先日、こせがれネットワークがプロジェクトした朝市に参加してきた。
たまたま知り合いの農業者が販売するというのを聞いてかけつけたわけだ。
場所は中目黒駅から徒歩10分程度のレストラン「N_1155」の前。
中目黒ですよ~おしゃれなお店やカフェが立ち並ぶ。
ここは私の好きな街でもある。好きなお店があるからだ。
周りは幅の狭い道路に背の高いビルやマンション、
日は時々当たってもビル風がとても冷たかった。
(特別高いってわけじゃないけど、
どうしても東京に来ると見上げてしまういつもの癖。)
しかし、ここに到着した時、
そんな冷たさを吹き飛ばすほどの熱気であふれていた。
生産者3名とその周りを囲む「こせがれネットワーク」関係者や、
そのボランティア、そして消費者数名。
そこには暖かい風が吹き、新しいコミュニティが拡がっていた。
この日初めて会ったばかりの人が多いのに、
すでに互いの情報や意見も交換しあい「将来の日本農業」の語り場と。
私自身も知り合いがすでにいたため、
このコミュニティの中にすんなりと入っていけた。
中には農水省に来年度から入るという某有名大学院生も4人。
全員私と同い年。
なかなか出会う機会のない人たちのため新鮮だった。
でも中にはこんなんで大丈夫か?と思うような人も。
農水省では若い世代でグループを作り、
農地を借りて実際に畑で働いているという話も聞いた。
某映画の名言の借りて、
「農業は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」
というのをやっと理解してくれたのかという感じだ。
このネットワークのプロジェクトとは関係なしに朝市をしている。
そんなことでこの日もたくさんの常連さんが遊びに来てくれた。
もちろん農産物も買いに。メインは話しに来ているのかな?
しかしその常連さんを見てみると高齢者ばかり。
若者にはまだまだ根付いていない。
・音楽を聴きながら見向きもしないで素通りする人。
・チラチラと見ながら忙しいのか声をかけても微笑むだけで通り過ぎる人。
・立ち止まって少し離れた場所で興味を示すが声をかけるとうなづいてどこかへ行ってしまう人。
というのが若い世代のだいたいの行動パターンだ。
しかしそんな中でも興味を持ってくれた人もいた。
犬の散歩中に立ち寄ってみた若夫婦や中目黒に買い物に来たという女子大生、
英検の試験の帰りだという母と小学生の子供(最近は小学生でも英検受けるのかとびっくりしましたが)、
セレブ風な若奥様方、大学生カップルなど。
たまたま通りがかったからという人がほとんどだろうが、
若い人がワイワイしていたから立ち寄ってみたという人もいるかもしれない。
もちろん私たちも数打ちゃ当たるナンパ方式ではないが、
通りがかる若者に声をかけていたのだが。
この青年ネットワークの趣旨を説明したり、
ただ単に試食で食べさせていたり、
世間話をしていたり、それが朝市の魅力なのだと思う。
でもやっぱり最後には売ったりと。
生産者だから売らなきゃならない。
消費者だから買わなきゃならない。
そういうことは関係なしにモノを通して交流できた。
だから最近の若者にはちょっと入りにくいのかもしれない。
おっと、私も最近の若者であることを忘れていた。。
今までの流通だと、
生産者は卸売業者にモノを売らなきゃならない。
消費者は卸売業者からモノを買わなきゃならない。
生産者と消費者をつなげるものは卸売業者で、
間接的にはあっても、それは文字を通してでしかなく、
それか買い手にできるだけ売ろうとする業者の
少し過度とも言えるような評価の言葉だけであった。
直接、生産者の魅力を伝えることができる。
直接、生産者自身の魅力を伝えることができる。
それは生産者自身の農業に関することだけでなく、
生産者自身の人柄や考え方まででもある。
歪曲させられることもなく、
生産者自身の言葉で直接思いを消費者に伝えることができる。
いつか私もやってみたい。
消費者というか一緒に販売する生産者も含めて、
ヒトとつながる瞬間を体感するために。
新しいコミュニティの生成をまたいつかきっと見ることができる。