【タイトル】零~zero~

【ハード】PS2 Xbox (FATAL FRAME)

【対象年齢】CERO: C (15歳以上対象)

【ジャンル】ホラーアクションアドベンチャー

【発売/配信日】2001年12月13日

【開発/発売】テクモ

【収録内容】

立体音響技術「S+」対応

 

製品情報サイト→「零 ~zero~

 

【あらすじ・導入部】

 

 雛咲深紅(ひなさき みく)の兄、真冬(まふゆ)が消息を絶ってから九日。真冬は失踪した知人のミステリ作家について調べていたという。深紅は兄が最後に訪れていたという氷室邸へと足を踏み入れる。そこで兄が落としたとみられる母の形見の射影機とノートを見つける。

 

 深紅と真冬は「ありえないもの」が見える体質だった。持ち物から残留思念が見えたり、普通の人には見えない何か。それは氷室邸の中に渦巻いていた。深紅は何かに誘われた真冬を探し出し、連れ戻すために屋敷に隠された秘密を解いていく。

 

ⒸTECMO.LTD.2001

 

 

 このゲームはPS2で発売された射影機(カメラ)で撮影して幽霊と戦う(?)というアクションをするホラーアドベンチャーゲームです。零シリーズという有名なシリーズの一作目になります。

 

 プレイしながら話を追っていきますので、お時間あればどうぞ覗いてみてください。このブログでは攻略法にはほとんど触れていません。話についての解釈もブログ主独自の見解が含まれることがあります。それとネタバレ容赦ないです。

 

 ゲームを実際にプレイする際の注意事項としては、心臓が弱い方…体が弱い方はやらない方が良いと思います。びっくり要素、残酷な描写が多いです。あと、幽霊ものなので、その辺りが苦手な方も避けた方が無難です。本当にヤバイので…。逆にこういうジャンルが大好きな方にはかなりオススメ出来る作品です。難点はPS2でしか出来ないことでしょうか…。

 

 このゲームの語り手は主人公雛咲深紅(17)です。深紅は霊感が強く、ありえないものが見える体質です。深紅はその力のせいで誰とも深く打ち解けることが出来ずにいます。優しかった母が亡くなってからは同じ力を持つ兄の真冬(21 ジャーナリスト)だけが唯一の家族であり理解者でしたが、その兄は突然行方不明になってしまいます。

 

 兄を探すため、最後に向かったと思われる氷室邸へと行くことになります。ゲームの目的は兄を探すこと、そして氷室邸という屋敷の真実を知ることです。

 

 それでは、ゲーム開始です。深紅の兄、真冬が失踪する1986年9月24日から物語は始まります。※使用画像は1周目と周回画像が混じっています。

 

 

 

【序章 氷室邸】

 

 

 雛咲真冬を操作し氷室邸の探索をします。氷室邸とは真冬の恩人の小説家、高峰準星(たかみねじゅんせい)が取材旅行の最中に行方不明になった場所です。

 

 探索する屋敷は氷室家の屋敷であり、現在は廃屋となっています。この地方に伝わる禁じられた秘密の儀式を調べるために高峰準星はこの屋敷を訪れたということです。

 

 

★重要アイテムは光っているので見つけやすいです。消耗アイテムなどもタンスなどの引き出しや思わぬ所にある時もあります。※アイテムは一度調べた所でも章が変われば再配置されたりもします。

 

★玄関で「一四(14)式フィルム」を拾うと、「射影機(カメラ)」のチュートリアルです。射影機は初期ボタンで説明すると、△ボタンで構えるとファインダーモードという一人称視点に移行します。この状態の時に○かR1ボタンを押すことで写真を撮ることが出来ます。

 

 左スティックでプレイヤーの向きの操作(□ボタンで移動を早く出来る)、右スティックは射影機を構えたままの移動です。

 

★探索画面ではフィラメントという光が画面右下に出ています。これは霊の姿を察知するもので、青白い光はヒントや地縛霊の存在を探知しており、オレンジ色は浮遊霊か怨霊を表しています。浮遊霊の場合は撮影時間が短い場合がほとんどです。怨霊は危害を加えて来るので射影機で戦って封じる必要があります。

 

★セーブは各所に置いてある「古いカメラ」で行います。色々な機能がありますが、ゲームの進行に重要なのはフィルムの項目です。ここでは常に一四式フィルムを30枚ずつ補充出来るようになっています。

 

 

 この序章、時間軸としては少し前の、過去の出来事ということだからかモノクロームの画面です。そのせいかよく見えなくて怖い…。

 

 調べて回ると、誰かが最近になって踏み込んだ形跡が見られます。無数の縄が吊るされた廊下を進むと、目の前を横切る男の姿が見えました。…高峰氏のようなので追いかけます。

 囲炉裏のある部屋は吹き抜けになっています、上の階から覗く男がいます。高峰氏が真冬に何か伝えようとしているようです。

 

 囲炉裏の間から二階へ行くと、高峰のノートを発見します。真冬がノートに触れると、高峰が助手と編集者(平坂・緒方)とこの屋敷に訪れた時の様子が見えます。そして謎の白い着物の女性の姿も…。これで行方不明になった高峰たちがこの屋敷に来ていたことだけはハッキリしました。

 

 

 ふと気付くと、階段の方から何者かが上がってくるような軋みの音が聞こえます。真冬は持っていたカメラを構えます。そして…それは姿を現したのです…。思わずシャッターを切った真冬。真冬に襲い掛かろうとした「霊」は怯みます。

