【沙野風結子】 【愁堂れな】 小説家 | はすののブログ

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沙野風結子★★★★☆

ものすごくツボに近いところをかすっていながら、これまで当たりが無かった。

そのため、新刊作家買いすることはなく、古本になったら読んで処分を繰り返していた。

ただ、花シリーズはイラストが小路さんだったのと、シリーズ読破していないのでおいていた。

「蛇淫の血」がなかなか面白かったので、リンク作である「蜘蛛の褥」を始めて新刊買い。

そしたらこれがど真ん中! こういう作品を待っていたのよ。

ということで、これからに期待する作家さん。

もちろん過去作品で読んでいないものは全て読破する予定。



愁堂れな★★★★☆


一番人気は「罪シリーズ」だけど、私の一押しは「淫らな・・・」シリーズ。


本人が2時間サスペンスの大ファンとあって、その作品もサスペンス仕立てのものが多い。


「罪シリーズ」は、「エリート刑事×美人サラリーマン」で既刊4冊、もうすぐ5冊目が出る。

もちろんお約束でさまざまな事件が起こるのだけど、二人の絆は確固たる物で、

既に周囲にも「夫婦」と認知されている。

「ラブ」よりもむしろ「ストーリー」を楽しめるおはなし。


「淫ら」は3人の幼なじみとそれぞれの恋人のお話。

「検事×サラリーマン」
 かなり強引な攻めと一途で少々控えめでいながら芯の強い受け。BLのお手本のようなカップル
 
「ルポライター×美人弁護士」
 最初は強引だったのにいまやすっかりワンコちゃん状態になってしまった年下攻めと美人弁護士。
 妙に初々しいカップルになっている。

「刑事×エリートキャリア刑事」
 ちょっと無頼な平刑事攻めとエリート年下キャリア刑事女王様受け。
 私はこのカップルが一番の好み。ツンデレ受けが只今のツボのようです。

作品は多彩で多作だけど、最近少々はずれが増えてきた。

これだけ出していれば好みに合わないものも多くなるのも無理からぬところだけどね。


最新作「禁忌」


佐々木久美子さんのイラストはバッチリだったんだけど、残念ながら私の好みからは外れてしまった。

余りにも展開が唐突で少々説得力に欠ける。ポイントは「赤い糸」なんだけどね。

最後に種明かしがあるけれど・・・・・うーーーん、無理があるような・・・・

ただ、最初から最後までいい人過ぎて馬鹿をみてしまった受けちゃんのお友達に関しては

幸せになるところがみたいので、続編希望。