IPv6勉強会 #IPv6SG 01 に参加してきました | ぼぶろぐ

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以前は、あいらぶLinux♪というタイトルでしたが、
最近はLinux以外のことも書いているので、タイトルを変更しました。
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10/15にIPv6勉強会というIPv6関連の勉強会に参加してきました。


今回は、スタッフとして受付を行っていましたので、
メインセッションを聞くことができませんでした ><
さっきUSTREAMで確認しました。


途中でQAという名のディスカッションがありましたが、
この中で、IPv4枯渇対策がIPv6導入になるのかという話があり、

それがとても気になりました。


どういうことかというと、新規事業でIPアドレスが
ほしいときに、IPv4アドレスは枯渇していますので、
必然的にIPv6アドレスのみのネットワークになってしまいます。


そうなると、IPv6アドレスの拠点から現在IPv4アドレスのみで
提供されているWEBサーバなどへは接続することが出来なく
なってしまいます。
(IPv6からIPv4へのNATをするとしても、IPv4のグローバル
アドレスが必要になります)


そうなるとIPv6を導入してもIPv4環境へアクセスできなければ
IPv4枯渇対応にはならないのではないかということでした。


解決策としては、ISPでIPv6をIPv4に変換するトランスレータを
入れることというのがありますが、解決策が自分たちで対応できる
範囲外のところに依存してしまいます。


最近のISPのサービスを把握していないのですが、これからは
IPv6環境へ移行する上でトランスレータの機能を提供しているかを
確認する必要があるのかなと思いました。


このあたりはもう少し掘り下げて解決策を調べてみます。



また、勉強会の中では、グループディスカッションがあり
私は、ある1グループの一員としてみなさんと
「どうしてIPv6の導入が進まないのか?」についてディスカッションをしました。


ディスカッションのグループの中にはIPv6の提供者、
運用者、利用者などいろいろな立場の人がいて、
それぞれの立場の意見が聞けて非常に楽しかったです。


私のグループのまとめは以下のようになりました。


・発表内容
 どうしてIPv6の導入が進まないのか?
・原因
 IPアドレス拡張にメリットがない
 デメリットが多い(コスト増、IPv6の知識のあるエンジニアの不足など)
 新しいことを導入しにくいシステムがある(金融系など)
・解決策
 IPv6スタンダードにする(IPv4と一緒にIPv6アドレスもアサインする、
 ユーザが使用する機器でもIPv6対応すると利用者が増える)
 IPv6のキラーコンテンツを作る
 XPを世の中からなくす
 IPv4を使いづらくする(IPv4の使用料金を上げる、IPv4税を導入)
 地デジのようにIPv4の使用期限を決める



最後に登壇者のMURAさん、参加者のみなさま、
スタッフのみなさん、お疲れ様でした。



IPv6勉強会 #IPv6SG 01


日付 2011/10/15(土)
時間 13:00~18:00  ( 開場 12:30 )
場所 マイクロソフト様 31F セミナールームA


勉強会案内
 http://www.vwnet.jp/IPv6SG/Schedule/01/01-ITPro.html


勉強会資料
 http://www.vwnet.jp/IPv6SG/Download/01-MURA.pdf


 USTREAM
 http://www.ustream.tv/channel/ipv6sg
 
 togetter
 http://togetter.com/li/200962