 

★ここで射影機(カメラ)の基本的な使い方チュートリアルです。先にも書きましたが、このゲームはカメラで霊をタイミングよく撮影することで攻撃するゲームです。画面に現れるサークルが光っている間は霊力が溜まっていきます。どれくらい霊力を溜めてシャッターを押したか…で霊に与えるダメージが変わります。サークルが最も光った時が一番のシャッターチャンスとなっています。

 チュートリアルで初戦ということもあり、この時点ではあまり霊は動きまわることがないですが、話しを進めていくと、かなり動きが出てきてこのサークル内に霊の姿をおさめることがまず難しかったりします。

 

 そして当然ですが、霊から攻撃を受けることもあります。ダメージを受けすぎるとゲームオーバーになりますので、アイテムなどで回復しつつ、上手く霊の攻撃を避けつつ引きつけて撮影していきます。うまくいけば霊を「封印」した状態になります。

 

 

 真冬が持っているこのカメラ…射影機は、見えないものを写し、霊を封印する力があると言います。真冬がそのことに気が付いたのは「ある事件」がきっかけだというのですが…。

 

 二階には何もなかったので一階の囲炉裏の間に戻ると、閉めたはずの戸が開いていました。縄の廊下へ出ると、真冬は何かの気配を背後に感じ、ふりむきました。

 

 真冬の消息はここで途絶えます。それから二週間。真冬が残したメモを頼りに今度は真冬の妹、深紅がこの氷室邸へ兄を探してやってきます。

 

 

 

【第一夜 裂き縄】

 

 

 次は真冬が消息を絶ってから2週間後。雛咲深紅を操作するパートです。特に操作感の違いはないです。

 

 氷室邸に入った途端に尋常ではない気配を感じる深紅。背後に誰かが立った気配を感じますが、気配はすぐに消えてしまいました。

 

 

 最初に深紅が探索するのは真冬の歩いたルートと同じです。※この時点の深紅は射影機を持っていませんので、撮影は出来ません。

 

 玄関から廊下へ移動しようとした時、背後に青い光のようなものが動いているので振り返ると、男が立っています。しかしその人は消えてしまい、男が立っていたところに青い魂が残っています。

 

 それに触れると「縄」という言葉を発する男の霊の姿が見えました。霊が消えると、床の上にノートの紙片が落ちているのを発見します。紙片は「取材ノートの断片」のようで日付は9月12日。縄がまた一本増えたと書かれているだけでした。(このような拾ったメモなどはファイルに閉じて後で確認できます)

 

  縄が沢山ぶら下がっている廊下に出ると、大きな鏡の前に、カメラが落ちているのを見つけます。真冬が使っていた「射影機」です。深紅がカメラに触れると、真冬がのびてくる沢山の腕から逃げている姿が見えます。そして真冬の目の前に白い着物の女が現れるところで映像は途切れます。

 

 カメラを拾おうとした深紅の目の前の鏡に、さっき兄と一緒に見えた女の姿が一瞬映りますが、すぐ消えました。真冬の失踪と彼女には何か関係がありそうです。

 

 

 

 ここで深紅は兄が持っていた母の形見のカメラ「射影機」と、「兄のノート」を入手します。兄のノートには新しいメモがあり、氷室邸について調べたことが書かれています。

 

 氷室邸は元々広大な土地を治める地主の家であり、この地方の神事に関わる特別な屋敷でもあったようです。氷室家最後の当主は家人全員を惨殺したと言われている上、この家に住んだ一家が行方不明になるなど事件が続いたため、現在は廃墟のような状態になっています。

 

 9月24日、行方不明になる直前の書き込みには、屋敷に流れる不穏な空気から、高峰たちを早く見つけ出さなければという焦りが感じられます。

 

 他にも新聞の切り抜きなども挟まっていました。それを確認した途端、縄の廊下の梁の所に横たわる浮遊霊の姿が…。この人はさっき玄関で見た男性のようです。

 

 

 メモや新聞記事を確認します。「取材ノートの断片」は恐らく編集の緒方浩二のものと思われます。

 

 取材ノートの切れ端(日付は8月)から、高峰が氷室邸に関しての記述があるらしい民俗学者「宗方良蔵」の本を欲しがっていると書いてありました。その民俗学者は氷室邸に住み込んで研究を続けていたが、ある事件を境に一家全員が姿を消してしまったようです。(当時の新聞記事あり)

 

 9月のメモには先月地震があったこと、麓の村で変死事件が起きたことが書かれており、それは全て氷室邸と関連があるらしいが、その考察は高峰の次回作(小説)のネタだろうとあります。緒方氏はこの時点では深く考えていなかったようです。

 

 そして9月11日には平坂から写真を撮ってもらってから体調が悪いということが書かれています。写真に写っていたという「縄」とは…?そして玄関で拾った紙片の内容へとつながって行きます。縄が増えている…という内容です。

 

 「新聞の切り抜き」にはミステリー作家の高峰準星と助手の平坂巴、編集者の緒方浩二が9月8日の連絡を最後に消息不明であることを伝えています。当初は取材が長引いているだけと見られていましたが、14日経っても編集の緒方すら連絡をしてこないことで、通報に至った…ということみたいです。

 

 

 囲炉裏の間の所では「黒い手帳の断片」を見つけました。これは高峰準星の次回作のプロットメモが書かれています。

 

