「日本の成長にどう貢献できるか?(人口、GDP、業績、株価の相関関係から考える)」 3/4  | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

 「日本の成長にどう貢献できるか?(人口、GDP、業績、株価の相関関係から考える)」 3/4 

前述により人口とGDPがいかに強い相関関係があるか理解できただろう。
次に人口やGDPと企業業績や株価がどう関連しているか調査した。

(1)日本の株価が大きく伸びた時期は、人口ボーナス期
・日本の株価が大きく上がった70年代、80年代は人口ボーナス期と一致。
・時価総額1兆円超企業は過去238社存在も、90年以降上場企業はわずか26社のみ。
人口とGDPが伸びる時期は企業業績や株価も伸びる
・今の日本は人口オーナス期(ボーナス期と逆で少ない若者で大勢の高齢者を支える)に突入。
・もし、現代に松下幸之助氏や盛田昭夫氏がいたとしても、パナソニックやソニーは作れない?








(2)株価と業績は連動
・東証一部企業の株価と業績を調査すると、見事に相関。
・一時は株価と業績が乖離しても、いずれ株価は業績に収斂していく。




(3)人口、GDP、株価、業績の関係
・人口とGDPは相関関係にある
・GDPと株価も相関関係にある
・株価と業績も相関関係にある
・従って上記4つは相関関係にある。
つまり、以下のような仮説が成立。
人口とGDPが伸びない国の業績、株価は相対的には伸びない。よって、日本のGDPが伸びない限り日本企業に投資してもリターンは望めない?!

では、人口減少、GDPも伸びない我が国において、我々経済人はどのように動いて行けば良いのだろうか?
次回最終回で示したい。

*「オプトホールディング 鉢嶺登のブログ」バックナンバーはこちらから。
<http://www.opt.ne.jp/holding/ceo/>