
1955年に初ノベルズ出版、同人活動はしっかり続けているけれど、商業誌は進まない作家さん。
商業誌での作品数自体がとても少ないせいもあるんだけど、
「愛に縛られて」シリーズが最近文庫化になって再リリース。
何年も待ち焦がれていた続編が出るというので、わくわくしていたのだけど
やっぱり延期になってしまった……
ガーデンで聞いたときに「(出るかどうか)ちょっと分からない」って事だったから
まあ覚悟はしていたけどね。
森岡さんは、もともと小説家というより編集さんで、もう長いこと
漫画家の四谷シモーヌ(現在は小説家)さんと同居しながら同人活動をしている。
「愛に縛られて」シリーズも挿絵は四谷さん。
もちろんデビュー作&代表作もこの作品で、私は雑誌掲載時にファンになってしまったから
作品暦とファン暦はともに12年くらい??もっとか??
頭は良いのにどこかお間抜けな大学生の 一樹(受)は同級生に騙され
SM写真のモデルにされそうになる。その撮影に縄師として現れた優しげな青年 操(攻)
ちょっぴり(?)SMテイストで、ソフト調教もの。
この攻め氏、実は御曹司で、しかも同じ大学の上級生というとんでも設定だけど
キャラクターがとっても魅力あるので、すんなり読める。
年齢差は無いけれど、操と一樹は、お釈迦様と孫悟空(いや、ただの子猿)ほど力関係に差があって
しかも結構天然な一樹は、重たいくらいメチャクチャ愛されている激ラブもの。
おバカな一樹君はしょっちゅうポカをやらかしてはお仕置きされてる。
内容はかなりハードだけど、とにかく甘甘 … もう胃もたれしてしまうほどに甘い。
この甘さは癖になる!!
でも私の周りには森岡さんファンがいないのでちょっと寂しい。
森岡さんと四谷さんの同人活動はパロディも含めると多岐に渡っていて
主要なイベントはオンリーも含めて殆ど参加、もちろんガーデン・シティ・コミケは皆勤賞。
「愛に縛られて」シリーズもページ数は少ないながらも、
きちんと発行してくれているので、これからも気長に待つつもり。