従妹夫婦はとっても動物が好き。
実は我が家のマクンも、この従妹夫婦が我が家へ遊びに来たときに駐車場で泣いていた。
従妹たちがたまらず手を差し伸べて、虐待猫である事を知り保護、おかげでマクンは命拾い。
今現在、従妹夫婦のおうちには2匹の犬と1匹の猫がいる。
もともとは猫と、トイプードルの2匹だけだったんだけど…
従妹の夫が公園を通りかかった時の事。
梱包され放置されたダンボール箱が置いてあった。
厳重に梱包してあったので、さすがに誰も気味悪がってガムテープを外すことなく放置。
でも、よく見るとカタカタ揺れている。
たまらなくなってダンボール箱をあけると、腕に噛み付いてきたミニチュアダックス。
従妹夫は、腕を噛まれながらも、ダックスを抱えて帰ってきた。
生後半年くらい経過していたけれど、躾けも何もされておらず、散歩もされていた形跡は無し。
キズなどはないものの、飼育放棄されていたワンコであることは間違いない。
当時従妹宅には既に猫と犬がいて、おまけに従妹は妊娠中!!
かなり人間不信に陥って、すさんだ様子のダックス君。
もちろんトイレなどの躾けもされていなくて、初めはとても大変だったらしい。
先輩犬のプードル君がとってもフレンドリーないい子で、ダックス君の面倒をよく見てあげた。
そのうちに、トイレの仕方などプードル君を真似るようになってきた。
従妹夫は、増えたワンコの分も食い扶持を稼ぐために仕事を頑張り、
従妹は大きなお腹を抱えて、つわりに苦しみながらワンコ、ニャンコの世話に頑張った。
そうして、従妹達が根気よく接しているうちに、徐々に人間を信頼するようになって来たダックス君。
これなら里子に出しても大丈夫と判断、飼いたいという里親さんも現れたのだけど
それを察した2匹が、今まで聞いた事も無いような悲痛な声で啼きだした。
見ていた従妹達も思わずもらい泣きしてしまい、結局里子に出すのを中止。
そして現在。
当時お腹にいた子供は、「ワンワン」「ニャンニャン」が言える様になった。
もともとフレンドリーなプードル君はもちろんのこと
人間不信だったはずのダックス君は人間大好き犬に大変身!!
ということで、この2匹の写真を撮るのはとっても大変なの。
とにかく好き好き攻撃をして、すがりつくわ、なめまわすわで、オチオチ写真なんか撮れない。
ボールを放ってやって、やっと撮れた写真がこれ。
この従妹夫婦には、きっと動物からの恩返しがあると思う。