こんにちは。
いろいろ書く記事が溜まってますが先ずは7月オリンピック連休に走って来たSR600奥入瀬から。
このコースは青森の八戸駅スタートし岩手県へ南下、小岩井農場から雫石そして秋田県田沢湖、アスピーテラインで八幡平、安比高原から十和田湖へ酸ヶ湯温泉、八甲田山さらに奥入瀬渓流、キリストの墓をラストPCで通過して八戸駅に帰って来る600km。いろいろ見どころ満載、立ち寄りポイントも多数、時間もある程度取れるし、走り方、楽しみ方は走る人のまさに自由だ〜!!というコース。
●計画
7月の連休、基本Min滞在の2泊3日。当日移動、到着即スタートなのでスタート時間は自ずと決まってしまいます。そして最初の宿泊はホテルでもない限りチェックイン時間が20時くらいまでに限られるので、選択肢は数少なくどうしようかと思案するところ。いろいろ検討しましたが夏の暑さを避けるためにも初日の夜はそのまま走って、2日目は早めに宿に入り、夜中出発するという1泊作戦にしました。
※タイトルは2泊3日と書いてありますが実際は1泊なのですσ(^_^;)
ざっくりと計画は以下の通り
・スタート八戸 10:00 はやぶさの八戸到着が9:21なのでこの時間。
・PC1平庭高原14:30 食堂で遅めのお昼にして岩泉あたりで18:00、PC3早坂峠20:00くらいか。
・PC4小岩井は24時過ぎ、夜通し走って田沢湖のローソンに立ち寄り、PC5男神橋3:00ごろ
・アスピーテラインを上ってPC6藤七温泉8:00過ぎに到着。ここポイント、ひと風呂浴びて休憩
※8時からオープンということなのでこれ以上早く着かなくても良い。
・安比370km、休憩。早ければ11:00着、適当にお昼にして宿へ
・ゆっくり休んで夜1時過ぎ出発、残りは240km
PC7秋田県境は5:00、そして十和田湖へ
・酸ヶ湯温泉10:00くらい、温泉入るのもあり
・奥入瀬の入り口11:00過ぎ、当然バラ焼!
・奥入瀬渓流をちょいちょい観光しながら走ってラストPC キリストの墓15:00
・八戸17:00には到着
というラフな計画で行くことにします。
安比の良さそうな民宿を予約、コンビニと立ち寄り場所などチェックして朝一のはやぶさを予約して準備は上々です。
●実走時間
さて、実際は以下のような時間でした。
Start 八戸駅 0km 10:00
PC1 平庭高原 77.5km 14:39
PC2 安家洞 118.8km 17:05
PC3 早坂峠 162.5km 20:47
PC4 小岩井農場 230.2km 24:27
PC5 男神橋 289.5km 4:30
PC6 藤七温泉 335.2km 8:52
※安比高原 370km 12:30〜24:30
PC7 秋田県境 437.8km 4:06
PC8 虹の湖 489.5km 7:31
PC9 笠松峠 517.6km 11:05
PC10 キリストの墓 578.3km 15:27
Goal 八戸駅 609.2km 17:23
完走タイムは55h23m
前半は大体予定通り、雫石を過ぎてからアスピーテライン以降の上りではそれほどぺースが上がらずにちょっと苦戦しました。また田沢湖のローソン夜中はクローズ、補給食が買えず上りの手前で補給がなくなりパワー不足な感じでした。
・天気
お天気は1日目曇り、2日目は晴れ、そして午後かなり激しい雷雨、(自分は安比の宿にいたのでこの雨は影響なし)3日目は晴れ。全体的に東北としては気温高めで晴れた2日目、3日目は30℃を超える気温でしたが1日目は曇りとミスト状霧雨で涼しく走りやすいコンディションでした。
●走行状況
ここからは簡単に状況や走った印象などを書きます。
・スタートまで
当日移動で最寄り駅5時出発、はやぶさ1号で八戸へ。自転車を一番後ろの席の後ろに置かせてもらって一安心。
