【タイトル】ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争

【ハード】PSP

【対象年齢】CERO: B (12才以上対象)

【ジャンル】シュミレーションRPG

【発売日】2007年5月10日

【開発/発売】SQUARE ENIX

【収録内容】

【その他】メモリースティックデュオ必須 アドホックモード対応

 

 

 PSで出たゲームの移植版です。PS版をやって面白かったので、移植版もやってみることにしました。これも実は数年前ラスボス手前で放置してたので、やり直しです。何本ラスボス手前で放置しているんだ、私は…。なんかね、ラスボス行きたくない病なんですよ、私…。

 

 このゲームはイヴァリースという国が舞台となっています。プレイヤーはアラズラムというイヴァリースの中世史を研究しているという者と獅子戦争の真実を探求するという形になっていて、ストーリーは4章。主人公の名前は自分で決められますが、ラムザのままで…。

 

 

 

 まずは獅子戦争が勃発する少し前。オーボンヌ修道院を出立する王女オヴェリアの元に、反勢力である黒獅子の紋章を掲げるゴルターナ公の騎士団が攻めてくるところから…。

 ここではまず戦闘チュートリアルといった形で、他のパーティキャラが勝手に動いてくれます。昔PSでやった時はシュミレーションRPGやるのはこれが初めてだったものですから、感じを掴むのもかなり苦労した記憶があります。ここのステージではダークナイト・ガフガリオンとホーリーナイト・アグリアスがいるので、相手側にナイトがいても難なく勝利します。

 

 戦闘に勝利した途端に修道院から悲鳴が聞こえ、駆け付けるとオヴェリアは何者かに連れ去られていく所でした。その青年はラムザのよく知っている人物、ディリータでした。

 

【第1章 持たざる者】

 

 

 OPより1年前のこと。まだラムザが幼馴染のディリータとともに魔法都市ガリランドの王立士官アカデミーにいた士官候補生だったころの話しです。50年戦争が終わったばかりで、国民は疲弊しきっている上、盗賊等が増えて治安は悪化していました。

 魔法都市ガリランドへラーグ公とエルムドア侯爵が訪れるのと時を同じくして、北天騎士団の骸旅団殲滅作戦が開始されます。

 

魔法都市ガリランド

 

 ラムザたちのいるガリランドにも、北天騎士団に追われた盗賊の残党が逃げ込んだというので、見習い戦士たちはこれを討伐するよう言い付けられます。ここではディリータがゲスト(NPC?)キャラとなって戦闘に参加しています。ゲストキャラは基本的には自立していますがアビリティや装備をいじることはできます。

 まずは出撃するキャラクターを選んで、戦闘開始です。 勝利条件は全ての敵を倒すというもの。初戦闘にしてはちょっと難しいと思います。見習い戦士とアイテム士だけですから…。敵を自分達の方に引きつけて倒します。離れるとお互いカバーできないので…。

 戦闘勝利後、ラムザは真面目に働いていればこのような死に方をせずともすむのにと疑問を感じています。ラムザの家は名門中の名門のような家柄であり平民とは最も離れたところにいるので、単純にそう感じたのでしょうね…。生きる為に人から何かを奪うということ…意識せずともそういうことは起こっているのかもしれませんね…。

 

マンダリア平原にて

 

 

 マンダリア平原にさしかかると、骸旅団らしき盗賊に青年が襲われていました。北天騎士団の現在の任務は骸旅団の殲滅ですから、青年を助けることにします。

 ここで選択肢が出ます。骸旅団の殲滅を優先するか、青年の命を優先するかです。青年の命を優先すると、青年が戦闘不能になった時点でゲームオーバーとなってしまいます…。しょっぱい。難易度を下げたいなら骸旅団殲滅を選びましょう…。

 私は青年を助けることにしてファイ!!。青年が倒されるとゲームオーバーになるので青年の元へ急いで近付いて、囮になりながら青年のダメージを治しつつ戦います。盗賊を全員倒すと勝利です。

 青年はアルガスと名乗ります。ランベリー近衛騎士団所属の剣士(見習い)の青年で、侯爵が誘拐されたと言います。侯爵とはランベリー城の侯爵、エルムドアのことのようです。ラムザがベオルブ家の者と知ると、侯爵救出に手を貸して欲しいと頼まれますが、ベオルブ家の者とはいえラムザはまだ見習いの身ですからまずは上の者に相談しなければなりません…。イグーロスへ行くことにしました。

 

 

イグーロス城

 

 

 イグーロス城ではラムザの兄、ダイスダーグに侯爵が誘拐されたことを伝えます。その情報はすでに知られており、手をうっているということですから、我々にはやることがありません。城の警備でもしていろと兄には言われます。

 

 

 アルガスは自分の家も昔はそれなりに名の通っている家だったけれど、五十年戦争の時にアルガスの祖父が敵に捕まり、自分が助かる為に仲間を売ったという噂が流れてしまい没落していったと言います。身分にこだわるアルガス…。身分がなければダイスダーグに会うことすら出来ないのです。

