吉田ナツ 字書きさん | はすののブログ

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小説JUNEの「中島梓の小説道場」出身作家さん。
 
切ない系がお得意で、デビュー作
「ダブルベッド」のものすごーーーく
いじらしくて、控えめでなんだけど、
それに輪をかけてネガティブ志向の受けが可愛くて、
以降、新刊が出れば追っかけている作家さん。
 
続く「雨のように、愛のように」「恋をしてはいけない」で
切ない系王道作家さんの「買い」確定。
 
でもその後、切ない路線からちょっと離れたこともあり、いま一つ精彩を欠いたような気がしていた。
 
別に切ない系じゃないとダメというわけではなく、色々な作品を書いてくれるのは
大いに喜ばしいし、受け入れ態勢もできているんだけど、
どうにも宙ぶらりんな感じが否めなくて・・・
 
文章は読みやすいし、展開も無理はないし、面白くないわけではないのよ・・・
単に萌えのツボが合わなかっただけかも。
 
それでも出るたびに読んではいたけど、ついつい後回しになっていた。
 
それがこの「終わらない恋の約束」で萌え再燃。
 
イラスト見るだけだと「大人リーマン×高校生」の年の差カップルに見えるが
「会社社長×バーの雇われマスター」  
 
正直この設定にこの挿絵で引いたんだけど
「ものすごーーーーく童顔の店長」という説明に、無理やり立て直して読んだ。
 
 
生真面目な社長さんと、とっても奔放で軽ーーいノリでエッチができちゃう受けのマスター。
 
あまりドロドロしたところも無くサラッと書いてあるけど
徐々に気持ちが変化していって、真面目に恋愛に向かうようになったマスターの
心情が、すごく分かりやすいし、適度に切ないエッセンスあり。
 
多くを語らなくても、伝わるものがあるんだ!!
ナツさん新境地!!!
 
これはレビューせねば、と写真を撮ったのが7月のこと。
 
最近長い文章書けなくなっちゃってね~ ・・・・・・・ どんだけぐうたらしてるんだ自分!!
ちょいと温めすぎだわね。
残念ながら当初の勢いはないけど、「良かったわ~」
という雰囲気だけでも伝わればいいってことで。
 
 
 
ただ、この作品、残念なのはイラスト。
 
と言っても、ヘタなわけじゃない、むしろ絵柄としては大好き。
ちゃんと美人だし、デッサンもしっかりしてるし、顔に必要以上の斜線はないし、
この絵柄でコミックスなら「買い」ってくらい単品としては気に入った。
 
でも、どーーーーー頑張っても、どんなに「童顔」と説明されても
この顔でマスターってのが・・・・・
 
普段なら挿絵が気に入らなかったら「なかったもの」として読むんだけど
なまじ上手いだけに、無視できなかった・・・
 
改めて「ビジュアルって大事だな~」と思った。
 
 
 
「アクアリウムの中の恋」はまだ積読に入ってるんだけど
こちらは、原点回帰の切ない系みたい。
挿絵が「北畠あけ乃」さんときたら、もう過剰な期待でドキドキ。
 
体力のある時に読むつもり。