『そして、バトンは渡された』
読了。
とても良かったです。
本屋大賞って内容が薄いイメージで
あまり信用してないですが
これは良かった。
主人公や登場人物が魅力的だと
読むことが本当に楽しいです。
主人公の優子は
母の死、父の再婚、父の海外赴任
継母の再婚、離婚、そして再婚
色んな大人のもとを渡り歩く女の子。
しかしそのどの大人からも
愛情を注がれて育ってきました。
こんなうまくいかんやろ
ってところも随所にあって
そこは本屋大賞なのかなと
思ってしまうのですが
それでも愛情のあたたかさを感じて
優しい気持ちになれる読後感。
大人たちの身勝手ぶりを
淡々と受け入れ続ける優子ちゃん
出来すぎた話ではありますが笑
「子どもを持つと明日が二つやってくる」
とても印象的でした。
産みの親ではない大人たちが
優子を大切に思っていた理由。
優子との生活を愛しく思っていた理由。
私も娘のもとにやってくる
誰にも予想できない可能性に満ちた
キラキラした明日を
毎日毎日一緒に迎えているんだなぁ
大人の明日にだって可能性はあるけど
子どもたちのそれには
全然違った輝きと瑞々しさが
あるように思います。
幸せだな。
そんなことを感じさせてくれた作品です。
本屋大賞ってだいたい映画化されますね
それありきなんかなと
商業的な匂いを感じるのも
あまり信用出来ない理由の一つ。
までも永野芽郁ちゃん好きなので嬉しい😊
感動させたるで!みたいな
作りになってないと良いなぁー
★★★★★