ついてること 自転車に乗ったおじさまが、不思議ちゃんなお姉さんに近寄り、聞く。 「ねーちゃん、俺の頭に鳥のフンついてねーか」 お姉さん、「(あ)」と思う。 聞かれたことには答えなければならない。 「ついてます…」 「あっ、やっぱりか!ぴちゃって来たんだよ、ついてねぇなぁ」 お姉さん、にやっとして謂う。 「いえ、ついてます♪」 おじさま、一瞬止まり、 「ほんとだ〜」と笑いながら横断歩道を渡っていった。 デジャブ。前にもこんなことがあった。