ルパン3世「射殺命令!!」に触れると、どうにも気になるのが、水銀弾だ。
子供の頃からの疑問だし、大人になって検索しても出てこない。
そのくせ、映画「エクスターミネーター」とか「ジャッカルの日」に出てくるから、アメリカなどでもそういう話はあるわけだ。
殺傷効果を高めるということなのだろうが、水銀の入った弾が当たったからといって爆発する訳では無いし、そもそも水銀は常温では液体だという。
そういった弾ならグレーザースラッグというのがあって、これは弾頭内に散弾を充填してテフロンで蓋をしたもの(何百という細かな散弾をテフロンで固めて弾状にしたという表記もある。この方がエゲツない)。人体に当たると、その小さな散弾が内部で飛び散ってものすごいダメージを与えるというものだ。
水銀は、種類にもよるが、直接触ると肌がただれてしまうそうだ。飲んでしまったら神経系に障害が出るという。いずれにしても、即効性はないはずだ。
ということはアレだね。水銀弾は嫌がらせの弾だね。恨みのある相手を撃って、仮に殺せなかったとしても、体の中からじわじわと蝕み、神経を侵し、苦しみながらやがて死んでしまう。液体金属が体の内部で飛び散るんだから、除去のしようもないでしょう。
水銀弾が登場する映画はいずれも古いもので、最近のものでは見ない。最近は映画の設定もリアルとなっている。つまり水銀弾はあまりリアルではないということではないかな。
自分的にはこれで解決。映画は大好き、ツッコミを入れるのも大好き。映画、ドラマのカテゴリーを作ろうかな。