「天使の啼く夜」に続く「天使の爪痕」、イラストは奈良さん。
第二弾といっても、続編というよりスピンアウト。
ある男に大切な人を殺された、3人の男たちを軸にした復讐譚
1巻の受氏のお兄ちゃん(攻)とそのお友達でやくざの息子(受)のお話。
★★★★★
1巻も良かったけど、私はこちらの方が断然好み。
大人同士の長年にわたる哀(愛)
高岡さんは最近ちょっと当たりはずれが多かったので新刊買いを控えてたんだけど、
これはかなーーーり良かった。
受氏の切ないこと切ないこと ……
攻め氏も受氏も、長年気持ちを抑えあって友達であろうとしてきた。
一応受氏は「極道の息子」でありながら、心はカタギとして普通に生きていこうとしてる。
でも周囲の状況はそれを許してはくれない。
とはいえ、攻め氏の為に前回、実家の極道さんの手を借りたりもしてるんだけどね。
全体に漂う「やるせなさ」「哀しさ」がなんともいい。
こういうのがBLの良さだと思う。
もちろん挿絵が数倍に引き立ててくれてもいるんだけどね。
この表紙、今まで見た中でもピカイチ!!
高速を走る車のルームミラーに映る二人。
三白眼描かせたら奈良さんの右に出る人はいないね!!
奈良さんの絵は最近益々凄みが加わってきてるよー。
それにしても、BLにおけるビジュアルの影響力は凄い。
どんなに好きな絵でも、これに星野リリィさんが挿絵するわけにはいかんもんね。
最近は「やくざ」=「奈良千春」みたいな …… 今回はやくざでもちょっと違うけど。
もう表紙だけで1冊読んだ気がしてしまう、そんな深みのある絵ですわ。
この天使シリーズ更に第3弾がでる。
またまたスピンアウトで今度は3人目、秘書氏のお話。
うーん、これがすっごく良かっただけに、過剰な期待をしてしまいそうだ…
あーーー、それにしてもコミケの準備まだなんにもしてないよー。
おまけにさ、なんか、どの靴はいても痛くて、足に合う靴がない!!
太ってた時の靴はどれも合わなくなったし、新しく買った靴もどこかしら痛くなるし、
ひどいときは足の裏が痛くなるんだから、靴と言うより、私の足の問題かしら。
クロックスのサンダルだと楽かなあ、でも今から買ったんじゃ慣れる前に足が痛くなったりして
かかとの無いスニーカータイプの靴でもイマイチってんだから困ったもんだよ。