今日も雨。
コロナの規制が緩み
急遽子供たちは明日から
学校になった
私と言えば
コロナの影響で
今日から数日間空いた
あれから１０年
が経とうとしてる
５月２７日
父は息を引き取った
今日はお墓参りに行こうと思う
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家に帰ると
食欲があまりなく
なんかこの辺がおかしいと
溝落ちあたりをさする父
ただ、その時点で父は
白血病の治験に選ばれ
毎月検査と治験としての治療に
大学病院に通っていた
でも明からに
何かがポコッとしてる
病院いってきたら？
そう私は父に告げた
後日検査結果を知らされる時
母も呼び出された
余命1ヶ月です
そう告げられた
父と母
今から思い返すと
どんな思いだったのだろう
当日私は出産間もなく
たまたまGWで帰省していた
毎月大学病院で検査をし
治験になるにも検査がいる
その検査を掻い潜り
父の体は無数のガン細胞により
蝕まれ
あのぽこっとしていたのは
肝臓がガン細胞で肥大し
溝落ちから飛び出すまでになっていた
ものだった
胃癌からの全身転移
手の施しようがなかった
自営業をたたみ
タクシー運転手になっていた父
余命1ヶ月とわかる前日まで
普通に出勤していた
あと２年
あと２年後に故郷に帰り
田舎暮らしをするのを楽しみに
誰も住まなくなった実家や畑を
何年も丁寧に手入れに帰り
タクシードライバーをしていた父
3女の私も嫁ぎ
女3姉妹
全員が子供を産んでもなお
夢は後回しに
働けるうちは、、、
と働いていた
余命を告げられて
28日目に父は死んだ
家族と話すのを
あまり好まなかった父だったけど
私が子供を産んでからは
少し連絡の仕方が変わったりした
私は父が42歳の時の子供で
上の姉達にはいつも
久美子だけに甘い
と文句を言われていた
だけど躾や整理整頓に
厳しかった父との関係は
そこまで良くなくて
そんな父とこれから少し
仲良くなれるかな？と思った矢先だった
それまで元気だった
告げられるまで元気だった
父がみるみる弱っていった
体から謎の汁が溢れてた
あと２年。
父の楽しみにしていた人生は
手からこぼれ落ちた
ある日突然
残り28日の人生
になるかもしれない
そのあたりから少し
死生観が変わった気がする
それから5年後私は
自分の好きな人生を歩もうと
大きな1歩を踏み出した
お父さん
ずっと言うことを聞かない娘でしたが
今とっても幸せに暮らしています
この世界に私を誕生させてくれて
ありがとう
愛を込めて。