声には癖がある。
其が声紋と呼ばれる識別記号である。
翻り音声検索には癖がない。
癖があると正確さに欠けるから。
併し実は癖が音声検索を難しくしている。
普段の地声は骨伝導を通して聞いている。
つまりは無意識的エコーで聞く。
翻り音声検索は骨伝導がない。
つまりはエコーがない。
エコーの有るマイクと無いマイクでは
声の出し方は無意識的に変えている。
音声検索でも此が適応される。
更に難解にしているのが方言である。
実は標準語と呼ばれる物は方言である。
つまりは江戸弁と呼ばれる東京方言。
機械は方言の見分け方が下手である。
そして人間のの耳もやはり不得手である。
不得手と不得手が重なればやはり不得手。
故に中々音声検索が難しいのである。