 内容は地方にある村で起こる連続変死事件を軸にしたミステリーのプロットです。伝承を交えたものだったようで、今回の取材はこの作品のためだったと考えられます。

 

 プロット以外のメモもあり、7月24日の記録があります。氷室邸は今は大地主の屋敷とされているが、元々は神事を執り行うための神殿が建てられていた場所だったと言われています。しかし今は誰もが語りたがらす、神事をひた隠しにしている…そのことが、作家の好奇心に火をつけてしまったのかもしれません。

 

 黒い手帳には「新聞記事」も挟まれており、そこには先日の地震の被害について書かれています。県下の山地にある五つの神社に伝わる鏡(御神鏡)が全て壊れてしまったという内容です。

 

 この「御神鏡」は、土地の災厄を封じると言い伝えられているもので、10年に一度五枚の鏡を一つの神社に集めて開かれる「五神祭」が行われていたと言います。この鏡が割れてしまったことは地元の人達にとっては嫌な予感がする出来事だったようですが…。

 

 

 囲炉裏のある部屋の階段付近に近付くと、階段を上がって行く男性の姿がありました。それは兄の真冬に見えます。追いかけて二階に上がってみましたが、真冬の姿はありません。何処からともなくお経を読み上げるような声が聞こえてくるので滅茶苦茶怖い…。

 

 崩れ落ちた階段の所に行くと、一階を横切る緒方氏の姿がありました。

 

 二階は他に何もないようですから一階の囲炉裏の間に戻ると、また緒方氏の姿が。何故か階段側にある屏風に向かって消えたのです。屏風を調べると、白い着物姿の少女が現れました。

 

 その少女は深紅の目の前まで来て、射影機を指さします。そして屏風も指さしたのです。どうやら写せということらしいです。それだけ伝えると少女は消えてしまいました。

 

 

★ファインダーモードでは通常見えないものが見えることがあります。最初に書いた通り、攻略のヒントのようなものだったり、封印だったり地縛霊だったりします。こういう場合はフィラメントは青白く反応します。

 

 それとコントローラーの振動機能が反応したり、音が聞こえたりすることもあります。ファインダーモードで覗いて撮影することで話が進んだり、収集要素やポイント獲得になります。

 

 

 …というワケで、射影機を覗いてキャプチャーサークルが反応する場所を撮影してみました。そこに写ったのは屏風ではなく、扉です。深紅が屏風をどかすと、そこには写真に写った扉がありました。

 

 扉の向こうはともしびの廊下です。青い魂のようなものが浮いているので調べると、鍵を探す緒方の姿が見えました。どうやらこの氷室邸に閉じ込められて出られなくなってしまったようです。

 

 

 書院の間に入ると、箪笥の上に「新聞の切り抜き」がありました。記事には県南部の氷室山中で三十前後の男性の胴体のみの死体が発見されたとあります。手・足・首が引きちぎられたような状態であり、警察は事件と事故の両面で捜査しているとあります。そして15年前にも同様の死体が発見されたとか…。これは緒方の取材ノートに書いてあった事件でしょうか。

 

 

 書院の間では緒方がふらふらと奥の方へ歩いています。誰かの囁くような声が聞こえてきます。その声は押入れから聴こえるようです。怖すぎてイヤ過ぎる…。

 

 勇気を振り絞って押入れを開けると、そこにあったのはテープレコーダーです。いつからスイッチ入っとったんや…。と思ったら、あぁぁぁぁぁぁっ!!な目に合って一旦背後に退きます。あー、ビックリした…と再びテープレコーダーに手を伸ばしたら、あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!(本日2回目) というわけで、手を掴まれました。そこにいたのは緒方の霊だったのです。

 

 手を掴まれた瞬間に緒方の記憶が深紅の頭の中に流れ込んできました。何かから逃げていた緒方は押入れの中に逃げ込んで隠れます。その何かは白い着物の女でした。しかし結局緒方は…。

 

 

 緒方の記憶が見えたことで驚く深紅の背後で、開かなかった襖が開くのが見えました。もうカンベンしてよ…!!別に何かが出てくるってのじゃないけどさぁ…。そう言えば緒方の手首には縄のあとのようなものがありました。取材ノートの書き込みとの関連がありそうです。

 

 

 「テープレコーダー」を手に入れました。そしてレコーダーの中にあった「白いテープ1」もゲットです。テープレコーダーがあるのでカセットテープを入手したら聞くことが出来ます。

 

 「白いテープ1」は緒方が9月9日の17時40分に吹き込んだものです。この氷室邸にやってきた時のことが吹き込まれていました。どうやら氷室邸は地図には載っておらず、麓の住人に話をきいてようやく見つけたらしいです。数十年に渡って人が住んでいない場所で、地元の者たちは口を揃えて行かない方が良いと言っていたと…。今さらですが、この人達の忠告を聞いていれば…。

 

 襖が開いたので、折角だからそっちに行ってみます。そこは着物の間です。着物に遮られてよく見えませんが、部屋の奥に向かって緒方が歩いて行きます。そこには光る何かが落ちているので、拾いに行きますと…。

 

 何か嫌な雰囲気です。何かがいるようです。深紅は危険な雰囲気に思わず部屋から出ようとしますが、目の前にもの凄い形相の男の霊が立ちはだかります。怨霊になった編集者・緒方の霊との戦いです。横移動されると辛いですね、まだ慣れていないから…。まだ最初の方の怨霊戦なので、動きさえ掴んだら苦労しないのではないでしょうか。

