南北会談での金正恩委員長のコミュニケーション能力は? | 『研修満足度98%のTOP講師養成講座』講師・士業・コンサルタント・コーチ等

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こんにちは。
話し方コンサルタントの羽田 徹(はだとおる)です。

歴史的な南北会談が開かれました。

テレビを見ていました皆さんは、今までのイメージと全く違う金正恩委員長の姿に驚かれた人も多いでしょう。

正直僕も驚きました。
しかし、よく見てみると、金正恩委員長のコミュニケーション能力の高さが見て取れます。

世界へのアピールや、印象操作もあるでしょうが、あの姿は一朝一夕でできるものでは無く、普段からコミュニケーション能力は高いと思われます。

例えば、しっかりと年上である文大統領を立てることも忘れません。
あの笑顔も作り笑顔では、あれだけ表情筋は動きません。
普段から年上である国内幹部を動かす時も、同じようなコミュニケーション能力を生かして求心力を保っているのでしょう。

午前中の会談冒頭で、アドリブでの原稿を見ないコメントは、文大統領よりも機転が利き、言葉の選び方も記事になりやすい印象深い言葉を使いドラマチックでした。
自分の言葉がどのように記事に取り上げられ、世界に発信されるかを分かっているような話し方でした。

しっかり言い切り拍手を促す話し方も完璧でした。
文大統領のコメントには拍手が起こらなかったのは、話の最後が言い切りでは無く、言葉の締め方もピークエンドで終わらずに中途半端だったのと対照的でした。

拍手は拍手を促す話の終わり方があります。
ピークエンドで終わって言い切って周りを見渡すと拍手が促せますが、それも分かっているような話し方でした。

視線の送り方も視野が広く、関係者全員を見て話をし、記者にまで視線を向けて笑いも引き出す程でした。
傾聴姿勢も良く、相手の話に笑いを交えてしっかり大きなレスポンスを取り、相手を気持ちよく話させる力もあります。

国内でも、一方では身内をも粛清する非道な一面を見せつつ、忠誠を誓う相手には全く違う顔を見せ、周りを惹き付ける能力もあるのでしょう。

恐怖政治だけでは、やはり人は付いてこないということなんでしょう。

ただ、コミュニケーション能力が極めて高いのは確かですが、これで良い印象を持つのは早すぎます。

テレビのコメンテーターまでもが、「親近感を抱きました」とか「恐ろしいイメージが覆されて印象が良くなった」と、多くは好印象なイメージを持ったとコメントしていましたが、コメンテーターとしては大丈夫か?と思いました。

印象が良いのと、コミュニケーション能力で印象を良く見せる技術を持っているのは全く違います。

例えば結婚詐欺師は良い人でしょうか?
でも、詐欺に合った人にはものすごく良い人に見えていたはずです。

詐欺師も技術で良い人に見せているだけです。

今回の宣言も具体的な行動は何も示していません。
社会人のアクションプランならダメ出しが沢山出ます。

定量的な目標は一つも無く、非核化も具体的な道筋や一番大事な期限も何も設定されていません。
会社であんな漠然とした目標設定をしたなら、絶対に達成しないと判断します。

だからこそ、次回の米朝会談での具体的な目標設定がどこまで出てくるかが鍵です。

とは言え、南北の平和、日本も含めたアジアや世界の平和に向けては歴史的な一歩でした。

金正恩委員長がコミュニケーション技術で見せているだけでなく、本当に平和に向けて歴史に残る指導者を目指していることを願います。

こちらは、我が家の双子ちゃん会談です。
何やら真剣に話し合っています。
こちらは平和そのものですが、勝つのは必ず娘の方です。