・大宮からはやぶさ
やはりはやぶさは速い。八戸駅には予定通り9:21 到着、いつもようにコインロッカーに不要な荷物を預けてスタート準備。駅前のローソンで買い物してスタート。
・スタート、ここの場所、真下にいるのに分からなかったσ(^_^;)
・PC1〜PC3
この辺は特にキツい上りもなく普通のブルベっぽい感じ。荒れたところもなかったかな。ガスっぽかったけど時々ミスト状の霧雨
・途中の林道
・トイレ休憩で立ち寄った道の駅やまがた
となりに焼き肉屋さんあったけど、売店はなかったような。
・こんな風にポスター貼ってあった。
・そこまでキツくない感じでPC1平庭高原
・食堂で行者にんにくラーメンとライス、ラーメンは程良いニンニク風味で優しい味。
食堂のおばちゃんから「あなたも八戸からたくさん走ってまた戻って来るの?」って訊かれるのでそうです、と言うと朝方3人くらい自転車の人が来たよ、とのこと。同じコースを走っているランドヌールがいると思うと心強いですね。美味しいラーメンごちそうさま。
・PC2安家洞、日本最大という
・岩泉町に向かいます。
コース予習の時なぜか岩泉町内を通過すると思い込み、地元のイタリアンレストランで蟹のパスタ食べちゃおう、ローソンで買い出しも出来るし、なんて考えていたのに、T字路を右折、あれこれちょっと違う、どんどん山の方に行くのでもう一度良く見ると全く街中は通過しないじゃないか。この先コンビニも商店もない、このままでは途中で補給が尽きるので、さっき通り過ぎた小川町のスーパーに引き返し。
・途中、タヌキ君に遭遇
・小川町のスーパー、ここがあって助かった、ここでパンで補給。おにぎりとかはなかったかな。
岩泉町まで行ってもよかったかと思うものの、まぁいいか。
・途中の道の駅三田貝分校に立ち寄り
・やはり龍泉洞は有名
日も暮れてナイトライドに突入、音楽かけながらゆるゆる進みます。
・PC3早坂峠
・PC4〜PC7
ここから盛岡方面へ、途中盛岡近くのコンビニに寄っていろいろ買い込んで行きます。
・PC4小岩井農場、なかなか看板無くてちょっと行き過ぎたかと思ったが、こんなに大きな看板見逃すことは無いか。
日付も変わり、ナイトライドも盛り上がる時間帯に入ってきました。雫石を抜けて田沢湖へ向かいます。基本的に道も悪く無いので夜でも大丈夫。車もそう多くないし眠気も無し。途中の道の駅 雫石あねっこに寄ろうかと思ってましたが、トラックとかたくさん止まっていたのでパスしました。仙北市からそろそろ田沢湖あたりなのですが、コース上からは夜だし全く分からず。この辺でローソンがあるはずと走ってましたが、着いてみると店は真っ暗、ちゃんと調べればよかった、盛岡のコンビニである程度は買ってあるので何とか凌ごう。
・宝仙湖に上って行くうちにだんだん明るくなって来ました。このあたり熊が出るので注意ってことで音楽かけて走ります。
・夜明けの景色
・19℃涼しくて走り易い
ちょっと音楽を止めると静かな森の奥から「ヒー、ヒー」って鳥の鳴き声が聞こえます。トラツグミ、鵺(ぬえ)とも言われていてちょっと気味悪い感じで捉えられていますが、その姿はなかなか可愛いらしくちっとも不気味じゃない。
トラツグミの他にも朝方の鳥たちのさえずりを聴きながらゆるゆる走ります。
・美しい夜明けの宝仙湖。この景色今回一番印象的でした。
・そして玉川ダム
いくつも橋を渡ってPCに到着。この橋は渡らなかった。
・PC5、4:30 すっかり明るくなりました。
さてこれからアスピーテラインに入って八幡平へ。ちょっと眠気が出てきたのでカフェイン入りパワージェルを補給。
