富士フイルムがまたフィルムや現像用品の大規模値上げをするようですね。売れていないのだから値上げするのは仕方がないのですが、ただの安物カラーネガでも1本千円前後という一昔前の価格を考えれば異様な高騰の中で、それでもフィルムを使っていこうというならばやはりランニングコストの低減というのは重要な課題になってきます。
フィルムカメラの運用にはカメラのメンテナンス代など細かなものを除くとフィルム代・現像代・プリント代・データ化代というお金が必要ですから、これらをいかに下げるかということがこれからの時代一般庶民がフィルムカメラを運用していくためには重要になってくると思います。
そして自分はこれら4工程のうち最も簡単にコストを削れる部分はデータ化の過程だと思っています。フィルム代は自家現像がほぼ必須である長巻フィルムを使ったりしなければ大きく下げることはできないし(個人輸入などでも多少は下げられますが送料など考えると余程の量を頼まない限りそんなに変わりません)自家現像や自家プリントには(自分も今のところやっていないので詳しくはないのですが)多くの専用道具や技術面など敷居の高さを感じます。(自分でもそうなので初心者からしたらもっとでしょう)
それに比べてデータ化の過程というのはスキャナーにネガシートやスライドを載せて埃を払ってスキャンして、使い慣れている人も多いであろうphotoshop等のソフトウェア上で色などを補正するだけで電気代以外のコストが0になるため、特に特殊な技術なしでフィルムカメラのランニングコストを下げられるわけです。
そこで、我が家ではデータ化は店に頼まず自宅のフラッドヘッドスキャナで行っているわけなのですが、簡単なようでこれがなかなか大変です。とにかく時間が掛かりまくるからです。どれくらい遅いのかといえば2400dpiで36枚取り込むだけで1時間程度も掛かってしまいます。また、頑張って除去してもどうしても埃は残ってしまうため、後からphotoshopやlightroomでちまちま消すことになって非常に面倒くさいです。
また、我が家で使っているエプソンのGT-F730など多くの普及機ではブローニーフィルムや大判フィルムに対応しておらず、ラージフォーマットを使われる方はある程度高いスキャナーを買わないとそもそも読めないケースも多いです。(我が家も現在ブローニーを読めるスキャナーを探しています。おすすめ機種とかあったらぜひ教えてください)
とはいえやはり店に頼むと1本600円とか700円とか取られるデータ化代がタダになるのは大きな魅力で、長い待ち時間にはほかの作業をすることもできるため、低コストで銀塩写真をデジタル化したいという方にはやっぱりお勧めです。スキャナーもハードオフとかメルカリとかで数百円から数千円程度で一応使い物になる奴が買えたりするので、初期投資も毎回店でデータ化することを考えるとそれなりの本数撮られる方ならば高くはないと思います。フィルムを自分でデータ化する方法としては他にもデジタルカメラに装着したマイクロレンズに専用のアタッチメントを取り付けそこにフィルムをセットし、デジタルカメラでフィルムを撮影する方法などもあるようです。これなら最初からデジカメで撮ればいいような気がしてしまって個人的にはあまり好きなやり方ではないのですが、スキャナーでちまちま読むよりかは余程速そうな気はするので、そのうち試してみたいと思っています。これからフィルムカメラを使っていくには、こうした節約術が必要になってくると思うので、自分もデータ化だけでなく自家現像や長巻きなどこれから色々チャレンジしてみようと思います。効果的な節約術やより楽しめる方法、時短術などいい情報あればぜひコメント等で教えてください。
Pentax LX+SMC-A50㎜F1.4 Proimage100 GT-F730でデータ化
