聴導犬について | はばたき日記

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千葉県八千代市米本にある障害者就労支援施設(就労移行支援・就労継続支援B型)はばたき職業センターの最新情報を発信。


こんにちは、服装が夏仕様に変わり少し動きやすいと感じる楸です。

3週続けて行なってきた「補助犬」シリーズ。今回が最終週となります。

最後は「聴導犬」についてです。
聴導犬とは聴覚障害の方(耳が聞こえない方・聞こえにくい方)が安全に生活するためのサポート
してくれる補助犬です。

聴導犬の始まりは、1975年のアメリカと言われています。
ある女性が「家の中で鳴る音に反応する様に犬を訓練してくれませんか?」と、
ラジオ番組に投稿したことがきっかけで誕生したそうです。

日本では、
1983年に聴導犬になれるよう訓練するため動きだし、1984年に初めて聴導犬が誕生しました。

聴覚犬のお仕事は「音を知らせる」ことです。
どんな音を知らせるかと言うと
・目覚まし時計のベル
・携帯の着信音
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・インターフォンの音
・自動車のクラクション
・火災報知器や警報などのベル
・やかんの警鐘
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など、音に関する事は殆ど伝えてくれます。


伝え方は「身体に触れる」こと。
音を聞き取る事が出来なかったり、聞き取りづらい方のために鳴き声ではなく
「前足で身体に触れる」などをして伝えてくれます。

もう一つのお仕事は「この人は聴覚障害者です」と目印になることです。
聴覚障害の方は「車椅子や白杖」などの目印になる物はありません。
そのため、見た目は「障害が無い」ように見られてしまうことが多いそうです。
そんなときに「自分が聴覚に障害がある」という事を教えてくれるのが「聴導犬」というわけです。
聴導犬は、
聴導犬になるための試験に合格すると「聴導犬」と書かれたオレンジのケープを着用します。
このケープが目印となるのです。

さて、様々な仕事をしてくれる聴導犬にも訓練が必要です。
その道のりは長く、最低でも「3年」はかかると言われています。
人と暮らすためのマナーや音に反応するための訓練などを行なうのです。

聴導犬についてもっと知りたいと思う方は下記のホームページをご覧ください。
http://www.hearingdogjp.org/about/workandrole
http://www.hearingdogjp.org/about/untilthedog
写真など詳しく載っているので見やすく、分かりやすいと思います。

3週に渡って「補助犬について」お伝えしてきました。
私も、調べてみて初めて知ったことが多く勉強にもなりました。

皆さんに少しでも補助犬のことを知っていただけたら幸いです。