
「ナナ メグリ」 「ナナメ グリ」 「ナナメグリ」
どこできればいいのかさっぱりわからないけど、「花恋」コミックスから2冊目が出た漫画家さん。
デビュー作の「恋を語らない唇」は短編集で5作収録なんだけど
タイトルはそのどれでもない。
1冊目巻頭の 「流星の下で」
「心なんかなくても抱ける。ゲイなんて、みんなこんなだろ?」
大学生の川元が抱くのは、一夜限りの相手ばかり。
ある日、大学事務員の黒木と出逢い、いつものノリでベッドに誘うと...。
「君、いつもこんなことしてんの!?」
黒木は学生の頃からもう7年も、教授に片想い中だった。
「側にいるだけで幸せ。」
そのひたむきな姿は、川元の心を捕らえてゆくが...。
これが恋というのなら、好きになるだけ、苦しいだけ...?
期待の新星・ナナメグリが紡ぐ、青年たちの恋模様。待望の1stコミックス!!
大学生の川元が抱くのは、一夜限りの相手ばかり。
ある日、大学事務員の黒木と出逢い、いつものノリでベッドに誘うと...。
「君、いつもこんなことしてんの!?」
黒木は学生の頃からもう7年も、教授に片想い中だった。
「側にいるだけで幸せ。」
そのひたむきな姿は、川元の心を捕らえてゆくが...。
これが恋というのなら、好きになるだけ、苦しいだけ...?
期待の新星・ナナメグリが紡ぐ、青年たちの恋模様。待望の1stコミックス!!
ネタばれすると、川元君は恋のキューピッドになって失恋してしまうお話なんだが、
とっても爽やか~~なの。
視点が第三者ってのも面白いし、川元君のひげも良い。
ちゃんと書き下ろしで川元君レスキューされてるから、文句なしの良作。
ほかの4作品も、ちょっと切り口が変わっていて、内容的にはよくある話だけど
なんとなく新鮮に感じる。
これは期待大の予感がして、2作目を待ちかねていた作家さん。
「俺と上司の恋の話」
新入社員の高梨は、初めてできた上司の徳永がゲイであることを知る。
しかも、彼の恋のお相手は社長の古谷で、そのことは周知の事実。
ゲイ受け入れモードの会社についていけないと思いつつ、一途な徳永の想いに触れ、
気づけば徳永を目で追ってしまう高梨。
あれ?この気持ちは…恋! ? ノンケ部下とゲイ上司のとってもキュートなラブストーリー。
待望の2作目がこちら、連作7本。
社長の古谷さんってーのが実に素敵。
ゲイではないんだけど、ものすごく懐の深いお方で、過去の友人との切ないストーリーも1本。
わき役たってるよー、主役食ってるよ、この社長。
でも、総じて優しいお話だから、読んでいてホンワカ気分。
せりふ回しがモロ私好み、テンポ良くて絶妙なのですいすい読める。
絵もちょっとレトロな雰囲気があって、きれい。
ちなみにエロ度は低い(1冊目はエロなし)けど、も、全然いい。
むしろ生っぽくなくて私は大歓迎。
連作の中に1本だけ高校生のお話がまじってるんだけど、
心に乙女のいない私でも、ちょっとキュンとしたわよ。
カバー下の4コマも面白かったし、久々に自分にあう漫画家さん見っけたって感じ。
3冊目が楽しみな作家さんだ。