 

 

 そこへラムザのもう一人の兄ザルバッグと妹アルマ、ディリータの妹ティータがやってきます。ザルバッグは骸旅団から身代金の要求があったことをラムザ達に伝えます。骸旅団は貴族やそれに仕える者には容赦ないが、それ以外には手を出さない義賊と言われている者達ですから、金目当てで侯爵を誘拐するというのがどうもザルバッグには腑に落ちないことのようです。 このことを調べさせていたスパイが貿易都市ドーターで消息を絶ったというので、ラムザ達はドーターに調べに行く事にしました。

 

 出発前、アルマはティータが身分が違うということを理由に学校でいじめられていることをそっとラムザに伝えます。ティータは兄ディリータに心配かけまいとして、学校でのことは言わなかったようです。

 

スウィージの森

 

 

 スウィージの森を抜けるとドーターですが、モンスターと出くわしてしまいました。アルガスはついていないとぼやきますけど、ディリータは城の警備よりはマシと言います。出現するのはボムやコボルトなどです。倒して森を抜けます。

 

貿易都市ドーター(ドーターのスラム街)

 

 

 ドーターのスラム街では、騎士らしき男と剣士らしき男が何やらもめていました。騎士は剣士から砂漠という言葉を訊きだすと何処かへ去ってしまいました。ディリータは去って行った騎士はウィーグラフだと言います。ウィーグラフとは、平民の中から募った義勇軍の集団・骸騎士団の団長です。つまり、骸旅団の親玉がウィーグラフという男なのです。

 

 ここでは戦闘になります。勝利条件は全ての敵を倒すこと。ナイトの他に弓使いや黒魔導士などもいますので、遠隔攻撃を受けるので大変です。ゲストのディリータとアルガスは高い所にいる弓使いを集中的に狙うので、そちらと自分達を援護出来るアイテム士を中心において、あとは他のユニットが近付いてくるのを待ちます。

 全ての敵を撃破し、捕まえた骸旅団剣士にエルムドア侯爵の誘拐について訊くと、侯爵の誘拐についてはウィーグラフの計画ではなく、副団長のギュスタヴ・マルゲリフという男の仕業であることが判明します。ウィーグラフはギュスタヴを追っていったというので、ラムザたちも「砂ネズミの穴ぐら」ゼクラス砂漠へ向かいます。砂ネズミとはゼクラス砂漠に住むネズミのことです。

 

 

ゼクラス砂漠(砂ネズミの穴ぐら)

 

 

 ステージに入るとすぐに盗賊たちが潜んでいる廃墟で戦闘となります。

 ここではゲスト二人が二手に分かれてしまいます。特にアルガスは敵ユニットが集中している方へ突っ込んでしまってあっという間に戦闘不能に…。でもここで黒魔導士などでまとめて攻撃できて少し助かる…(鬼)。 まとめて攻撃作戦で勝利しました。

 

 

 その頃、ウィーグラフは先にギュスタヴを見つけて今回の侯爵誘拐について問い詰めていました。ギュスタヴはウィーグラフのやり方に不満を持っていたのです。なんやかんやで結局ギュスタヴはウィーグラフに殺されてしまいました。そこへラムザ達が入ってくると、ウィーグラフは侯爵誘拐は自分達の本意ではないといい、このまま自分を見逃せば侯爵を無事にかえすと言い出します。その条件をのみ、侯爵を無事救出することが出来ました。

 

イグーロス城

 

 

 城の警備を放り出し、ゼクラス砂漠へ行ったラムザ達のことをダイスダーグは咎めます。自分達が法(決まり)を守らなくて民に何が示せるのかと…。そこへラーグ公が現れて、間に入ります。しかしラムザ達がそこから去った時、ラーグ公とダイスダーグの計画が多少見えてきました。ラムザ達がこの件に関与したのはラーグ公とダイスダーグにとっては想定外ではあったけれど、結果的にエルムドア侯爵に恩を売ることが出来たわけです。しかもギュスタヴはこの人達に操られていたというのです。

 

 

 ラムザは骸旅団殲滅作戦へ参加することになりました。

 

盗賊の砦

 

 

 骸旅団殲滅作戦が各地で行われはじめました。その一つ盗賊の砦に赴くと、剣士ミルウーダと戦うことになります。ゲストは引き続きディリータと、付き合ってくれるということでアルガスもいます。ここのバトルは剣士ミルウーダを倒すことが勝利条件です。ミルウーダと戦っていると、アルガスとの激しいやりとりがあります。自分達も貴族も同じ人間だというミルウーダと平民は家畜だというアルガス。アルガスは家畜に神はいないと言い切ります。ミルウーダを倒すとアルガスはミルウーダを殺せと言いますが、ラムザもディリータも彼女が言っていることもまた正しいと迷います。そしてそのまま、ミルウーダを見逃したのです…。

 

 

 同時刻…イグーロス城では大変なことが起きていました。

 

