ロングインナーバレルをテストしたところ、いい結果は出なかった。しかし、テストに使ったicsプレアドールとの相性が良くなかった可能性も捨て切れず、再度別のM4系でテストすることにした。使うのはC.A.T.だ。
47cmバレルをセットして、実射といこう。
よくロングインナーバレルについては、「特徴的な伸びのある弾道」なんて言われるが、あ〜無責任だなぁ〜、と思う。初速が決まれば適正ホップ回転数も決まり、両者が同じなら弾道も同じになるわけで、ロングバレルだから伸びがいいとか、長掛け面ホップだから回転がしっかり掛かって飛距離が伸びる、なんてことは一切ない。ましてや、流速カスタムだから、なんてことはない。全ては物理の法則で決まってくる。ま、みなさん、そんなことはご承知とは思うが。
なので、実射してみても、やっぱりロングバレルだからといって特別な弾道ではない。ただポイントは、集弾性が高まるかな？ というところだ。散々撃った結果、残念ながら、集弾性が良くなったということはなかった。だが、私が常々使う24cm前後のショートバレルともさほど変わりないな。懸念のicsの時よりまともになっている。バラけは少いし、カーブ、シュートになることもない。
やはり、icsとの相性が良くなかったということがわかった。一般的なM4系であれば、30〜35mでの集弾性、安定性はバレル長でほとんど変わらないようだ。ただし、弾速が下がっている分、伸びがややスポイルされているとは思う。
特段のメリットはないのに弾速が下がる、また全長も25cm程度伸びるわけで、扱いや持ち運びの点で大きなデメリットになる。やはりトータルで考えると、ロングインナーバレルにする意味は一つもないな。
これでスッキリした！
