業務効率化の先にあるもの | ぼぶろぐ

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以前は、あいらぶLinux♪というタイトルでしたが、
最近はLinux以外のことも書いているので、タイトルを変更しました。
ぼぶちゃんのぶろぐでぼぶろぐです。

■業務効率化の先にあるもの


全然、Linuxとかけ離れてしまいますが、
ネットワークの運用業務をやっていて思うことがありましたので、
自分用のメモとして文章に残しておきます。


途中色々なことを書きますが、結論としては、
業務効率化はどんな立場でも行うべきと私は思います。
私の考える理由が以下になります。



インフラエンジニアの業務は、設計、構築、運用、監視などが
ありますが、この中で業務効率化を行って効果が大きいものは
運用と監視ではないかと思います。


設計や構築などは、ドキュメントや手順を整備しても
要件ごとに内容が異なるため、使い回しが難しいように感じます。


一方、運用や監視は同じ手順で同じことを繰り返す作業が多いので、
シェルスクリプトやマクロの導入などで作業時間の短縮が可能です。
そのため、業務時間が改善前と比べてかなり短くなると思います。



業務効率化により、得られる主なメリットは以下です。

・作業時間の短縮
・作業の簡略化
・運用改善能力の向上


気をつけなければならないのは、効率化の仕組みを作るための工数が
メリットに見合ったものかを考える必要があります。
極端な例だと、1日1分業務時間を減らす仕組みを丸1年かけて作りますと
いった場合はやらないほうがいいでしょう。



業務効率化で得られるメリットを見る限りだと、
今まで業務に使っていた時間が自由な時間に変わるので、
「プライベートを充実させてみよう」とか
「業務範囲を広げてスキルアップしよう」など、
空いた時間を有効に使えるはずです。



上記の内容は個人的には自社勤務をしている人が対象かと思っています。
世の中のインフラエンジニアの中には自社ではなく他社に常駐している人も
多数います。


他社に常駐して業務効率化を行うとどういうことが起こる可能性が
あるかを考えてみます。


得られるメリットは先ほどと変わりません。
ですが、仮に業務効率化によって1人月分の業務時間を削減できたとすると
一緒に他社に常駐していた仲間が1人いなくなり、自分の業務時間は今までと
変わらないかもしれません。


もっと規模が大きくなると、業務が簡略化されるので、自分の会社との
契約を打ち切り、今よりもスキルが低くコストの低い会社へ業務を
委託することも考えているかもしれません。


お客様は常にコストを削減することを意識しています。



これだけ見ると他社に常駐しているインフラエンジニアは業務効率化を
すると仕事がなくなるように見えてしまいますが、それは短期的な
視点かと思います。


ですが、長期的な視点で見ると、通常運用 + 業務効率化という経験を
積むことができるので、エンジニアとしてのスキルが上がり、
別現場でより難易度の高い業務で活躍できるようになります。


逆に効率化を行わなかった場合は、実機に触れる機会は
あるかもしれませんが、おそらく同じことを繰り返すだけなので、
長期間常駐しても得られる知識はあまり多くないでしょう。



まとめとしては、業務効率化は行うべきで自身のステップアップになります。

色々な人が言われていることと一緒になってしまいますが、

他社で常駐している人という視点で書いてみました。


※これはあくまで私の視点なので、他の視点がありましたらぜひご教示願います。