観たいんだけど、まとまった時間が取れなかったり、気分が乗らなかったりで
何となく観れてない。。。
苦し紛れのネタとして今日は、昔読んだ本について。
暗号解読〈上〉 (新潮文庫)/サイモン シン ![]() ¥620 Amazon.co.jp | 暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)/サイモン シン ![]() ¥660 Amazon.co.jp |
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文字を入れ換える。表を使う。
古代ギリシャの昔から、人は秘密を守るため暗号を考案してはそれを破ってきた。
密書を解読され処刑された女王。莫大な宝をいまも守る謎の暗号文。
鉄仮面の正体を記した文書の解読秘話…。カエサル暗号から未来の量子暗号に到る暗号の進化史を、
『フェルマーの最終定理』の著者が豊富なエピソードとともに描き出す。
知的興奮に満ちた、天才たちのドラマ。
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はい、これめっちゃくちゃ面白かったです!
推理小説とかパズルが好きな人とか、名探偵コナン観ながら一緒に推理してる人(←自分だよ)には
オススメです。
暗号を作る人、それを破る人、それぞれのエピソードがドラマチックに描かれていて
普通の小説以上に面白かったりします。
古代の暗号とかだと、文字を並べ替えて…とかじゃなくて、もっと簡単に『隠す』だったらしいです。
どーゆうことかと言えば
使者の髪の毛を剃る
↓
頭皮に文書を刺青する
↓
髪の毛を伸ばす
↓
相手のところへ使いに出す(途中で検問みたいなのがあるけど、髪の毛で頭皮は見えない)
↓
相手のとこで、また髪の毛を剃る
↓
\(^o^)/…といった具合です。使者、カワイソーーー


まぁそんな手段はすぐにバレるので、そこからいろんな暗号が生まれるってワケですね。
某掲示板とかでたまに見かける「縦読み」というのも一種の暗号のようなものです。
こんな話ばっかりじゃなくて、ネットで氾濫する個人情報が
どんな暗号で守られてるか?といったことにも分かり易く触れられています。
飽きないように構成が良く出来ている本で、初歩的な暗号文が出てきて、自分で解いたりできるし
巻末には賞金付きの暗号が出てきたり、なかなか楽しいです。
残念なお知らせとしては、賞金付き暗号についてはすでに解読されているので
賞金はもう出ません。。。。というか解けないよ、普通。
著者のサイモン・シンという人の本は、どれもこれも面白いです。
他の本については、またの機会に。。。

