私、感動しております
昨日の朝、ピンポンと、
我が家に、ある1枚の絵が届きました。
画家さきやあきらさんの『巣』という作品
今は、一水会という絵画グループの役員さんをなさっていて、
内閣総理大臣賞も受賞された方。
NHK時代に、こんにちはいっと6けん という番組で、
プロデューサー&ディレクター&キャスターとして私が制作した企画で取材させて頂いた方です
この絵は、私にと、温めておいて下さったそう…
人形作家である奥さま、みつえさんと、ご夫妻二人三脚で制作されている様子を、当時取材させて頂いたのですが、
その時のVTRを、昨夜、引っ張り出してきて数年ぶりに見たら、
なんだかとても懐かしく、温かい気持ちになりました
みつえさんは、若い頃に進行性の病気にかかり、足が不自由で、
今は、車イスでの生活をしていらっしゃるのですが、
それでも、一人で車を運転をして、毎日プールで1キロも泳ぎ、体を鍛えていらっしゃいました。
どうしてですか?と、当時、私が聞くと、
あきらさんに何かあった時には、私が介護したいなと思ってるのよ
という答えが返ってきました。
それまで早足だったあきらさんは、そんなみつえさんの手を取ってゆっくり歩くうちに、
見える景色も変わり、作風も変わってきたそうです。
この鳥の巣のように、生活の中の、何気ない風景に心惹かれるようになったと、
その時の取材でおっしゃっていました。
この絵には、
そんなお二人の住む那須町の風景や空気の匂い、
この巣の持ち主だった鳥の姿や、この巣に惹かれた、さきやさんの温かい心、みつえさんの底無しに明るい笑顔も、
それら全てが、私には、ぎっしりと詰まって見えるのです。
みつえさんが、お庭で取れたブルーベリーといちじくで作ったというジャムと一緒に、お手紙を添えて、この絵を送って下さって、
そのお気持ちに、朝から胸がいっぱいになりました。
一生の宝物として、この絵を大切に大切にしたいと思います。
12月には、さきやあきらさんの個展が、東京で開かれます
是非多くの皆さんに、さきやさんの温かい作品、ご覧頂きたいです