マウント用語集(下・な→ん) | 裸電球の街燈

裸電球の街燈

はだかでんきゅうのがいとう・裸電球の街灯

「マウント」をはじめとする、当ブログ独自用語等の解説。

下・な→ん(五十音順)

(上・あ→とはこちら)

『マウント用語集』は、1記事あたりの容量文字数をオーバーし、編集が出来なくなってしまいましたので2記事に分割させていただきました。

 

※注意※以下の用語・内容はあくまで当ブログ及び一部研球者間のみで通用するもので一部内容はフィクションです。

 

 

これらを用いた場合に発生する諸問題・損害について当ブログ管理人はその責を一切負いません。

 

五十音順。原則旧サイトの用語集からの転載ですが、一部修正または削除しています。

 

 

随時、修正・追加・削除を行います。

最終更新日2020.3.16

・当記事を2分割

一部微修正。


 

 

な行

 

 



 

は行

 

はだかでんきゅうのがいとう【裸電球の街燈】

→まうんと【マウント】も参照

①E26口金を持つ電球を光源に用い、所定の形状の傘と柄で構成される街燈・外灯。

かつては「E26口金を持つ白熱電球を光源に用い…」と定義されていたが、白熱電球の国内生産原則終了により電球型LED等で代用される事が多くなったため、現在では光源の定義を「白熱電球」に限定しない。

ブラケット器具・白熱防犯灯器具・オーレット・マウント・かさでん等の呼び名がある(マウント参照)

大町

② ①をテーマにし マウントでマウントを取る事を目的とし たホームページ(旧サイト)及び当ブログの名称。

旧サイトは日本初?(※出典不明)の、裸電球の街燈専門ホームページとして2001年に公開され、2010年頃諸般の事情により閉鎖。

その画像の再掲を当面の目的として開設されたのが当ブログである。

外見などに対する蘊蓄と撮影に赴いた回数だけはまあそれなりだが、肝心の器具や写真撮影に関する知識がないため「マウントでマウント」は必ずしも取れていない。

 

 

 

ぱなそにっくくりあでんきゅうがたえるえーでぃー

【panasonicクリア電球型LED】

 

クリア電球の光の色と外見の雰囲気を持たせた電球型LED(E26口金)。

透明部分を最大まで広げ、光の色もけっこういい雰囲気が出ており、現時点の技術とコストの範囲内での最大限の努力が感じられ、東芝ネオボールリアルZ生産中止の今、メーカーは違えど同じ日本メーカーによってその遺志を受け継いだ新たな球世主と言えよう。

http://panasonic.jp/lamp/led/lineup/e26_clear.html

※当用語集内・とうしばねおぼーるりあるぜっと【東芝ネオボールリアルZ】の項も参照

 

高山市の保存町並みのマウントに採用されているpanasonicクリア電球型LED

 

 

〔クリア白熱球との比較〕

クリア白熱球〔東芝街燈用60W〕

 

パナソニッククリア球型LED

 

パナソニッククリア球型LED

 

 

 

ぶすいきゅう【無粋球】

電球型蛍光灯・電球型LED球の中で特に外見に難があるもの。

白熱電球より一回り以上も大きかったりガラス球部分が省略されているなど外見のあまりの無粋さからこの名が付いた。

そのなかでも特にあんまりな形状のものは特に「超無粋球」として区別し、下の写真のようなとぐろを巻いたものはウ○コ球ともよばれる。

光の色は一般型の蛍光灯同様の昼光色・昼白色・電球色があり、たとえウ○コ球でも電球色光なら点灯時はそこそこ見栄えはするのだが、保存町並みなどを除くほぼ全ての地域で白色光が選ばれる傾向となっている。

無粋球装着のマウントをマウントと認めるか否かについては識者間で意見が分かれていたが、白熱電球はおろか電球型蛍光灯までもが国内生産を終了した現在ではこれらの種類の電球に頼らざるを得ないため、容認が昨今の流れとなっている。

その後、LED化によって「U字型」「ウ○コ球」は絶滅危惧種となり、基本「球形」に落ち着いた…と思ったら近年、丸いガラス部を省略したような形状のものやスター○ォーズに出てくる白い奴を思わせる新たな極超無粋球が出現している。

 

大玉

ウ○コ球

ウ○コと並んで多い、U字型

LED球

 

どーしてこーなった…

 

 

 

ぶらけっと【ブラケット】

→え【柄】参照

マウントの柄。

多くのメーカーでは柄をブラケットと呼び、単品(傘別売)販売が基本。

 

 

 

