頑固親父とんかつ狂想曲 | I can・・・ はちやまのヒーロー塾☆

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新しいことに挑戦し続ける塾長のブログ。
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あよん☆

 

最近、綺麗なお店が増えてきて、

 

サービスも行き届いていて、すごく素敵だな〜って思う反面、

 

ちょっとしたことでも「んっ?」って思うようになって、

 

なんだか心に余裕がなくなってるんじゃないかな〜って思う今日この頃。

 

 

 

 

余裕がないってのはよくないよね。

 

 

 

 

だからね。

 

最近は基本的に何があっても怒らないようにしている。

 

 

 

 

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今日は第1回総合模試の塾内受験者の答案を届けるために

 

北国新聞社に行く予定があった。

 

 

ちょうど嫁さんも金沢に行く用事があるってことで

 

一緒にドライブがてら足を運ぶ。

 

 

 

 

梅雨入りしたのかしないのか。

 

お天道様も絶好調でこのまま夏になるんじゃないかってくらいのいい天気。

 

 

じゃ、ここはいっちょ景気付けにとんかつでも食べていこうってことで、

 

昔からあるとんかつ屋さんに行ってみることにした。

 

昔からあるにはあるが行ったことがない。

 

美味しいという噂を聞いたから、嫁さんがどうしても食いたいっていうからそこに決めた。

 

 

店の前には

 

「頑固親父がやっています。1時間待ちは当たり前です」との看板が。

 

お、こいつは豪気だね。

 

こういうお店は美味しいってのは相場が決まってて、

 

こっちの腹にも気合が入るってもんだ。

 

 

 

 

 

 

と勇んだものの勝手がわからない店内。

 

空いてる席に座ればいいのか、待っていればいいのか。

 

ここはあんまり出しゃばっちゃいけないと、入り口で待つことに。

 

 

 

忙しそうにしている親父。

 

みるからに頑固親父。

 

いや、名札に頑固親父って書いてあるわけじゃないが、一目でわかる頑固さ。

 

 

 

その頑固っぽい親父が、目線をちょいとあげてこちらをちらっと見て、

 

「予約?ちがう?じゃ、座って待ってて」

 

愛想のかけらもないやりとり。

 

 

よく見れば眉間に「頑固」って書いてある。

 

いやいや、実際に書いてあるわけがない。

 

その眉間のシワがそう見えただけ。

 

 

 

今時「いらっしゃいませ」もない店はめずらしい。

 

まさに看板に偽りなしのガンコ親父!

 

そりゃそうだ。

 

お化け屋敷でも肝心のお化けが怖くなかったらてんで拍子抜けだ。

 

頑固親父はこうでなくっちゃ!

 

こいつは面白くなってきたぜ☆

 

 

 

 

 

 

で、店内を見渡してみると大繁盛!

 

店の中にはわいわがやがやと人が溢れている。

 

店員のお姉さんも忙しそうに、とんかつを運んでいる。

 

 

 

それを見ててもしょうがない。

 

待っている間に注文を決めて、呼ばれるのを待つ。

 

 

 

「どうぞ!」というウエイトレスのお姉さん・・・

 

 

と言っていいのかどうか判断できない店員さんが案内してくれる。

 

普段はなんとも思わないこの人の笑顔が女神のように見える。

 

その笑顔に免じてお姉さんってことにしておこう。

 

 

 

そのお姉さん、席に案内してくれるのはいいが床がとてつもなく滑る。

 

油を毎日使っているから仕方がないんだと思うんだけど、めちゃくちゃ滑る。

 

 

案内してくれるお姉さんに置いていかれるくらい滑る。

 

マリオの氷のステージを思い出すくらいツルツル滑る。

 

 

とんかつを食べにきたっていうのに、こいつは面白いサプライズだ!

 

 

お姉さんたちはこの上をとんかつやら味噌汁やらを持ちながら歩いているの。

 

すごいよね。

 

忍者かな?

 

 

 

サプライズアトラクションのおかげで人生でこんなに席に着くのが難しく感じた日は初めて。

 

そんなこんなで席について、決めておいた注文をすると・・・

 

 

 

 

なんと!

 

で出てきた。

 

 

 

あの親父、さてはオレらの注文聞いてやがったな。

 

無愛想なくせになかなか粋なことをしてくれるじゃないかっ!

 

 

 

しかも、そのとんかつがぶ厚いのなんのって。

 

サービスなのか嫌がらせなのかってくらい厚い。

 

しかも、熱い!

 

 

下あごと上アゴをダブルで火傷をさせるハイスペックとんかつ。

 

 

また、とんかつにはキャベツってんで、

 

山のように盛ってある。

 

食べても食べても減らないくらいに盛ってある。

 

 

っていうのは話を盛りすぎてしまったわけだけど、まぁ、普通のとんかつ屋よりちょっと多いくらい盛ってある。

 

 

 

とんかつの味はおいしく、満足はできたわけで大繁盛の原因を察する。

 

 

 

 

 

そして、さらに忘れちゃいけないのが空調。

 

 

これがまったく涼しくない!

 

食べてる間に汗がどんどん出てくる。

 

隣の席のおじさんたちは水を何杯も飲み干している。

 

とんかつを食べている矢先に、汗を流させてカロリーを消費させてくる作戦か。

 

 

 

そして、汗をかきながら完食した。

 

 

 

メシを食い終わったらさっさと退散するってのが礼儀っていうもんで、さっさと帰り支度をする。

 

 

 

 

 

 

しまった!

 

帰りもツルツル床かっ!

 

行きはヨイヨイ帰りはコワイとはよく言ったもので

 

「生まれたての子鹿かっ!」ってくらいの歩みでお会計にいく。

 

 

 

不思議なのはオレの嫁は一切滑っていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・忍者か?

 

 

 

 

 

 

無事ノーミスで床をクリアし、会計にたどり着く。

 

 

よし!最後だ!

 

オレの渾身の「ごちそうさま」を聞かせてやるか!

 

 

「ごちそうさま!

 ありがとうございます!」

 

 

 

 

店の迷惑にならないように、なおカツ親父に確実に届く声で。

 

 

 

さわやかに、なおカツ、力強く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親父「・・・」

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませ」に続き

 

「ありがとうございました!」もなしかい!

 

 

 

その頑固一徹!

 

 

気に入ったぜ!

 

 

 

親父!

 

これからも体に気をつけて

 

末永く元気でやってくれよ!

 

 

 

 

 

多分、

もう二度と行かないからな!

 

じゃ、ばいやい☆