母の日まであと少し

お花の流通の要である全国各地の花市場さんも母の日前の最後のセリ日を迎えています。廃棄、注文品のキャンセル、閉店、辛すぎる状況が続発した昨年の母の日とは全く状況が異なり取引される単価も高めです。(ある花市場に勤続40年の方はこれまでで最高の値段が付いてると言われてました)花業界のみんなはHIGH TENSION。これも今までに無かったこと。昨年の今頃ではあり得なかったこと。

 

当然小売り段階のお値段も↑。

セリは需要と供給のバランスを基本に成り立っています。供給量が多すぎると単価は下がり需要が高まると単価は上がっていきます。日本における農作物の大きな問題点はセリによって「買う人が値段を決めるという仕組み。値段は作り手あるは売り手が商品の価値を判断して決めていくのが一般的ですが農産・水産・畜産といった農業には当てはまらないケースが大半です。弊社の植木鉢でそんなことされたら1か月で潰れてしまいます。

 

ここで引かないで下さい。倍に跳ね上がってるわけではありません。

農家さんが花を育ててきた労苦が認められてきたということ。短い物でも半年、長いものになると3年以上も掛けて農家さんが育ててきたお花。ここ数年の単価では経営が成り立っていきませんでした。生産に必要な資材も燃料費も年々上がってきているのに自ら育てたお花の単価は上がるどころかじり貧状態だったのです。

 

おうち時間を花を育てることで過ごそうとする方が増えてきたことも大きく背中を押しています。観葉植物が大ブレークしました。カーネーション、あじさい、洋蘭、バラ、カラー、ブーゲン、カランコエ、リーガーベコニア等々お花屋さんに花が溢れています。一年で一番お花が売れる=母の日。お母さまへの感謝の気持ちを込めて、財布のひもをちょっとだけで良いので緩めてお花をお買い求め下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤフーブログ時代にブログ友さんからいただいた素敵な言葉

 

お花はこころの贈り物