消防小屋に到着すると団長1人だけ。
あれ?他の団員は?
仕事だったり連絡つかなかったり。
地元に住んでいるからといって、
地元で仕事している人は限られている。
消防車に乗り込む。
ヘルメットを装着。
赤色灯とサイレンを鳴らし準備完了。
現場へ出発だ。
合法的に信号無視。
なんという快感。
そんな快感に浸ってる場合ではない。
火事なんだから。
気持ちは消防員。
ではなく○○戦隊○○ジャーという感じだ。
炊飯ジャーかチャレンジャーか。
そんなくだらないことを言うのは誰ジャーか。おれジャー。
こんなことを考えている場合ではない。
火事なんだから。
でも戦隊モノのレッドより、
3番目くらいに目立つ中途半端なグリーンが好き。
途中で犬の散歩をしてて慌てて戻ってきた団員1人を乗せ現場へと向かう。
現場付近は辺り一面田んぼだらけ。
住宅火災でないだけ一安心。
煙の上がっている場所を探す。
あれか?あっちじゃないか?
この時期至る所で野焼きがされているからだ。
そんな野焼きをしている田んぼの間から、
本署の消防車の集まりが見えた。
現場に到着。
現場はすでに鎮火済み。
2次火災が怖いということでまだ放水しっぱなしだが。
場所は沼っぺりの枯れた葦やら何やらでいっぱいな畔。
いかにも燃え尽いたらひとたまりもないという感じだ。
実はこの沼っぺりの火災は2度目。
しかもちょうど1週間前の土曜日で時間帯も同じ。
前回の現場から数百メートルしか離れていない。
ということで放火だろうという線で見ている。
犯人はつかまらない。
いっそのこと畔すべて燃やしてしまえばいいのに。
しかしそれはできないらしい。
日本野鳥の会の猛反発によるものらしい。
確かに手賀沼周辺にはたくさんの野鳥がいる。
田んぼをトラクターで耕すと、
土の中のミミズやら虫やらを食べたくて、
野鳥がいつの間にかやってきている。
そして手賀沼の北側、我孫子市には、
日本で唯一の鳥類専門の博物館や、
皇室とも縁の深い山階鳥類研究所がある。
鳥の博物館にはたまに「とりくん」がいるというのは豆知識かも。
あのキャピキャピしてる「さかなくん」のとりver.と思ってくれればいい。
けど見た目からしてさかなくんのようにキャピキャピしてない。
とにかく火の扱いには注意してもらいたい。
もちろん放火なんてくだらないことは絶対におやめください。
国の政策に苛立ったから?むしゃくしゃして?
こんなくだらないことで放火なんてしたら人生終わります。
そして消防団員の1日の予定も狂います。
仕事も中途半端になっちゃったりと。
でもまぁ消防団員は出動すると出動費が支払われます。
それはもちろん税金からです。
大してすることもないのに、お小遣い稼ぎに
至る所から消防団が野次馬のように湧き出てきますから。
もちろん私もお小遣い稼ぎに出動します。
まぁ建前は地域の安全を守るためにですが。
バファリンの半分はやさしさとかいうのと一緒です。
地域の安全、半分はお小遣い稼ぎのため出動します。
だから火の扱いには気をつけて。
放火はやめなはれ。
ほーか、ほーか、なんて言うのはやめなはれ。
そんなこという私はアホーか。
アホーは寝てまえ。
(果報は寝て待て)