課題制作、フェイクセーラーシャツ | 人形パラドクス

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みなさん、こんばんは。
珍しく、夜分遅くに失礼しております、白桃です。

今日は、学校の課題で制作したシャツをのせます。


命名「フェイクセーラーシャツ」

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今回の課題の条件は、台襟・前たて・ヨーク・カフス・剣ポロのあるシャツ
素材は播州織りのチェック生地を使用し、縫製後に工場へ送り染色を行う

普通、染色は糸や生地の段階で行うのですが、今回は縫いあがり形になったものを染める「後染め」の作品です。

みんなの作品をまとめて工場に送るため、締め切りは絶対厳守でした。


私は、一九世紀のイギリスで子供服に取り入れられていた水兵ルックをイメージし
幅広のヨークと胸元の切り替えでセーラーカラーを表現しました。

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播州織りのチェック生地だけでなく、切り替えでデザインを表現するためにポリエステルの白い無地の生地も使用しました。

切り替え部分やカフスに走っているラインは、身頃と袖に使用した白いポリエステル生地でバイアステープを作り叩き付けました。

製品染めは、天然素材に対応しているため、ポリエステルの生地には色が入らず白いまま残ります。
少しは染まったようで、淡いグレーになりましたが・・・


ちなみに、染色前の写真

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コレを、紺色で染めたものが完成品です。

この作品は、今までで一番がんばったものだと思います。
とくに、ラインになるバイアステープには苦戦しました。

ポリエステルの生地が薄く柔らかく、伸び易いものなので、その扱いにも苦労しました。

でも、みんなから、私らしいデザインだと言ってもらえて、かわいいとほめて貰えて嬉しかったです。

金曜日と土曜日と、学校の展示会に出品していたのですが
その場でも、かわいいと手に取ってくださる方がいて、自信がつきました。

ただ、縫製をもっときれいにできれば良かったです。
今回は扱いなれない素材だったということもありますが、縫いが汚いです。
染色時に生地が伸びてしまったこともあり、余計にルーズな印象になってしまいました。

私は古着が好きなので、クタッとした洋服もよいと思いますが、今回は意図していたわけではないので失敗ですね・・・

今後はもっときれいに縫うことに勤めます。

「ももちゃんの世界観が好き」と言われるたびに、私の世界観ってなんだろうかと疑問に感じていましたが
私の世界観、私らしさというものは、意識せずにいても自然と表れるものであると、今回の課題で学んだことでもあります。

私のデザインは、解りやすくて手に取りやすい、変にひねるのが苦手で直球なのは性格と同じで、悪く言えば単純で幼稚なのだけれども
単純ゆえにキャッチーなのだと、自己評価します。

お稲荷様ヘアピンもそうだもの。笑

さて今回の作品に関しては、次の課題でポートフォリオの作成があるため
そこで使用するために、かわいい着用写真が撮れればいいなあと思います。

では、御機嫌よう。