

しばらく書いていなかったから、もう待って待って……
本当に待ち焦がれておりました 大好き作家 飛沢杏 小説b-boy掲載作。
ビブロスが倒産したときはどうなるかと思ったけど、リブレで無事復活。
というのもこのお方、今は他では全く書いてない。
長く書いていて、初期はそれなりに別レーベルでも書いていたのに、
打ち切りだとか、続刊が出ないとか・・・
ビブロスでもノベルズカットされていない作品が多数ある。
捨てられない雑誌の9割は飛沢作品掲載誌。
マニアックな人気はあるんだけどね。
このところイベントでも新刊出てなかったから冬がどうなるのか楽しみなところ。
で、今回の作品はというと・・・・やっぱり切なかった。良かった。
今回は特殊な・・というかギャグと紙一重の言い回しも少なかった。あれはあれで好きだけど…
「隠花植物」とか「月下美人」とか「夜来香」とか
私が飛沢作品から感じるイメージはこんなところ、ちょっとひっそりした感じがいいの。
一番のお勧めは「熱情」「官能の秘めごと」
ソフトSMとか、調教とかの言葉攻めなんかはものすごく情熱持って書いてる感じ。
もちろん愛はあふれるほど、うっとおしいほどたっぷり詰まっていてもうツボど真ん中。
なかでも、一番多いパターンとしては、
最初に「激しく密かな熱情、愛情」があって、それを口にできないシチュエーションがある。
そこから始まるので、しょっぱなから切なさキュンキュン全開。
今回は幼なじみもので、お得意の「愛し合っているのに思いやりあって口に出来ない二人」。
もちろん設定から胸キュンものでした。やっぱりよかった。
旧「Beast」に掲載する予定だった作品はどうなるのか気になるところだけど、
とにかくこれからも、ひたすら待ち続けよう。