 

 

★緒方の霊を退けると、射影機が光り出します。パワーアップについてのチュートリアルです。霊にダメージを与えると、霊力を得ます。これを貯めることで射影機の機能の封印を解いていきます。

 

 封印には補助機能もあり、これは射影機に装備することで特殊な効果を得られるものとなっています。尚、この効果を使用する際はアイテムの「霊石」が必要になります。

 

 

 奥に落ちていたのは「白いテープ2」でした。9月9日の21時に吹き込まれたもので、夜になったので氷室邸に泊まり取材を続けることにしたと言っています。内部を探索し、思った以上に崩壊していないことを確認しています。それから、玄関の近くで白い女性を見たと…。この時の緒方はこの女性を怖がる様子はなく、高峰氏の取材とは別に個人的に取材を進めようと考えていたようです。

 

 着物の間を出ようとするとフィラメントが反応しているので調べてみます。それは鏡台のようなものでした。それを写真で撮ってみると、写ったのは囲炉裏の間にあった獅子頭です。

 

 

 囲炉裏の間に向かう前に緒方の霊に追いかけられたのでともしびの廊下で倒しつつ囲炉裏の間に行きます。獅子頭を調べると、「赤い手鏡」を入手します。

 

 着物の間に戻るためにともしびの廊下を戻っていると、廊下の先にある開かなかった押入れの中に、緒方がいました。押入れ推してくる緒方…。近付くと閉まってしまいます。開けてみても開けなくても良いと思います…(え)。なぜならこのあとにまた緒方に驚かされるのだから…。書院の間の扉を開けるとおーがーたー!!!!(怒)なのだから…。

 

 因みに、ともしびの廊下の押入れ付近には緒方の「取材ノート」が落ちています。これは9月10日(13時)のもので、この屋敷には古い文字が使われた仕掛けがいくつかあるとのことです。高峰曰く、これは数字に対応しているとのことで、数字と漢字が当てはめられた表が書いてあります。これは後々出てくる謎解きのヒントになります。

 

 やっと着物の間の鏡台の所に戻ってきました。赤い手鏡をはめると、引き出しが開きました。そこに入っていたのは「緒方浩二の写真」と鍵です。緒方の写真は平坂巴が撮影したものでしょうか。よく見るとその写真に写っている緒方の首や手、足には縄のようなものが写り込んでいました。鍵は「真鍮の鍵」で、いまのところ何処に使うかは分かりません。

 

 

 一仕事してホッと一息ついた所で、背後に緒方が立ちます。再び緒方との戦いです。離れた所にいても急にスーッと近付いてきたりワープもします。今までで一番アグレッシブ…要注意ですな…。緒方の霊を封じると霊石を入手します。先に言った補助機能を使う際に使用する消耗品で御座います。

 

 

 囲炉裏の間に戻ると、二階への階段を駆け上がる影がいます。そう言えば二階には錠前がかけられた扉がありました。やはり二階の錠前の鍵であっていた真鍮の鍵を使って扉を開けます。

 

 上座敷を調べます。月見台などもある部屋です。月見台に出ると隣の部屋の障子に人影のようなものが映ります…。それと上座式の壺が置かれた棚の所には古い本がありました。「研究書草稿の断片」です。

 

 内容は氷室家に伝わる禁忌の儀式について…です。氷室家が古くからこの土地の神事を司ってきたことはなんとなく聞いていましたが、その儀式や作法はほとんどが失われてしまっています。残っているのは伝承の一部を書き写した書物のみで、口承によるものは氷室家の血筋が絶えてしまっているために伝わっていません。縁者にしても儀式に関しては口を閉ざしてしまうというので、余程外部に漏れるのを恐れている…と考えられます。

 

 中でも12月13日の儀式は謎が多いのに、今でも近隣の村々では習慣としてその日は窓を開けない家もあるそうです。昔はこの日には外に出てはいけないとされていたと言います。

 

 

 上座敷自体は色々な所に繋がっています。まず控えの間入ってみます。ここには古いカメラ(セーブ)があります。それと日本人形が飾られている棚には「赤いテープ1」がありました。取材用1と書かれています。聞いてみると女性の声で吹き込まれています。高峰の助手、平坂巴です。

 

 9月10日の10時頃のもので、箪笥の引き出しから見つけた相当古い写真に気になるものが写っているというのです。緒方がメモに書いていた民俗学者の子供たちと予想される人物が、鬼ごっこして遊んでいる写真みたいです。そこに、白い着物を着た幼い少女が写り込んでいるとか…。何が気になるかといったら、その少女です。こちらに向かって指をさしていると…。

 

 思い当たる少女がいます。深紅を導いた白い着物の少女…。

 

 それから控えの間には「赤い手帳の断片」がありました。赤い手帳は平坂のものです。氷室邸に伝わる儀式について研究している宗方良蔵という民俗学者の書物を探しているようですが、見つからないようです。資料探しを緒方に頼んだのは平坂かもしれないです。

 

 

 上座敷から納戸がある廊下(回廊)に出ますと、鏡の前に赤い服の女が立っていました。消えたあとに残った青い魂に触れると、緒方と同じ縄のあとが出てきたという平坂の声が聞こえてきました。

 

 それと「赤い手帳の断片」が落ちていました。8月27日の記述には氷室山中について調べたら気味の悪い事件ばかりが起こっていることが分かったようで、取材は気が進まないとあります。胸騒ぎがすると…。しかし、高峰の次回作のために協力したいという気持ちの方が勝ったようです。

 

 そして、この平坂巴という女性は…霊感が強い体質だったようです。そういうことで、他の人達より気が進まなかったかもしれません。

 

 

 階段を降りて1階回廊に降りると、廊下の角を曲がろうとする人物を発見します。真冬…?

