
前作の「蜜家族」が私の中では「アッチャーーーッ、失速したわ~」な評価だったので
この2作は友人の感想を聞いてからにしようと、ずっと保留していた。
が、友人たちは揃って「よかったよ」っていうので、購入&一気読み。
そうなの、一気読みできるってことは「良かった」の。
宮緒さんお得意の「執着」「ワンコ」はしっかりイキ❤
「愛犬志願」の方は、もうそうもの「ワンコ」だけど、最強ワンコ。
しかも「もののけ」
呪詛だ陰謀だと、ドロドロしてた部分もあったけど、
表紙の可愛いワンコ(こちらも物の怪だけどとっても弱い)のけなげさで癒された。
このちびワンコはもっと活躍してもいいのに。
ただ、攻めの描写が「超絶美形」なんだけど、イラストではただの「陰険メガネ」になって
しまったのが残念。
そしてもう一作、「地獄の果てまで追いかける」こちらの攻めも美形。
しかも愛犬よりもさらに美形の設定。
イラストは葛西さんなので文句なし。
宮緒さんの攻めは受けよりもキラキラした修飾語が多いけど、
こちらは今までで一番美形のはず、女装して女王様のようにふるまってる。
こちらは前世の記憶と絆と現世での関係と、
いろいろ錯綜するけど基本は「ドロドロ」。
BLだし、綺麗にまとめたけど、正直私はこんな男はいやだ。
こんなおっそろしい関係も願い下げだけど・・・・
まあ、本人たちは幸せなのでいいか~。
でもこの関係って、最終的に「めでたしめでたし」で終わらないような気がする。
2冊続けてどっぷり執着系を読むと憑かれる・・・・いや、疲れる。
いずれにしても、宮緒さんはもう新人じゃないね。
しっかり自分の世界を構築。
蜜家族で失速した気がして様子見したけど、これならまた次も買おうと思う。
・・・・ なんかわたし、えらそーーー・・・・