
精神科医の浅野克哉は、
悪夢に悩まされていた。
――それは顔の見えない男に監禁され、
犯され、「愛している」と囁かれつづける夢。
夢と現実との接点を持つ、
連続殺人犯が現れたときいつしかその夢は
現実との境を越える――
連続殺人犯に魅入られた
連続殺人犯に魅入られた
精神科医の運命とは!?
アメリカ・アジアを中心にアメコミで活躍する
咎井淳(Jo Chen)が官能BLに挑む!!
既にあちこちで紹介され、かなりの話題になっている「咎井淳」BL初コミックス
元々同人誌で書いていたものを翻訳して発表とのことらしいけど、
BLというには少々、重く、暗く、当然ハッピーエンドの予感も全くしない作品。
日本が舞台なんだけど、内容は、アメリカが舞台でFBIかなんかの設定の方がしっくりくる。
原作と作画が別々だけど、ともにアメリカ住まいなので、そっちの感覚なのかも。
この1巻で終わりではないようなので、完結してから読めば良かったかな~とも思う。
お話がかなりダークなので、このままサイコの話になるのはちょっと怖い。
攻めが連続殺人犯なのでしょうがないけど、痛いシーンは苦手なんだよ~。
でも、そんなことを払拭するくらい、画力が凄い!!
官能BLに挑むってくらいだから、もちろんそういうシーンも多いんだけど
とにかく絵が「美しい」。
原作者よりも作画担当の咎井さんの話ばかりになるけど、
お姉さんも絵を描く人で、美人姉妹との記述もある。
やっぱり漫画家さんは描く絵に似るのか、自分に似た絵を描くのか・・・
いずれにしても、これを出版したリブレは偉い。
最近リブレ作品がなんかたるくて手を出していなかったんだけど、
流石老舗だけのことはある。
とりあえず2巻でバッドエンドにならないことを祈ろう。