女の子でがっかりされた日のこと | 水餃子と焼餃子~日中国際結婚・子育てと、ソーイングの日々。

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年下の中国人旦那と結婚して8年目、2009年12月に元気な女の子のママになりました。今は育児と仕事の合間を縫ってソーイングを楽しんでいます。

私の妊娠が分かったときから、大輝はずっと、

お腹の子は男の子だ、と強く確信していたみたいです。


なので、お腹に向かっていつも

「小輝、小輝」と呼びかけ、それが胎児名になってしまいました。


小輝は、7カ月過ぎまで逆子というか、横子だったので

なかなか、性別がはっきりせず、

主治医の先生も、

「うーん。なんともいえないなあ。強いて言うなら男の子かなあ。

だけど責任取れないですよ」

というのが何回か続きました。


ところが、小輝の逆子が治ったとたん、

性別は90%以上の確率で女の子だと分かり、

診察について来ていた大輝は、顔色を変えました。


「女の子って確実ですか」

「生まれてみたら男ということはありませんか」

と先生に詰め寄る始末。


病院を出てからの大輝は、それはそれは

みたことのないほど落ち込んでました。


たまりかねて、

「どっちだっていいじゃない。

一時期は入院までしたんだよ。無事に育ってることを喜んだら」

と言ってみましたが

いつもは前向きな大輝にしてはめずらしく


「ショックだったんだよ。男の子がよかった。

今日一日くらい落ち込ませてくれてもいいでしょ」


と肩を落としてしまいました。


「次に男の子をがんばるしかない。でもまた女だったら

自殺ものだ」

などとエンギでもないことまで口走る始末・・・


まる一日たってからはあきらめついたというか

「女の子でもいいよね」と

自分に言い聞かせてましたけどねにひひ


そんな落ち込む大輝に、中国の友達がこんな話をしてくれました。


中国では、今は男の子を持つと、いい家を買ってあげたり、

お金がかかって大変だ。だから、男の子のことは

「開発銀行」「建設銀行」という。

女の子は、いい旦那さんを見つけて、お嫁にいければ

玉の輿になるから「招商銀行」といって

女の子の方が喜ばれるんだ、と。


実際中国の人口は男子の方が多い状態なのを見ても

きっと女の子を産んだおうちへのなぐさめのように思われますが・・・


ちなみに、小輝が生まれた当日から、看護師さんにも返そうとせず

面会時間終了までずっと抱っこしていたのは大輝です。。。

今ではすっかり娘にメロメロだったりするわけです。