 

 

 追いかけようとする深紅ですが…、曲がり角で見えない場所にいる何かの異様な影が、廊下に映ります。そして覗いたのは真冬ではなく、異常に手の伸びた霊だったのです…。手の長い男の怨霊との戦いです。この怨霊は攻撃範囲が広いですが、この時点ではあまり素早く動きません。異常に怖い演出の敵ですが、まだ倒すのに苦労はしないと思います。

 

 

 この1階の回廊には隙間が空いている所があります。そこを調べると「古い新聞記事」を見つけます。いつの新聞かは分からないですが、3日午後に県南部の山中で児童四人が行方不明になったという内容です。この付近では昔から子供が消える…神隠しがあると言われており、それではないかと噂があったようです。

 

 1階回廊は弔いの間と神棚のある大広間、それから数字を入力して入る部屋に繋がっています。 まず大広間を探索しておきます。「赤い手帳の断片」があります。

 

 9月10日(20時)の記録です。玄関近くの鏡の前で白い着物の髪の長い女性を見たとあります。その女性は手足に縄が結わえられており、それを引きずるようにして歩いていたとか。

 

 それから「研究書草稿の断片」も発見。今回の内容は「縄の巫女」に関する謎です。縄の巫女が左右の手、足、そして首に計五本の縄をかけられている伝承は僅かでも残っているのに、その役割に関しての記述が見つからないことを著者は疑問に思っています。生贄という説もあるが、それは残虐過ぎると打ち消していますが…。

 

 

 次は弔いの間を調べていきます。入ってすぐ目につく場所に赤い箱のようなものがあります。ロウソクが倒れてしまっているこの小さな祭壇のような所から調べますと、巻物があります。

 

裂縄ノ儀式ノ事」という書物です。そこには十二月十三日、三六六九日の間現世への思いを絶ち清めた巫女を裂き、「御縄」の力とする…などと書いてあります。裂くって不穏な表現です。3669日って大体10年くらいですかね?

 

 

 この部屋には更に立派な祭壇があります。その前に行くと扉に向かう平坂の姿がありました。その扉は御札のようなものが貼られていて封印されているため開きません。写真を撮ると、見た事もない場所が写ります。どうやら封印している何かはこの物置のような場所にありそうです。

 

 

 祭壇の上には「赤い手帳の断片」があります。9月11日6時に書かれたものです。白い着物の女が現れ、平坂に語りかけてきたとか。この白い着物の女は平坂の霊感体質に気が付いているようで、積極的に関わってきていたのでしょうか。白い着物の女の名は…キリエ(霧絵)だということも分かりました。

 

 

 封印の扉の所に写りこんだ場所を探します。1階回廊の数字入力式の扉を開けます。断片的な文(ヒント)を読み取ると「裂き縄の儀式が行われる日」ということで、巻物に書いてあった日を入力します。

 

 倉の中に入った途端に白い着物の少女が現れ、部屋の奥を指差します。少女が指差した方へ行くと、強い霊力を感じます。あの写真で写した場所です。そこを写真で撮ると、封印が解けます。

 

 

 倉の中を漁っていると、一部焼け焦げた「古い新聞記事」があります。この記事はさっき見つけた児童4人行方不明の事件の続報です。男性が山中で衰弱している少女を発見したというもので、この少女は児童4人のうちの一人だったのです。

 

 しかも不幸なことに、少女の両親は少女が行方不明になった翌日から姿が消えたとか…。それでこの少女は身寄りがなくなってしまったため、引き取り手も探しているようです。
 

 倉のロフトみたいになっている所に上がると、「研究書草稿の断片」がありました。これには「禍刻(マガトキ)」と呼ばれる災厄について考察されています。かつてこの地方を襲ったとされる災厄は「禍刻」と呼ばれていました。

 

 詳細は残っていないけれど、「五つの神社に伝わる鏡が全て割れ、死者が甦る」ほどの災厄だと言われているそうです。

 

 

 弔いの間から行ける荒れ果てた部屋にはセーブポイントがあるので寄っておきます。ここには氷室家の家紋がついている扉がありますが、今はどうしようもないので放置で。

 

 扉の前には古い巻物が落ちています。「五つの石に関する古文書」です。これはシンプルな内容で、多分この扉を開ける時のパズルのヒントです。

 

 それからここには「黒い手帳の断片」もあります。9月13日(9:30)の記録が残してありました。高峰は緒方の両手足、首の五肢が引き裂かれた遺体を発見してしまったようです。高峰はこの地方で度々起きていた変死事件と同様のものと見ています。それは緒方が持っていた写真に縄が写っていたことから、そう感じたようです。

 

 この地方にひっそりと伝えられる、五肢に縄をかけられるという「縄の巫女」とは…。それと、その日のうちに平坂巴の様子もおかしくなってきて、しきりに縄と口にしていたとか。明らかに異常なことが起きているのに家から出られなくなっているのですから、無理もないかもしれません…。

