こんにちは、はちみつペットクリニックです(。-∀-。)
朝晩だいぶ過ごしやすい日になってきましたね!!
お手入れをさぼっていた観葉植物さんたちに
昨日お水をたくさんあげて、今日はなんとなく元気かな??
さて今回は『ノミ』
急に?!って感じですが、まだまだ日中暖かく侮れません…
簡単ですがノミのお話を…
ノミ…といっても実は約2000種ほどいますΣ(-∀-ノ)ノ
ただ、種特異性が低いので、ワンちゃんネコちゃんに寄生する多くは、ネコノミです。
もちろん、人にも…Σ(-∀-ノ)ノ
ノミの体長は雄で1.2~1.8mm、雌で1.6~2.0mmほど。
小さいですが、目で確認出来る大きさです。
褐色で、体は縦に平べったく、体毛をかきわけて速く動く事が出来ます。
1回のジャンプで体長の約60倍の距離、そして約100倍もの高さを飛びます(意外にアスリート)
吸血に関しては、毎回自分の体重の約15倍ほどの血を吸います。
梅雨前後から活発に活動を始めます。
気温18℃以上、湿度70~90%の環境を好んでいますが、
住まいによってはほぼ通年で生息可能です。(秋冬の暖房などで)
とても身近な生き物です(xдx;)
実際のノミの生活を簡単に…
ノミの成虫は宿主に寄生してから、約10分以内に吸血を始めます。
吸血始めてから数分以内には糞を排泄し、
48時間以内に雌は産卵します!
生涯に平均160個ほどの卵を産みます(xдx;)
動物の体の上で生まれた卵は、産卵後数時間以内に体から床へ…
環境が整っていれば、2から10日前後で孵化します。
幼虫は1~2週間で2度脱皮をします。
主な食べ物は、成虫の糞(乾いた血液)やその他有機物。
約2mm程度の第1齢幼虫から、約5mm程度の第3齢幼虫にまで成長し
成熟すると繭を作ります。
繭の表面は粘着性があり、周囲のゴミをくっつけてカモフラージュします(T∀T;)
約1週間、繭の中でサナギへと変化。
ここでも、環境が整って初めて成虫にかえります!
1年近くサナギのままで生存していることもあるそうです…
成虫にかえると再び新しい宿主を探し、寄生した後、吸血…雌は産卵…
と、ノミのライフサイクルが繰り返されていきます。
このノミのライフサイクルは最短で約2週間ほど、
長くて約140日間で一巡。
環境によって様々なのです!
実際ノミは何故嫌われるのか…(嫌いって決めつけるのも何ですが…
ノミは、吸血する時に動物の皮膚に唾液を注入します。
この唾液には血が固まらないような成分が含まれていますが、
これにより、ノミアレルギー性皮膚炎が引き起こされる事があります!
とても強い痒みが引き起こされるので、
ペット自身、痒みに耐えられず噛んだり引っ掻いたりする事で、
皮膚病はさらに進行していきます(≧△≦)イヤー
またノミは、瓜実条虫という消化管内寄生虫の中間宿主Σ(-∀-ノ)ノ
グルーミングなどで経口摂取してしまい、感染します。
人もうっかりノミの成虫を潰し、万が一そのまま何か食べたりとすることがあれば
感染してしまいます!
さらに、猫引っかき病など人にも感染するような病原体を伝播します。
小さな体ですが、とっても厄介な虫です(-ω-;)
「ワンちゃんネコちゃんがやたら痒がる…まさか?!」
お家のペットがひどく体を痒がる時、もしかしたらノミがいるかもしれません。
ノミはワンちゃんネコちゃんを選んでいる訳ではなく、
ぴょーんと飛んだ先に人がいたら、
そのまま乗っかってみなさんのお家に一緒に来る事になります!(極端な話ですが。
「室内だけで生活しているから…」
と安心せず、もしかしたら飼い主さんが連れてくることも
頭の片隅に置いておいてもらいたいです(●'w'●)
成虫そのものを発見すればわかりますが、
成虫以外でノミがいたかどうか見つける方法としては、『ノミの糞』です。
ペットの体表や体毛にもし、黒い点々としたフケのような小さな塊があった時は
その塊を濡れたティッシュに置いてみて下さい。
赤く滲んでくれば、ノミの糞です。
成虫は血液を吸うため、それが糞に含まれます。
なので、赤く滲みます。
1度確認してみてください(。-∀-。)
お家の中は、ノミが生活しやすい環境がたくさんあります。
こまめに掃除をすることで駆除していきましょう!
またペットたちには、ノミを駆除して寄生を防止する薬があります。
動物病院でペットたちにあった薬をもらって下さい(゚∀゚)
こうやって、ノミがペットを狙っているかもしれませんよ…
(スタッフ犬ラブのお尻画像ですみません…汗
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