5月12日(日)に、府中市郷土の森総合体育館で夏季東京城西国分寺支部交流試合が行われました。
今回は少年部および壮年部で道場対抗の団体戦も行われました。ギャラリーが表立って応援することは控えるルールではあったものの、普段の個人戦にはない盛り上がりを見せていました。
八王子みなみ野道場の入賞者です。
【幼年チャレンジの部】
優 勝 近藤團丸
【小学1年生チャレンジの部】
準優勝 瀬谷周平
【小学2年生の部】
優 勝 浦邉颯一朗
【小学女子高学年チャレンジの部】
優 勝 近藤慈晏(4年生)
【小学5年生チャレンジの部】
優 勝 佐藤匠汰
【小学6年生チャレンジの部】
優 勝 安友隆翔
【少年団体戦】
第三位 八王子みなみ野チーム(藤田七音、本間風雅、上田陽)
【壮年団体戦】
優 勝 八王子みなみ野チーム(岩城宏、加藤大祐、髙坂直樹)
團丸君は幼年にしてすでに三回目の試合出場ですが、当初ぎこちなかった動きが段々と良くなっています。
元々力も強く、蹴り技も高く上がります。最近はそれがちゃんとした空手の技になってきています。
まだまだ構えが不安定であったり自分からバランスを崩してしまうことはありますが、今後改善されればとても強くなると思います!
周平君は、前回優勝で今回は準優勝、初めて負けてしまいましたが、この先継続的に試合に出る上で負けはいくらでも経験します。カラッとしながら成長の糧にしてほしいです。
一年生にして自分で空手の練習ノートをつけているらしく、取り組み方がとても素晴らしいです!
今回戦った国分寺道場の関根君と杉山君もかなり真面目に練習している動きをしていました。この先支部のみんなで切磋琢磨していきたいですね。
颯一朗君は、近くでは突きから蹴りのコンビネーション、離れたら前蹴りなど、技の使い分けがとても的確にできていました。
少年部の選手の場合、予め技の構成や立ち回りを決めておいても試合ではその通りにならないことがほとんどです。必死に動きつつここまできちんとやるべきことを判断し続けられる子は本当に珍しいです。
今回はフットワークによる回避もとっさに行っていて驚かされました。
これまで何度も対戦している南大沢道場の金井君も、今回は蹴りが出せるようになっていて成長していました。この先学年が上がっても切磋琢磨していってほしいですね。
夏翔君は今回試合初出場でした。勇気を出して自分から試合に出ると言ってくれてとても嬉しかったです。
練習では毎回早めに来て自主練でサンドバックを打ち込み、バシバシっと格好良い打撃ができるようになっています。
試合本番では緊張で自分が思っていた動きができなかったところもあったかと思います。気持ちはとてもわかります!
この経験を踏まえた上で普段の稽古をすることに意味があるので、明るい表情でまた頑張りましょう。
千尋君は今回チャンピオンクラスに初参加。
外部大会に毎度出場している選手たちとの試合でかなりプレッシャーがあったと思います。そんな中でも最後まで反撃の目を手繰っていたのが良かったです。
実際に試合をしてみて外部大会クラスのスピード感や威力はわかったと思うので、今後は練習であのレベルを意識してみましょう。
千尋君は気持ちを立て直す力が本当にすごいので、必ず今回の経験を活かしてくれると思います!
風雅君はみなみ野で唯一個人戦と団体戦の両方に出場!
終始気持ちが空回りしてしまいとてももどかしい試合が多かったです。予め「こうしよう」とこちらと話していたことが飛んでしまっていた印象でした。
やる気はある!素質もある!性格も素直!あとは“やり方”の練習を道場で徹底していきましょう。こちらも全力で応援します!
慈晏さんは組み合わせの関係で4年生にして高学年のカテゴリーで戦うことになりましたが、見事に優勝!
まだ初級なので試合で使える技のバリエーションが少ないのですが、普段のスパーでは全く見せていない上段回し蹴りで技有を取るなど、試合本番で成長を見せてくれました。
元々体も柔らかく技の理解力もあり、自然と左右両方の蹴りを使えているので、今後少しずつ引き出しを増やしていきたいですね。
匠汰君は、今回チャレンジクラス初優勝!