 

 

 封印が解けた扉を開けて縁側に出ます。何故か床には鮮血が飛び散っているのですが…(怖)。

 

 誘うように赤い服の平坂の姿が現れては消えます。青い魂が残っており、白い女が自分に何を伝えたいのかと困惑する平坂の声が聞こえてきます。

 

 少し行った所には「黒い手帳の断片」が落ちていました。9月13日(15時)の平坂の様子が書かれており、どんどん容体がおかしくなっているようです。出口を探すために高峰が一人で屋敷内を探索することにしたようです。

 

 

 

 この縁側に面した扉は2つとも封印されています。通路の先の扉には人形が写り、別の扉は水車のある場所が写りました。ここはまず水車の方を探します。

 

 大きな桜の木や石碑がある庭に降り、お堂のような建物の前に「赤いテープ2」が落ちているのを見つけました。9月11日(20:16)の記録で、屋敷中を探したが緒方が見つからないと言っています。昨日写真を撮ってから様子がおかしいことは気が付いていたようですが、平坂はこの時は緒方が先に帰った可能性もあると考えていました。

 

 それから、奥の方にある扉に向かって歩いて行く平坂の姿を見つけます。平坂が向かったのは逢魔が淵という場所でした。水音がして、どうやら水が流れている庭のようです。それから水車があります。ただの水車ではありません。平坂巴の霊が巻き込まれていました。ここが封印の場所…みたいです。「赤いテープ3」が残されていました。

 

 

 テープを拾おうとすると深紅には平坂巴の最後の思念が見えました。縄が食い込む平坂は悶え苦しみ、最後に目にしたのは白い着物の女、キリエの姿です。絶命する平坂の様子を目撃してしまった高峰が、キリエという名を呟いています。

 

 

 

 「赤いテープ3」には9月12日(9:00)の出来事が記録されています。平坂は緒方の遺体を発見しショックを受けています。

 

 逢魔が淵には一つだけ明かりのついていない灯籠があり、フィラメントが反応していました。これを撮影したところ、灯籠に明かりがついています。どこかで火をつけるものを手に入れないとならないようです。

 

 

 水車の封印を解いて、和人形の間へ入ります。祀ってある白い着物の人形の前には平坂巴の霊がいました。青い魂に触れると、平坂はキリエという名を呟き続けています。

 

 

 人形が並んでいる所でフィラメントが反応するので撮影すると、中庭に面した廊下の扉の封印が解けます。しかし、撮影した途端に、少女の笑い声が聞こえてきます。こわいこわいこわい…。

 

 着物を着た女の子が這いつくばった状態で襲ってきます。近付いてくるのに時間がかかるので溜め攻撃がしやすいですが、油断すると叫び声で麻痺してしまって動けなくなったりします。

 

 

 はう少女を倒したら違い棚の所で「赤い手帳の断片」を見つけます。9月12日(13:45)のメモです。霊感の強い平坂は、キリエ以外の霊の気配も感じていました。それは鬼ごっこかかくれんぼをする子供たちです。古い写真に写っていたという子供たちかもしれません。

 

 それから、ある部屋には沢山の首が並んでいると書いてあります。氷室家当主によって切り落とされた首が語りかけてくると…。その部屋は弔いの間のことでしょうか…祭壇のような所に骨壺が並んでいますし…。

 

 縁側に出ると、屋根から女性が落ちてきました。首が折れた女の霊が現れます。この霊の特徴は顔側がこちらに向かないとキャプチャーサークルが反応しないことです。しっかり顔を写さなければならないため、首が折れて背中側に向いているからこっちに顔が向かない限り撮影出来ないという…。

 

 かなり怖い霊ですが、振り返った瞬間がシャッターチャンスでもあり、撮影しやすいといえばしやすい霊ではあります。※ものすげースピードで迫ってくるけど…

 

 

 階段廊下へ出ますと、大きな鏡の前に高峰の霊が立っています。そして青い魂は「キリエ・縄・巫女」という単語を残します。キリエという人物が、「縄の巫女」ということでしょうか。

 

 

 高峰の霊がいた所には「ライター」と「黒い手帳の断片」が落ちていました。手帳には9月14日(10時)のメモが残っていました。平坂巴が「キリエ」と呼んでいた白い女の外見は、伝承にある「縄の巫女」と一致するとあります。

 

 やはり彼女がそうだと言うことですね…。謎なのは何故その巫女が屋敷を徘徊し、緒方・平坂両名があの死に方をしなければならないのか…ですが。

 

 廊下の先へ行くと、平坂巴が角を曲がる姿が見えます。どこに向かっているんでしょう…。少し先に「赤い手帳の断片」が落ちていました。平坂巴も雛咲兄妹のように、過去に起きたことが少し見えているのかもしれません。彼女は自分が見た内容を手帳に書き込んでいます。砕けてしまった鏡、屋敷の中には沢山の倒れている人、何かから必死で逃げる人達…。そして屋敷の奥から現れるのは…。

 

 先にあるのはいけすの部屋で、岩で造られた人工の池に多分ですが、魚を放っておいたんでしょうね…。建物内にこんな場所があるのは不思議です。

 渡してある板を半分くらい進むと、深紅の背後から手が伸びてきます。振り返ると緒方の時のように形相が生きている時とは別人のような平坂巴の霊がいたのです…。

 

 