この辺りからずっと上りSR600のコースらしくなって来ました。そのうちになんかお腹減ってきておにぎり、ナッツ、チョコ、ゼリーなど残りの補給食のほぼすべてを投入、さらに続く上りに備えます。それでもなんかイマイチ、温泉のオープンを考えればそんなに急がなくても良いのでゆっくり進みます。
・途中地面から煙が上がってました。
・そしてようやく八幡平、あいにく曇りで景色はあまり見えず。
先ずは2日目の朝にPC6藤七温泉への立ち寄りが自分的ポイントだったのでこのペースならまずまず。
・PC6 藤七温泉到着。ちょっと遅れて8:40
先程パスして行ったランドヌールの方が椅子に座っておにぎりを美味しそうに食べてましたね。温泉とても気持ち良かったって話をしてから自分もいざ温泉へ。
・懐かしい感じの温泉です。
脱衣所から浴室に入ると白く濁ったお湯が、軽く身体を洗ってからまずは室内の浴槽へ。湯加減もちょうど良く、ずっと走り続けて来たので隅々に沁みます。久々に擦れたお尻にもちょっと沁みます。浴室内には自分の他誰もいない、これは皆さん外に行ったなと思って扉を開けて露天の浴槽へ。木の板の道を下って浴槽の一つに入ります。山の中の温泉って感じで凄い開放感、バツグンです。自分の入った浴槽はぬるめ、周りの景色を感じながらゆっくり浸かってました。
すっかりリフレッシュ、ありがとうございました。リンク貼っておきます。
・温泉好きの方は是非寄ってほしいところ
2日目はよく晴れてかなり暑くなって来ました。温泉でパンを買って食べてましたがまだまだ不足気味。
・安比高原駅手前の食堂でお昼、カツ丼とざる蕎麦をいただきます。
反射ベストが工事の警備員に見えたらしく、お店のおじさんに「今日はどこの現場?」と声をかけられてしまうのでした。
駅前のローソンで買い物してから14時頃には宿到着、ちょっと早いけどご厚意でチェックイン。
・コース上の民宿 たちばな、汗を流してお洗濯
昼寝をしているうちにゴロゴロ、気付いた時にはひどい雷雨でザァザァ降り、屋根の下に自転車置いてあるけどこれでは濡れてしまったなと思ってたら、宿のおばちゃんが自転車を乾燥室の中にしまってくれる神対応、とても助かりました。
・18時頃には美味しい晩ご飯、夜スタートに備えてご飯おかわりガッツリ食べときます。
・グツグツした鍋の蓋を開けるとお肉です。ごちそうさまでした。
すっかり雷雨も抜けました。
お腹いっぱいの後はお休みなさい。
24時前に起き出して、24:30 に出発。ゆっくりしたので予定より早め、たちばなさんありがとうございました。
・少し走ってローソンへ、晩ご飯たくさん食べたけど、補給大切なのでちゃんと準備します。
PC7までは60km、もう少しあるかくらい。夜道を進みますが、道は荒れていないし走りやすい。
・月が綺麗な夜でした
こんな月夜に1人山道を音楽をかけながら時折り息を切らして上り、そして下る、ブルベの醍醐味です。そうこうするうちに2回目の夜明け。音楽を止めて静かに走っているとトラツグミや他の鳥たちの鳴き声が聞こえて、なかなか良いです。天気はちょっとガスってますがとても涼しい。
・いくつかスノーシールドを通過してようやく来ましたPC7 秋田県境、ここからは再び秋田県。
・PC8〜ゴール
ここから十和田湖へ降りて行きます。十和田湖と言えば観光地なので24時間のコンビニくらいありそうな感じですが、コース上には朝方から開いているようなお店は無し。湖を横に見ながら進みます。実は野鳥好きとして十和田湖あたりで「アカショウビン」に会えなくても鳴き声くらい聞けないかなと密かに期待していました。アカショウビンはカワセミの仲間で火の鳥と言われるようにその身体は赤く、川辺というよりも森の中に住んでいてキョロロロ〜と特徴的な声で鳴く、とても人気のある野鳥です。
でそんなことを思いながら走っていると、キョロロロ〜って聞こえてくるじゃないですか!
