ハチの○○な話 -13ページ目

人生の説明書なんて不必要

―ブログの講読上の注意―

【特徴】
●「妄想」などからくるアホへの執着、葛藤、熱にはやく効きます。
●アホのもとになんとなく作用して、妄想を広げます。
●読みやすい様にひらがなでコーティングしてあります。


【してはいけないこと】
1、次の人は講読しないでください
①本ブログによるアレルギー症状を起こしたことがある人。
(本人または家族がアレルギー体質の人)

②現在、恋人がいる人
(私からの嫉妬、副作用により、男女間での事故が起こりやすくなります)

③高齢者、及び15歳未満の小児
(裸でブリッジをする可能性があります)

④私の両親
(普通に気まずい)

⑤妊娠中の方
(子育てに対する不安が大きくなる可能性があります)

2、講読時は飲酒しないでください
(人により、暴れる危険性が高まります)

3、長期連読しないでください
(脳に作用し、アホになる可能性があります)


【相談すること】
1、講読後にブログによる、発疹、かゆみ、嘔吐、食欲不振、人間不信、胃部不快感、口内炎、めまい、頭痛、喪失感、冷や汗、裸でブリッジ、不快感、抜け毛、などの症状があらわれた場合は、直ちに講読を中止し、このブログのURLをメモして医師、学校の先生又は、信頼できる友人、全身タイツの人などに相談して下さい。

※アメブロの運営事務局には相談しないでくださいね。


しかし、説明書ってどんなものでもアレですね。

私のアレくらい長いし堅いですね。

やめて。
運営事務局には相談しないで。

って失礼しました。


最近、すごく忙しくてなかなか更新したり、コメントしたり、近所を裸で散歩したり出来ていませんが、これからもよろしくお願い致します。


ハチのLife-Is-Art

君といる時だけ、オレはすごく小さくいられるんだ



ハチ

大切なものは失ってから気付く

大切な君へ

この何日間か、熱が出て頭も痛くて吐き気もあって辛かった。

でも、風邪をひいている人に比べたら、オレなんて大したことないよね。

体調を壊して、オレは君の大切さに改めて気付いたんだ。

君は、料理も作れないし掃除も洗濯も出来ない。

でも、何も言わずにずっと一緒にいてくれた事がすごく嬉しかったよ。

この数日間、ずっと一緒にいれてオレは幸せだった。

オレは君が一緒にいてくれた事で救われたんだ。


あのさ、一緒にビデオ屋さんに行った時の事を覚えてる?

君がオレにあまりにもくっついてるから、みんなにじろじろ見られたよね。

ちょっと恥ずかしかったな。

そしたら君は、オレの知らない間に1人でいなくなってしまったよね。

あの時はすごい探したよ。

オレは店員さんにも

「この辺りに冷えピタ落ちてませんでしたか?」

なんて聞いちゃってさ。

もう参っちゃったよ。

やっと君を見付けた時には、もうホコリまみれでさ、足跡も付いてたっけ。

それから君は不機嫌になってしまって、オレは一緒にいたいのに君はすぐ離れていってしまうし、すごく悲しかったんだよ?

「もう君を絶対に離さない」
って、オレはあの時に思ったんだ。

やっと君の大切さに気が付いた。


…冷えピタさん。
愛してるぜ!!



ハチ

男は恥を知ったら一人前

コンビニに行ったら、高校生くらいの若き獅子達が、成年雑誌コーナーの前にいました。

彼らは獲物を絞り込むと,エロ本を縦にして、中身を必死で覗き込んでいます。

そう。その姿はまるで獲物を見定める若き獅子…


私はそんな彼らの姿を見て、思い出した事があります。

男なら誰しも通る道。

それは…



【エロ本購入】

男には、エロ本を買ったら一人前みたいなところがあるんです。


あれは忘れもしない、雨の降る夜だった。

私がコンビニにお菓子を買いに行くと、ある男性が雑誌を立ち読みしていました。

男性は成年雑誌コーナーで、堂々とエロ本を広げ、獲物を漁っています。

その姿は、まるで獲物を狩る獅…ってすみませんでした。

当時、恥ずかしいくせにエロ本に興味があった私は、お菓子を持ったまま男性の後ろを行ったり来たりしていました。

きっと私の姿も、獲物を探す若き獅子に見えたことでしょう。
…ってそんなわけないか。


そして、男性が置いた雑誌の中に、私は一つだけ光って見える雑誌を見付けました。


心の中で戦いが始まります。


【買うか。買わないか。】


そうです。

それはまさに、

【喰うか。喰われるか。】


今、野生に生きる男の戦いが始まる…

ドーン!!