 助手の霊と戦うことになります。何故かこの霊はこちらに向かってくる動きをすることは少ないです。ただ、油断していると急にフェイントかというスピードでこっちに向かってきます。

 

 霊を封じると、「赤いテープ4」を入手します。キリエに出会ってから、色々な幻覚を見るようになり、屋敷中の霊が平坂に向かって訴えかけてくるため、正気を保っているのが難しい…と言っています。苦悩する平坂巴は脱出を諦めていました。誰かがこのテープを見つけた時のために心情を吹き込んだようです。これは夢であってほしいと思いながら…。

 

 いけすの部屋の扉の前に、「赤い手帳の断片」が落ちていました。白い着物の少女は何かを訴えかけるような様子だが、自分にはどうすることも出来ないと書かれています。そしてページが後になるにつれ、言葉少なくなります。先生に呪いを解く方法を伝えてと…。それはこの手帳に書かれている五つの鏡のかけらのことでしょうか。平坂は呪いを解く方法を、白い着物の少女からの情報で知った可能性があります。

 

 扉には数字入力の仕掛けがあります。キーワードは「選ばれし巫女の清めの月日」ということで3669ですね。扉が開くと井戸のある裏庭に出ます。…が、ここはちょっと戻って階段廊下の二階部分を探索します。

 

 階段廊下の二階では入れない部屋しかないです。板が打ち付けられている方の扉の前には「研究書草稿の断片」があります。今回の内容は「御神鏡(五神鏡)にまつわる伝承について」書かれています。

 

 現在では御神鏡という記述になっているが昔は五神鏡であり、これはこの地に伝わる五体の神が降り立った伝承に由来すると考えられます。五体の神はこの地を離れる際、それぞれの力を鏡に封じ、災厄から村を守る神器とします。さらに伝承の一部として、五枚の鏡以外にもう一枚、全ての力を結集させた鏡が存在する場合もあるとか。その鏡が御神鏡と記述されている伝承もあるようです。

 

 氷室家に伝わるとされる儀式にも鏡が登場することを考えると、鏡が儀式で大きな役割を果たすものというのは大いにありえるかもしれません。氷室家には姿見があちこちに置かれていますし。

 

 そして反対側には2階控えの間への躙り口みたいな扉があるんですが、こちらは開きません。扉の前で「古い新聞記事」を見つけました。児童四人行方不明事件の続報で、一人生還した少女の引き取り手が見つかったという内容です。

 

 少女の父は行方不明になった宗方良蔵であり、その宗方氏の友人である雛咲(ひなさき)氏が引き取り手となったそうです。少女は依然行方不明になっていた間の記憶が戻っておらず、残った三人の行方も宗方夫妻の行方も分からない…そういう内容の記事です。

 

 この記事は情報量が多すぎてなんと言っていいものか…。つまりこの少女は今回のメインキャラ雛咲兄妹と何か関係がある人物かもしれません。そして皆が必死で探している民俗学者宗方良蔵の本…。実はこれまで発見していた「研究書草稿の断片」は宗方氏のものです。草稿というくらいですから、まだ原稿に書いている状態ですし、出版したかどうかは分かりません。

 

 

 井戸のある裏庭に戻ります。井戸の上にある何かを取ろうと近付いたら、高峰が現れます。青い魂の声は自分にも縄のあとがあらわれたというもの。井戸の上にあったのは「青いテープ1」でした。

 

 

 青いテープは高峰準星が吹き込んだテープです。9月12日(15:20)の記録で、高峰はこの時すでに白い着物姿の女がいることに気が付いていました。そのため、高峰も何か嫌な予感がし始めていたのかもしれません。

 

 この家に棲む何かを自分たちが目覚めさせてしまったのか、それともその何かに自分達は呼び寄せられたのか…作家らしいしめくくりです。

 

 

 竹林を進もうとすると、女性らしき声が聞こえてきました。再び助手の霊(平坂巴)との戦いです。彼女は以前と変化が特にないので、良く見える広い所に誘導して封印します。

 

 

 竹林の中のお墓の上に、ビニールに包まれた紙片がありました。「黒い手帳の断片」です。9月14日(20時)の記録です。平坂が集めた資料から、鏡が重要だと考えた高峰。地震で壊れたという五枚の鏡ではない、別の「本体」の鏡があると考えていました。

 

 屋敷内で見つけた民俗学者の記述を元にして、高峰は割れた五枚の鏡は本体の鏡の監視みたいなもので、一斉に割れたのは地震のせいではなく、本体である「氷室御神鏡」に何かあったのではないか…と推論を発展させています。

 

 先へ進むと深き森の参道に出ます。ここは鳴神神社があります。階段を上がって行くと鳥居の所に高峰が立っていました。高峰が立っていた所に出た青い魂に触れると、高峰は仏像を探していたことが分かります。あと一つあれば御神鏡がということは、彼は何かを掴んでいるのでしょうか…?