・姿は見えないけどアカショウビンの鳴き声
声も録れたしこれは本当に嬉しい。これだけでもとてもラッキーでした。
・桟橋が見えたのでこんな感じ撮って見ました。
けっして某湖のキャンプ場ではない
・途中の自販機でこの辺限定のブルーベリー、ブルーベリーぽかった。
十和田湖を離れて虹の湖へ
・それなりの斜度の上りがあってやっぱりSR600のコースって思いました。
・そばの浅瀬石川ダム、こんな枠が。
・拡大するとこんな感じ。Insta映え狙いですね。
ここからは酸ヶ湯温泉、八甲田へ向かって上り、今日も天気良くて、強い夏の日差しを受けながら上っていきます。
・スノーシェードの日陰がありがたい
・橋の下はこんな感じ、かなり高い
・酸ヶ湯温泉到着、暑さの上りでかなり消耗しました。
アイスコーヒーとベリーのスムージーが入り口付近の売店で売っていて、どちらにするか迷った末にアイスコーヒーをChoice。
・アイスコーヒー、美味い
でもって、まだ物足りないので結局スムージーも買ってしまいました。
・ベリーのスムージーもgood!
ここで温泉に入って行こうと考えていましたが、ここまでキツかったので、まったりしてしまうとリスタートがかなりしんどくなりそうなのでここは立ち寄らずにそのままスタート。
・そして程なく八甲田山、PC9 傘松峠
ここから下っていよいよ奥入瀬渓流へ
でもその前に、忘れてならないのは上高地食堂でバラ焼定食。
・11:40 くらいに到着、まだ混む前でした
・早速バラ焼を注文、こんな感じで玉ねぎとお肉をまぜまぜしつつ焼いていきます。
・玉ねぎとお肉をすき焼きのように卵で食べる、これが美味しい。
アツアツのバラ焼定食、とても美味しいかった。
自分が食べているうちにどんどんお客さんが来て、出る頃には外にちょっとした行列が出来てました。
下っていよいよ奥入瀬渓流、そのまま過ぎるのはもったいないのでちょいちょい止まっては流れを眺めたり、写真撮ったり。
・涼しげな渓流の流れ
・そして雲井の滝
雲井の滝は涼しくてマイナスイオン浴びまくりな感じ。
・動画も撮ってみた
奥入瀬渓流沿いの道はそれほど道幅も広くないのに車多いし、駐車車両も当然多い、ゆるい上り基調でかなりデコボコ、正直走りにくかった。
さてラストPCのキリストの墓を目指し進みます。途中の山道では虫が多くて参りました。今回準備したハッカ油の効き目も気休め程度、アブ、藪蚊、めまとい(顔の周りを飛び回る小さい羽虫)など、これは防虫対策をちゃんと考えないと。
・途中、道の駅でソフト休憩、眠気覚ましにジェルも投入
そして新郷村へ、そこかしこにキリストの墓の看板があって村でキリストの墓推しのようでした。
・キリストの墓、ラストPC
・いかめし、なかなかです
・せんべい汁もgood
八戸最終、20時過ぎのはやぶさでしたが、無事12時半には帰宅、楽しいSR600でした。
SR600奥入瀬、冒頭書きましたがいろいろな楽しみ方、走り方が出来るコースと思いました。今度は5月くらいに田沢湖巡りしたり他の温泉にも行ってみたいかな。
コースを作って下さったスタッフの皆さまありがとうございました。
Stravaのライド記録です。
https://strava.app.link/6bIxLE8Mzib