へんかきゅう【変化球】

魔改造ともいう。

変わった電球や自作の柄が付いているなど等々、変り種マウントの総称。

自宅に光が入り込むのを嫌って傘を曲げたり遮光板を追加したものなど、

周辺住民による魔改造である場合が多い。


02


 

 

 

 

ま行

 

まうんと【マウント】

白熱電球・傘・柄からなる街燈・外灯器具《裸電球の街燈》の通称。

本来、マウント(英mount)とは、取り付ける、載せる、据え付けるなどの意味である。

研球活動黎明期において分類の際、

裸電球の街燈が民家の壁についていれば

「民家マウントの裸電球の街燈」

バス停小屋についていれば

「バス停マウントの裸電球の街燈」

1本の柱に2基ついていれば

「ダブルマウントの裸電球の街燈」

などと呼んでいたが、肝心の「裸電球の街燈」そのものを表す略語がなかったため如何にも長ったらしく、舌を噛んで負傷する研究員が続出した。

そこで現場での緊急暫定措置として「マウント」を「裸電球の街燈」器具自体を表す略語として使うようになったものがそのまま定着し現在に至り、一部メーカーさんや販売店さんでもこの名を使っていただいている。

他の愛好家様のサイトでは「かさでん」の別名もあり、そのスマートで的を得たネーミングセンスに心底感服した。(裸電球の街燈 参照)

 

メーカー内名称には

「○型ブラケット器具(複数社:○にはA,B,D,L,鉄道等が入る)」

「白熱防犯灯器具またはフォトスイッチ付き街路灯(東芝電材)」

「白熱灯オーレット(松下電器)」

「柱上灯(笠松電機)」

などがある。

 

当ブログ名:A型

メーカー呼称:A型

最もポピュラーなマウント。
大町

 

 

 

 

取り付け部などの構造からして基本的にはA型といえるが、曲げが浅い。

このように曲げが微妙に異なるA型が多数存在し、その形状が現時点で判明しているどの製造事業者のものとも異なる事から、他にもまだ製造事業者がある(又は過去に存在した)ものと思われる。

 

 

 

 

 

当ブログ名:鉄道型 

メーカー呼称:鉄道型(一部では沖縄型)

A型の下部に補強ステーを付け足したような形態だが、柄はA型とは別部品。

鉄道施設や海沿いなど、振動や強風の多い環境に向いている。

kaimon09

 

 

当ブログ名:S型または街道曲げ

メーカー呼称:S型

S字状の柄を持つ。

旧街道や保存町並みの古い日本家屋の長い庇に特化した形。

垂木にネジ留めが基本の取り付け方。

 

 

 

当ブログ名:空中マウント 

メーカー呼称:ハンガー(懸垂)器具

ブラケット(柄)がなく吊り下げるタイプ。

 

 

 

当ブログ名:センサー帽

メーカー呼称

(写真左)松下電器産業:白熱灯オーレット

(写真右)東芝電材:フォトスイッチ付街路灯または白熱防犯灯器具

【一見よく似ているが、自動点滅器周辺構造や柄の形状が両社で異なる】

東芝電材は加賀通信工業からのOEMと思われる。

加賀通信工業でも自社販売していたが呼称は不明。

現在では両型とも生産されていない。

 

 

当ブログ名:両手

メーカー呼称:柱上燈

現行品だが数は少ない。

【絶滅危惧種】

 

 

 

当ブログ名:夕張曲げ

メーカー呼称:B型

第一発見の地が夕張というだけで安易に命名したが四国(土佐久礼)などにも存在した。

数は少ない。

 

当ブログ名:九州型

メーカー呼称:白熱用電柱ブラケット

2019年、生産中止

このほかのメーカー呼称としてL型、D型、可変型が確認されているが、それらは公共の街灯として用いられている事例は少ない。

 

 

当ブログ名未設定

メーカー呼称不明

強いて言うなら「謎マウント」

(数が大変少なく、メーカー等も不祥)

傘の直上部がプラ製のカバー?で覆われているのが特徴、カバー?の表面はギザギザのモールドが施されている。

柄の曲げ角もA型とは異なる。

 

 

謎マウントその2

上掲のものと似ているが、こちらは傘直上のカバー?部が少し短くモールドが平滑で、柄の曲げ方はA型に近いので上掲とは別物、

 

上記謎マウント(1)(2)は、傘の構造や色に何となくではあるが松下のセンサー帽に似た雰囲気を感じる。

 

 

当ブログ名未設定

メーカー呼称不明

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超ロング(オーナーによる魔改造かも)

同じようなものを保存町並みなどでたまに見かけるが、この個体より長いものはまだ見た事がない。

 

