鉢屋さんの会社は読んで字のごとく植木鉢を扱う会社です。昭和から平成の前半までは自社工場が稼働していて成型から焼成まで工場で作っていました。時の流れに押されて今ではほとんどの物が輸入品です。相手国は中国・ベトナム・韓国・チリ・台湾。このうち現在陶器を輸入しているのは中国だけです。
輸入を始めたのは平成2年から。同業者では最古参の部類に入ります。たとえ植木鉢と言えども国産と中国産では品質に差があります。大きな違いがあります(笑) 苦労の連続です (汗)
中国の工場と30年以上のお付き合い。メーカーだった頃の知識と経験で指導し怒りまくり、、。随分と良い製品が送られてくるようになりました。
それでも丸いはずの植木鉢が楕円形になっていたり、ちょっとした色ムラがあったりお客さんには販売出来ない状態のものが入っています。
お客さんに売れないものは産廃代を払って処分するしかなかないのですが弊社では会社敷地内に「無料です!ご自由にお持ちください」と書いたパレットを置いて近所の方に配布しています。通りすがりの方もw
このパレットに満タン置いておくのですがアッというまに空になります。
わずかに小鉢が残ってるだけ、、、。
以前製造業だった頃は山の中に工場があったのですが今は住宅地の中に倉庫兼事務所があります。コンテナが入ってきたりトラックの積込みしたり注意はしていますが近所のご迷惑になってることもあるかも。
鉢屋さん 高額な産廃代の節約になる
近所の方 無料で鉢が手に入りおうち時間の楽しみに
花業界の方 鉢をゲットした人がお花屋さんに走りお花が売れるようになる
三方がハッピーになれる
せっかく作った植木鉢も捨てれることなく利用されていく
これぞSDGs!