視察3日目は「特定太陽光発電設備の設置の規制に関する条例」視察で箕面市へ


箕面市は平成30年に条例を制定。

太陽光発電は森林を伐採、農地を転用して設置される場合があり、その結果、景観を破壊し地面の保水機能の低下のほか反射熱などの影響で周辺住民とのトラブルの発生事例がおきていました。


条例制定については、これまでも山なみ景観保全や止々呂美田園景観保全地区を指定し、山なみや農地景観を守ってきたことから、先手を打って規制する必要があるとして、平成30年3月市議会で条例議決、4月1日条例施行とスピード感のあるものになっています。


また令和4年4月に禁止区域の学校、店舗等を許可対象に条例改正が行われています。





森林土地所有者に同意なしに禁止区域を設け、条例制定ができた箕面市ですが、そのことが議会で問題になったことはなく議決ができています。


それ以前から施行されていた「まちづくり推進条例」「景観条例」がしっかり機能していることでモラル意識が高いのか、同じ太陽光発電設備であっても自治体ごとに抱える課題や地形の違いもあり、全てを釧路市に当てはめての条例制定は難しいと感じましたが、それ相当の条例制定に対する「覚悟」の抑止力を持つことの大切さを感じたところです。




条例制定の山なみは、箕面市役所から見ることができます。