百姓とはまた別の顔を持っている自分。
もうすぐ1年目を終了する消防団だ。
これも一応地方公務員になるのだろうか?

そんなことで地元で火災があると出動する。
近くで消防車のサイレンが鳴るのを聞くと、
来るぞ来るぞという多少の緊張が走る。
携帯のメールで署から出動要請が来る。
それよりも団長からの呼び出し電話の方が早い。

昨日の土曜にも出動があった。
家の梨畑で仕事していると消防車のサイレン。
緊張が走る。
ここら辺なのか?
いやいや我孫子のだろ!?
電話かメールきそうだなぁと、
ドキドキと緊張が走る。
携帯を握り締めちらちらと画面を覗き込む。
震える。
音も鳴りわめく。
ハナレグミの「明日天気になれ」。
今日は晴れてくれなかった…。
団長からの電話。
「今すぐ行きます!」
その一言で消防小屋へと向かう。


消防小屋に到着すると団長1人だけ。

あれ?他の団員は?

仕事だったり連絡つかなかったり。

地元に住んでいるからといって、

地元で仕事している人は限られている。


消防車に乗り込む。

ヘルメットを装着。

赤色灯とサイレンを鳴らし準備完了。

現場へ出発だ。

合法的に信号無視。

なんという快感。

そんな快感に浸ってる場合ではない。

火事なんだから。

気持ちは消防員。

ではなく○○戦隊○○ジャーという感じだ。

炊飯ジャーかチャレンジャーか。

そんなくだらないことを言うのは誰ジャーか。おれジャー。

こんなことを考えている場合ではない。

火事なんだから。

でも戦隊モノのレッドより、

3番目くらいに目立つ中途半端なグリーンが好き。


途中で犬の散歩をしてて慌てて戻ってきた団員1人を乗せ現場へと向かう。

現場付近は辺り一面田んぼだらけ。

住宅火災でないだけ一安心。

煙の上がっている場所を探す。

あれか?あっちじゃないか?

この時期至る所で野焼きがされているからだ。

そんな野焼きをしている田んぼの間から、

本署の消防車の集まりが見えた。


現場に到着。

現場はすでに鎮火済み。

2次火災が怖いということでまだ放水しっぱなしだが。

場所は沼っぺりの枯れた葦やら何やらでいっぱいな畔。

いかにも燃え尽いたらひとたまりもないという感じだ。


実はこの沼っぺりの火災は2度目。

しかもちょうど1週間前の土曜日で時間帯も同じ。


前回の現場から数百メートルしか離れていない。

ということで放火だろうという線で見ている。

犯人はつかまらない。



いっそのこと畔すべて燃やしてしまえばいいのに。

しかしそれはできないらしい。

日本野鳥の会の猛反発によるものらしい。

確かに手賀沼周辺にはたくさんの野鳥がいる。

田んぼをトラクターで耕すと、

土の中のミミズやら虫やらを食べたくて、

野鳥がいつの間にかやってきている。

そして手賀沼の北側、我孫子市には、

日本で唯一の鳥類専門の博物館や、

皇室とも縁の深い山階鳥類研究所がある。

鳥の博物館にはたまに「とりくん」がいるというのは豆知識かも。

あのキャピキャピしてる「さかなくん」のとりver.と思ってくれればいい。

けど見た目からしてさかなくんのようにキャピキャピしてない。


とにかく火の扱いには注意してもらいたい。

もちろん放火なんてくだらないことは絶対におやめください。

国の政策に苛立ったから?むしゃくしゃして?

こんなくだらないことで放火なんてしたら人生終わります。

そして消防団員の1日の予定も狂います。

仕事も中途半端になっちゃったりと。

でもまぁ消防団員は出動すると出動費が支払われます。

それはもちろん税金からです。

大してすることもないのに、お小遣い稼ぎに

至る所から消防団が野次馬のように湧き出てきますから。

もちろん私もお小遣い稼ぎに出動します。

まぁ建前は地域の安全を守るためにですが。

バファリンの半分はやさしさとかいうのと一緒です。

地域の安全、半分はお小遣い稼ぎのため出動します。

だから火の扱いには気をつけて。


放火はやめなはれ。

ほーか、ほーか、なんて言うのはやめなはれ。

そんなこという私はアホーか。

アホーは寝てまえ。

(果報は寝て待て)