この夏、ロードショー。


みたいな感じです。


家から近くのコンビニだし、もし同期生の女の子とかいたらどうしよう…

とか、


私が帰ってから店員のお姉さんに「マジきもい」とか言われるよなぁ…

とか、いろんな事が頭を駆け巡ります。

私は、数分間の戦いの末、喰う側になる決意をしました。

高鳴る鼓動…

しかし、男性は私の事を横目でチラチラ見ながら、成年雑誌コーナーを陣取っています。

まるで自分の縄張りとでも言わんばかりに。

最初は、男性に対して尊敬にも似た眼差しだったのですが、もうこうなったらただの邪魔者にしか見えません。

私は心の中で言いました。

「もうお兄さん達の時代は終わったんだ。
これからはオレ達の世代の時代なんだよ。
今まで、ご苦労さんでした…」

すると、気持ちが通じたのか、あるいは後ろを行ったり来たりしている私がうざかったのか、男性はエロ本を選ぶとレジへと向かいました。


さぁ、ここからが本当の戦いです。

私も先輩に遅れをとらないように、すぐにレジに向かいました。

初めての「狩り」に緊張がピークに達します。



その時です。


男性はおもむろに携帯電話を取り出すと、誰かと通話を始めました。

「もしもし?今、コンビニついた。オレにこういう本を買わせんなよぉ!マジでもう自分で行けよなぁ。」

・・・・・

あれ。おかしいな。

さっきまで自分で超選んでたはず…なの…に。


・・・・・


・・・・・


まさか。

まさか、この男。


自分でエロ本を買ったと思われると恥ずかしいからって、友達の為に買いに来たと思わせる作戦かあぁぁぁ!

いや!待て!
それだけではない。

更には、小心者の友達をかばって、辱めを受けることをわかっていて尚、自分を犠牲にする友達想いの優しい男という称号まで取りに行くというのかあぁぁぁ!!


この男…

やはりただ者ではない。


幾多の戦場を生き抜いてきた獣の眼だ。

気持ち生臭く感じるのもそのせいか。そうか。

男はレジでエロ本を受け取ると、足早に私の前からその姿を消した。

一瞬だった。


そして、いよいよ私の番がやってくる。

もう心臓が破裂する勢いだ。

血液が身体中を駆け巡り、その鼓動は自分が生きている事を実感させてくれる。

しかし、私もこのままただ若くて勢いだけの獅子で終わる気はない。


私にも作戦はあった。

商品を購入する時は、バーコードをハンディで読み取らなくてはならない。

バーコードは雑誌の裏側に着いている為、雑誌を最初からバーコードを上にして出せばいいのだ。

袋にも入れなくていいと言えば、表紙を店員さんに見られることなく店から出られる。

うん。完璧。

…これしかない。


「いらっしゃいませ」

と言う声と同時に緊張が走る。

私は、平静を装い、エロ本を裏側にして出した。

裏側には出会い系サイトの広告が載っていたが、車やバイク雑誌にも載っているので、心配することでもないだろう。

思っていたよりも、会計は淡々としていた。

雑誌の表紙も見られずに済んだ。


そうです。
すべて計画通り。

後はお釣りを受け取って帰るだけ。



その時です。


後ろから声が聞こえて来ました。

「ハチ君久しぶりじゃないのぉ!お母さん元気?あらやだ。ハチ君も大人になったのねぇ!うちの息子の部屋もエロ本だらけよ。アハハハハァ!」


・・・・・


あは。あはははは。



お母さん…もうオレは一人前ですか。



ハチ