てているという企画展のテーマも、そしてもちろん内容も、かなり充実していて、
期間が短い上に、巡回しないというのが残念でなりません。
それにしても、どうしてドンゲンの描く女性たちは、いつも肌色の中に緑色が含まれているのだろう。
緑色のおかげで、女性の肌色はより一層白く透明に見える気がするし、
女性たちは皆、それぞれどこか妖艶さを纏っている気がする。
ゴッホの自画像も、顔を埋める点描の中に緑が入っているけれど、
どうしてドンゲンもゴッホも緑という色を入れたのだろう。
清須市はるひ美術館のエコパリ展。
こちらも、藤田、シャガール、パスキン、モディリアーニ、キスリングと、充実の内容です。
パスキンが亡くなった年に描いた、真珠母色の真骨頂とも言うべく“3人の裸婦”という作品の美しさといったら…
人間の肌色は、こんなにも美しいのかとしばし絵の前で硬直したほど。
どれもパスキンです。
こんなマティスっぽい作品も描いていたのですね。
初めて知りました。
エコールドパリの時代は、見れば見るほど本当に華やかです!
どちらもピカソ展に合わせてみるのがオススメです☺︎
お近くの方は是非!
洗濯船と蜂の巣展は、松坂屋美術館で2月23日間まで。
エコパリ展は28日までの開催です。