 

 

 鳴神神社の扉は封印されているようで開きません。どうやらこの扉は五つの文字が書かれた石を使うようです。一つ足りません。写真を撮ると、見覚えのある灯籠が沢山ある場所が写ります。

 

 ここに封印を解く何かがあるようなので、逢魔が淵(水車あるところ)まで行きます。※時短でライター入手したらすぐ行くのもありかも…。

 

 

 逢魔が淵の火が灯っていない灯籠にライターで火をつけると、灯籠の玉(宝珠)の部分が取れて、中に文字が刻まれた石が入っていました。「玄武の刻石」を入手しました。

 

 桜のある中庭に戻ると、桜の木で首を吊る女性の霊が現れます。霊がいた場所には青い魂があります。この女性は子供たちを探しているようですが、何者でしょうか…。

 

 

 途中現れた怨霊を倒しつつ鳴神神社まで戻って参りました。扉のパズル開始です。このパズルは決められた手数で外側の文字に合わせて石を動かすものです。そして仕上げに手に入れた玄武の刻石を嵌めこめば完成です。

 

 

 扉を開けて神社内に入ります。ワンフロアのシンプルな作りですが、何より驚いたのは床が血の海な所です!! ナニコレ…。まぁ、血じゃない可能性もあるので、まず調べてみましょう。

 

 神社の中にも巨大な鏡がありました。これは完全に何か意味があるんですよね…。台座の上にあるものを調べると、「青いテープ2」を入手します。それから不思議なことに、お社みたいなのがあるんですが、そこには何故か4体の仏像が置いてあります。神社に仏像はシュールよのぅ…神仏混淆というのでしょうか。もしかして一つ足りないと高峰が言っていたのはこの仏像でしょうか。

 

 

 青いテープを聞いてみます。吹き込まれた日時は分かりませんが、緒方と平坂が亡くなった後に吹き込まれたものです。高峰はいずれ自分も同じようになるかもしれないと予感しています。自分の写真にも縄が表れており、「縄の巫女の儀式」通りになっていると…

 

 高峰はなんとか呪いを解く方法を探してはいるようですが、どうなんでしょう。ここまで辿り着いたようですが…

 

 テープを聞き終わると、フィラメントがオレンジに光ります。近くに何かいるようですが、何も見えません。何もない…と思って見上げると…天井に張り付けになった高峰準星がいたのです。

 

 

 高峰の首には縄のあとがあります。高峰も呪いの餌食となったようです。天井にはりついていた高峰が落下…したと思ったら、高峰準星の怨霊(作家の霊)との戦いになります。

 

 

 もの凄い素早い動きなので、狭い神社内では全然戦えないです(私は)。外に出て階段の所で戦うことにします。グルグル回り始めるとついていくのがすごく辛いので直線でこっちに向かい始めたらカメラ構えるといいかもしれないです。

 

 辺りを暗闇にしてしまう技を持っていますが、その技を使う前は隙が出来るのでそこを狙ってもいいと思います。

 

 

 作家の霊を倒すと、鳥居が写ります。鳥居に何かありそうなので調べてみると、土台の所に何かが隠されていました。「頭の欠けた仏像」を手に入れました。それから、仏像を包んでいた古紙に何か書いてあります。これは古文書のようです。

 

五体の仏像に関する古文書」には、縄の巫女の御霊を弔うため、五体の御仏を御霊の痛む伍肢に供えるよう書いてあります。つまりこの頭のない仏像にも意味があるんですね。

 

 階段の所には「黒い手帳の断片」があります。高峰は御神鏡が鳴神神社に納められていることを知ったようです。すでに縄の兆候が表れていた高峰は氷室邸から出ることもかなわず、鳴神神社が氷室邸奥にあったのは幸いだったかもしれません。それに自分に出来ることは、壊れた封印を元に戻すしかないとも考えていました。

 

 高峰は自力で必要だとされる仏像4体を見つけ、あとは古文書が示していた五体目の仏像を手に入れる寸前まで来ていたのです。高峰はこれは全て平坂巴の言葉のおかげだったとし、助手でありパートナーでもあったという平坂巴に感謝の意を記しています。このメモは高峰の遺言でした。

 

 

 鳴神神社の中へ入り、手にした仏像を四体の仏像が並んでいるところに置きますと、台座の天板が取れてマス目が出現します。写真に撮ると、仏像が法則にしたがって並んでいる画像が写ります。ここは仏像パズルです。仏像はそれぞれ各部位がないので、対応したマス目に嵌めていきます。

 

 全て正しい箇所に嵌めると、鍵が開いて中に鏡があったことが分かりました。しかし…かけら一つしかないです。深紅が欠片を手に取ると、過去の映像が見えます。

 

 鏡がバラバラに壊れた瞬間のこと、儀式、累々と倒れている人達…。あまりにも断片的すぎて状況はよくわかりません。しかし何か恐ろしいことが起こったということだけは分かります。

 

 

 ふと気付くと、神社にある大きな鏡に映った深紅の背後に、あの白い着物の女…キリエがいます。振り返っても誰もいません。キリエは鏡の中にいるのです。

 

 

 

 ゆっくりと鏡の中から出てくるキリエの背後には禍々しい怨霊とも呼べない何かがついています。追い詰められた深紅がキリエに掴まれると、深紅の頭の中には五肢を縄で縛られた自分の姿が浮かびます。

 

 どこからか、子供が歌う「とおりゃんせ」が聞こえてきました。それと「新しい鬼だ」という声も…。

 

 

 深紅が目が覚めると、さっきまでドタバタと走り回っていた子供たちは壁の仕掛けの中に逃げていきます。深紅が目が覚めた部屋は和人形の部屋でした。よく見ると…自分の手首には縄のあとが…。

 

 

 深紅にも縄の呪いがかかってしまったのです…。

 

 

→ PS2「零 ~zero~」プレイ日記2 へ続く