都心部市街地整備特別委員会で、これまで市民の方々を中心に2回行われたワークショップの報告と、社会実験の予定の報告がありました。
今回は、駅前広場を使用して社会実験を行なうとのこと。
来年度も継続して行うとしています。
報告に対して
・日常のなかのゆるやかな賑わいが大切であること
・今回、みなとまちづくりワークショップの方もメンバーに入っているが今後も連携を深めていけるのか
・北大通でカボチャをつくっていて、収穫時と社会実験開催時期が重なることもあり、実験の中でカボチャを使ってほしい希望の声もあった思うが、駅前広場だけではなく北大通も含めてできないのか
・駅前広場から和商市場や丹頂市場、駅構内のお店も一緒に取り組むこともできるのではないか
・駅北口も含めて”まちなか”なのだから、駅北口でも社会実験ができるようにすべきではないか
・子育て世代が楽しめるイベントの設定はあるのか
等々質問。
報告の中で、子育て世代が楽しめる取り組みがないことが、非常に気になるところでした。
イベントがあると、子どもを連れたファミリー層がイベント会場に多く訪れますが、多くのイベントが開催されるエリアは幸町緑地公園付近で、イベントを楽しんだらそのまま帰ることが多く、駅に来ることも、現在、唯一、駅南口と北口をつなぐ地下道の存在も知らない人が多いと思われること。
釧路で成長していく子どもたちが”まちづくり”と一緒に育つことが大切で、北大通り周辺の賑わいを知っている釧路市民は”まち”というだけで、どのエリアを指すのかわかるように、次世代を生きる子どもたちにも”まち”の変化とともに郷土愛を育てる社会実験の在り方も大切ではないかと質問。
来年からまちなかに「子育て支援総合センター」が開設されること、子育て世代がまちなかで楽しく過ごせる環境整備をする中で、”まち”で楽しむためのママやパパの意見はとても貴重です。
そして今回から通告制となった議案外
駅北口の防災「駅北口の避難整備」について質問。
地震発生後、津波の心配はつきものです。
駅南口にはホテルや公共施設があり、垂直避難できる避難場所が多くありますが、駅北口は垂直避難できる場所が少ないのが現状です。
2011年の東日本大震災の時に、津波避難をうけた地域で国土交通省認定の自走式立体駐車場が津波を受けても倒壊せずに津波を避ける高台として機能したこと、2004年の新潟県中越地震では、被災地の復旧活動の支援物資の発着拠点として活用された事例をあげて、港町として「命をまもる」まちづくりの重要性ついて質問をしました。