支部内試合で勝ち負けをあまり気にしすぎるべきではありませんが、長年ミットクラスで地道に頑張り続けていたのが形として報われて良かったです。
匠汰君が戦っている試合だとは知らずに「あの青帯の子、上手いなぁ」と思って見ていたら、アナウンスの勝ち名乗りで匠汰君の名前が呼ばれて驚きました。
練習中は相変わらずふざけていますが、やるべき時の集中力、理解力、頑張り具合は本当に凄いです。
瑛大君は南大沢道場の近藤守君と対戦。
来るとわかっていても避けづらい上段、スピードも上手さもある展開に面食らってしまうかと思いましたが、反撃の気概はしっかりと見せてくれました。敗れたものの立派な戦いぶりでした。
試合翌日、すぐにまた道場に来て「次はこうするんだ」と物凄く熱の入った打ち込みを見せてくれてとても感心しました。
基本稽古や移動稽古も一生懸命ですし、このまま真っ直ぐ育っていってほしいです!
七音君は団体戦の先鋒として戦ってくれました。
対戦相手の欠場もあり一回のみの試合となりましたが、落ち着いた試合運びをしていて、選手としての心持ちがかなりできあがっている印象でした。
嬉しかったのが団体戦の応援で声を張ってくれたところですね。普段とても物静かなのですが、仲間の応援で声を出せるのはとても良いことです。
隆翔君は2年ぶり(?)の組手試合復帰となりました。
体調不良により長期休会となっていましたが、こうして心身ともに元気に快復してくれたことが何より嬉しいですね。
…前回、春の支部内試合は準備万端で行ってみたら対戦相手が全員インフルエンザで欠場という事態に見舞われたので、今回はちゃんと試合ができて良かったです。
西東京大会も頑張ろう!
陽君は今回出場予定ではなかったのですが、団体戦のみなみ野チームが組めないため急遽出場をお願いしたところ、即座に二つ返事で参加を決めてくれました。
各チーム大将は国際大会クラスの選手が揃っている中、一番大変なその大将戦を担ってくれました。
重責の中で、気持ちは退かず、過去一番の試合を見せてくれてとても格好良かったです!
プレッシャーがかかる選択に対して「押忍!」のひと言で立ち向かってくれた陽君が今回のMVPです!
諒佑君は、単純な打ち合いの強さではやや抜けていましたが、一戦目、二戦目ともに不完全燃焼感がありました。
気持ち的に弱いということでなく、短い試合時間の中で詰めどころを欠いてしまった感じですね。
これも経験なので、今度試合に出場するときは勝負所で一気にペースチェンジできるように心がけていきましょう!
中学生になっても試合に出続けてくれているのは嬉しいです。強さもあります。外の大会の案内もするので今後考えてみてください。
壮年団体戦はえらく盛り上がりましたね。
普段は支部内試合で見かけることのない国際大会入賞者たちも参加し、見応えのある攻防が見られました。
やはり外部大会で活躍している選手たちの強さが目立ちましたが、そんな中で意地を見せて食い下がっていく対戦相手の姿もまた格好良かったです。
大将として髙村さん・井手さんの二大強豪との対戦を担い、猛攻を受ける中で内股のカウンターを合わせる髙坂さんの勇姿は本当にシビれました。
他チームですが、手数とフット―ワークで高木さんに対して延長戦に持ち込んだ籏野さん、髙村さんから強烈な攻撃をもらいつつ最後まで反撃した松島さん、いずれも素晴らしかったです。
みなみ野の岩城さんと加藤さんも、先日の国際大会の疲れやダメージを見せず、アグレッシブな試合ぶりで勝ち上がってくれました!
またたまに団体戦やってみたいですね。
少年部団体戦チーム!
壮年部団体戦チーム!
選手の皆さんはお疲れ様でした!
審判の雄君、スタッフの昊汰君、ありがとうございました!
応援に来てくれていた龍吾君も、今回の試合を自分の稽古の刺激にしてくれたらと思います。
…壮年団体戦、試合後出場者みんなで飲みに行ったら楽しそうですね。