9係の撮影も終わりに近い頃、津田寛治さんが私の楽屋を訪ねてきてくれました。
大きな紙包みを持って🎁。

『羽田さんが前から読みたいって言っていた本、、お世話になったお礼にプレゼントします!』

お子さんとラッピングしたという紙包みを開けると、入っていたのは『風の谷のナウシカ』上下巻!!
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お、お、重い😵
これを運んできてくれたの~⁉

なんとも津田さんらしい純粋な優しさに感動したと同時に、50近い女子(?)に50を越えた男子(?)がプレゼントするものとしては、、可愛らしすぎて、、ププププ、となってしまったのです。

昨年は『アルプスの少女ハイジ』DVDをくださいましたし👧

確かに、アニメで一番好きなのはハイジだったんだ~と言いました。
それに、ナウシカは映画でしか見たことない~、マンガも読んでみたいなーとも言いました。

そういう一言一言をちゃんと覚えていてくれて、、、、重いのを厭わずにプレゼントしてくれる津田さん。
本当にいとおしい方です。


そんな津田さんからのプレゼント、ゆっくりじっくり読もうと思って、もろもろ一段落した先日からナウシカを読み始めました。


改めて凄いメッセージ性のあるアニメですね。

まだ第一章を読み終えたところですが、、

人間同士が闘いを繰り広げ、大地や海、自然界を汚し、後戻り出来ないところまで破壊し、呼吸することすら困難な環境の中になってでも、まだ戦いを続ける人間。
そのなかでも自然界は自浄を続けていた、、、というところまで読んだ翌日の朝、、


Jアラートの警報音で起こされました。


茨城の実家にたまたま帰省していたのですが、、町の防災アナウンスとサイレントと同時に聞いたことのない不気味な警報音。
びっくりして飛び起きました。とっても心臓に悪い朝を向かえました。


『外にいる人は安全な場所に入ってください。頑丈な建物の中に入ってください。
地下に入ってください。』
とニュースで繰り返し放送されましたが、
田舎に地下があるわけもなく、頑丈な建物もなく、木造の家の中に身を潜めるしかありませんでした。

昔、祖母から繰り返し聞いていた戦争中のような気がしました。

空襲、、怖かっただろうな。
空から爆弾落とされて、どんなに怖かったことか。

結局なんにも出来なかった10分間でした。
逃げるにもどこに逃げたらいいのか。
安全な場所がどこかわからない以上、逃げ場所がないなー、と思いました。


せめて光を見ないよう雨戸を閉めてみましたが、全くなすすべなしといえる10分間でした。

その時はその時?
なんて思えませんよね。

まだまだ人生やりたいことたくさんあるし。


でも、もしかするとこんな風に人生が突然終わるのかもしれない、ということを考えさせられました。


これから、後何回、あの警報を聞くことになるのでしょうか?

警報音も怖いし、警報音に慣れるのも怖いことです。


地球の上で生きる人間同士、なぜ仲間になれないのでしょうか?

世界中で破壊的な自然災害が起きてる昨今、人類同士が手に手を携えて地球を守っていく、そんな時代に突入してるように思うのですが。

地球を汚さない。
愚かな道を選択しない。
津田さんからいただいた『風の谷のナウシカ』深い深い意味を持ち初めています。