 

イグーロス城

 

 

 イグーロス城には骸旅団の残党が入り込み、ディリータの妹のティータが攫われてしまいました。ダイスダーグも深手を負ってしまいます。すでにダイスダーグは兵を出したと言い、骸旅団のアジトへ総攻撃を仕掛けると物騒なことを言います。そこにティータが捕われているならかなり危険なことです。ダイスダーグは実の妹のように思っているティータを見殺しにはしないとは言っていますが…

 

 

 妹の身を案じて居ても立ってもいられないディリータ。そんなディリータにアルガスは貴族が平民の娘を助けるなんてしないと言い放ちます。ラムザはディリータに向かってそんなことばかり言うアルガスに、自分の前から去るように言いました。アルガスが離脱します。

 

 一人寂しく佇むディリータは、近付いてきたラムザに本当は分かっていたと呟きます。自分と貴族は違うこと…自分が「持たざる者」であること…。ディリータは足元の草をとり、ラムザにラムザの父から教わった草笛を覚えているかと問い、草笛を吹いてみせます。ラムザも同じように草をとり、競うように調和するように吹くのでした…。

 

 

レナリア台地

 

 

 ジークデン砦に骸旅団がいるというので、向かいます。その途中のレナリア台地で再びミルウーダと戦います。ディリータはミルウーダにティータを返せと訴えますが、今まで貴族は民から奪ったものを返したことはない、自分達が返す道理はないと突っぱねられます。

 ここでも剣士ミルウーダを倒すことが勝利条件となります。しかしミルウーダはHPも攻撃力も高く、盾でガードされることも多い上カウンターを持っているので、まず周囲のシーフ、時魔導士、黒魔導士を倒しておきます。ヘイストなんかかけられたら厄介なので…。ナイトはなかなか近付いてこないのでとりあえず放置しておきます。ミルウーダを集中攻撃し、倒しました。ミルウーダはここで死亡となります。

 

 

風車小屋(フォボハム平原)

 

 

 風車小屋に捕われているティータの前で、ウィーグラフとティータを誘拐したゴラグロスは揉めています。最後まで一人でも多くの貴族を道連れにするというウィーグラフ。娘(ティータ)をここへ置いて砦へ行く事を命令するウィーグラフに、ただ死にたくないと考えているゴラグロスは…

 

 この風車小屋のステージでウィーグラフと戦うことになります。ウィーグラフはラムザ達がミルウーダを倒したと知り、ショックを受けます。ミルウーダはウィーグラフの妹だったのです…。

 ここでの勝利条件は騎士ウィーグラフを倒すこと。向こうにはチョコボがいて回復をされてしまうので、まずチョコボを狙います。ウィーグラフは聖剣技を使用する(アグリアスと同じ)ので離れているところからまとめてガンガン攻撃されてしまいます。固まらないように気を付けながら戦います。ウィーグラフを倒すと、ウィーグラフはエルムドア侯爵をギュスタヴに誘拐させた黒幕がダイスダーグなんだと語ります。戦に疲れたギュスタヴは、ダイスダーグの甘言に抗えなかったのだろうと…。

 ウィーグラフが去ったあと、風車小屋へ入ると既に誰の姿も見当たりません。妹の身を心配し、取り乱すディリータ…。ティータを救うため、ジークデン砦に向かいます。

 

 

 

ジークデン砦

 

 

 ラムザ・ディリータ等がジークデン砦に駆け付けた時にはすでにゴラグロスは北天騎士団に追い詰められている状態でした。ゴラグロスはそれでもティータを人質に逃げ切るつもりでいるようです。しかしザルバッグの命令でアルガスは弓でまずティータを攻撃し、驚いたゴラグロスを攻撃しました。瀕死のゴラグロスは、傷を負いながらも火薬がつまっているという砦の建物に逃げ込みました。

 この戦闘では剣士アルガスを倒すことが勝利条件となります。怒り狂ったディリータはアルガスを集中して狙いますし、アルガスもディリータを狙います。剣士ですが、アルガスは弓を使用して遠隔攻撃をしてくる上にオートポーションがありますので、30以上のダメージを与えなければ倒せません…。突っ込んでいくディリータは黒魔導士やナイトの集中攻撃を受けてしまうし、大変でしたがなんとか勝利します。

 

 アルガスを倒すと、砦から火が出ます。ゴラグロスが最期に火を放ったのでしょうか…。炎の中、ティータの亡骸を抱いたディリータの姿が…。そのまま炎は砦を包み、ラムザはそこから逃げ出します。

 

 

 

 ここでOPのオーボンヌ修道院に戻ります。1年前、こうした経緯で親友のディリータの行方は分からなくなっていたわけですね…。オヴェリアを誘拐したのがディリータかどうか、ラムザはアグリアスについて行って確かめることにします。金にならないと散々渋るガフガリオンですが、ついてきてくれることになりました。

 

 

 

 

 → PSP版「FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争」プレイ日記2 へ続く