公園のお友達 |   僕は天使じゃないけれど 

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ダウン症&ヒルシュスプルング病を生まれ持ったハヤ(11歳)と、天邪鬼ハヤママの、正直なブログです。


「今日、公園に、面白い人がいたんだよぉ~!」


とーたんと公園に遊びに行って
帰ってきた、にーちゃんのおしゃべり


聞いてみると
小学校高学年位と思われる、ダウンちゃんの男の子が
くまもんの玩具か何かで、大はしゃぎしていたらしい


特別避けるでもなく
純粋に"面白いお兄ちゃん"だと思ったらしい、にーちゃん


何気なく言ってみた
「ハヤちゃんも、そんな感じの男の子になるはずよー」

(多分なるんだよー、のニュアンス。沖縄表現です^^)


ダウン症というものがあって
多分そのお兄ちゃんはダウン症で
ハヤちゃんもダウン症だからね、と
ごく普通に
当たり前のこととして
初めてにーちゃんに伝えてみた

一瞬固まって、宙を凝視するにーちゃん
でも
表情は変わらず
楽しいおしゃべりの感じのまま
ただ、言葉が出てこない


にっこりと笑顔を返して、頭をなでて
話題を変えたハヤママ
ごく当たり前に
楽しいお話の続きをします
にーちゃんもまた
楽しくお話を再開


車中いつも通り盛り上がりつつ
近所のスーパーに到着
さて降りますかー、というタイミングで
またお話を始めたにーちゃん


「公園にいたお兄ちゃん、くまもん持ってて
いーっぱい笑ったんだよー。」


実は、ずーっと気になってたんだね


「くまもん…。…。」
やっぱり楽し気な表情は変えないけれど
言葉がなくなってしまうにーちゃん


大丈夫だよ、にーちゃん


にーちゃんも
ゆっくりでいいからね


大好きなハヤちゃんは
ずっと、にーちゃんのことが大好き
にーちゃんが信じる幸せな人生は
何ひとつ変わらないよ


にーちゃんの不安も心配も
辛い経験も、できてしまった心の傷も
まっすぐに見つめて、一緒に受けとめて
すべてを抱きしめてあげるから


とーたんも、かーたんも
ハヤちゃんとにーちゃんの
その笑顔を、きっと守っていくから


ゆっくりでいい


だから、みんなで
ゆっくり笑顔で、いけばいい




「…きっと僕の方が

面白いお兄ちゃんになりますよぉ~(* ̄ー ̄)」