 

柄が真っ直ぐで、電柱取り付け部の構造はA型ではなくB形に類似。

 

 

 

 

 

 

 

 

まうんたー【マウンター】

マウント愛好家。

 

 

まうんてぃっく【マウンティック】

マウントの存在がほかの何にも例えがたい独特の風情を醸し出している状態やマウントの似合う風景。

かつては長野県内のマウント群生地を通る街道を「日本マウンティック街道」と呼んでいた。

 

 

まうんとげんき【マウント原器】

マウントの癒し効果を表す新国際単位[mt](読み:マウント)の元になるマウント。

規格に則った寸法のマウントに整流され安定化された電源を供給、厳密な精度で作られた60w(国際マウント規格)の街燈用電球を点燈させたもの。

 

 

まうんとこん【マウント痕】

木柱にマウントを取り付ける際、通常は柄の基部の三又状の金具をネジ止め(三本)し、金属・コンクリート柱であれば金属バンドで固定する。

このため、他の燈具への更新などで取り外した跡にはこのネジ穴やバンドや台座の跡が残り、これをマウント痕とよぶ。

両手マウントの場合は柱ごと撤去されてしまう事が多いが、そうでない場合は台座取り付け部の柱が細くなっていたり等何らかの痕跡が残り、これもマウント痕の一形態と見做される。

 

まかいぞう【魔改造】

まきゅう【魔球】

付近住民等により、光害防止などのために柄や傘の延長などの改造が施されたマウント。

傘を曲げたり、家庭用の金物を加工して代用したり、ペットボトルを改造したフードを取り付けるなどが見られるが、改造理由が施工者本人にしかわからない謎なものも見受けられる。

ほんのちょっと傘に細工するだけで近隣トラブルを回避できる柔軟性はマウントならではで、他の灯具には出来ない芸当。

魔改造時の不手際で接触不良が生じ点滅しているものを「消える魔球」という。

 

 

まげ【曲げ】

→まうんと【マウント】、え【柄】 参照

マウントの柄の形状。設置環境や用途に合わせて各種の形状がある。

武士や力士の「髷」と同様、外観の要となる部分である。
(例)普通曲げ・鉄道形・両手など

 

 

 

めいきゅう【迷球】

意味不明の魔改造が施されたマウント(=魔球)

 

 

 

めいきゅう【名球】

芸術・学術的などの観点から特に価値があるとされるマウント。今やほぼすべてのマウントがこれに該当する。

 

 

めいきゅういり【迷球入り】

探しても探しても目当てのマウントが発見できない状態。

近年はこの状況に陥ることがほとんどである。

 

 

めいきゅうかい【名球会】

数あるマウントの中でも特に希少価値の高いものを集めたリスト。

 

 

 

 

や行

 

 

やとう【野燈】

地域内において多数派ではない街燈。

今や残念ながらマウントはほとんどの地域で下野どころか議席を失ってしまった。
⇔与燈

 

 

ゆうばりまげ【夕張曲げ】

シンプルな逆U字型の柄のマウント。初発見の場所の名をとった。

長電や土佐久礼にも多い。

メーカー正式名はB型ブラケット。

 

 

 

 




よとう【与燈】

地域内の主流を占める街燈。

今やほとんどの地域でLED党(灯)が単独過半数を占め与党(灯)となっている。

マウントを片っ端から駆逐していった感のある蛍光党(灯)だったが、直後ににLED党(灯)が勢力を急拡大し三日天下に終わり、結果的に与燈としてはマウン党(燈)より短命だった。

⇔野燈

 

 

ら行

 

 

りょうて【両手】

りょうてまうんと【両手マウント】

丸い枠から本体を吊り下げたような構造の柄を持つマウント。両手でマウントを抱え上げているようにも見えることからこの名を持ち、【両手マウント】とも呼ばれる。絶滅危惧種。

実家前にコレがあり、部屋まで光が差し込んでやたら眩しかったのが管理人がマウントにハマったきっかけ。

一部メーカーでの呼称は「柱上燈」。

 

 

れんきゅう【連球】

マウントの複数本並び。単体よりもはるかに価値が上がる。
球宴と同義。

中でも長野県白馬村の名物であった国道沿い(スーパー ザビッグ白馬店付近)の10連マウントは背後に雄大な白馬の山々を従え、設置間隔も程よく、豪快さと美しさを兼ね備えていた。

長野冬季五輪に伴う施設整備の際にもデザイン街灯などに置き換えられることもなく生き延び、世界遺産への登録が待ち望まれていたが、残念ながら2015年頃にLED器具に交換され絶滅してしまった。

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