絶望したって、いい。 |   僕は天使じゃないけれど 

  僕は天使じゃないけれど 

ダウン症&ヒルシュスプルング病を生まれ持ったハヤ(11歳)と、天邪鬼ハヤママの、正直なブログです。

生まれてきた赤ちゃんが


障害や、治せない特徴を持っていたら


どんなに小さなことだったとしても


悲しんで、苦しんで、悩んで


絶望して、必死に嘆いたって


いい。



例えば妊娠中に


30歳以上であっても、10代であっても


染色体異常を疑って、検査をしなかったとしても。


他の誰かの正義に追いつめられて


本当の自分を押し殺す必要なんてない。



その人にしか、わからない苦悩が、葛藤がある。


その人個人の感覚の中で


必死に運命なんて拒絶して


八つ当たりして羨んで


一日中愚痴って塞ぎこんで


遠慮なく不運を嘆いたって


いい。


短期的、短絡的に解決を模索する必要もない。



飽きるまで泣いて


諦めて


また未練を追いかけて。



そうして時が流れていく。


無情にも時は流れていく。



いつか気づかないうちに


また毎日があたりまえになったときに


それが何年先だったとしても


悩んだ分だけ


もがいた分だけ


逃げることなく嘆いた分だけ


その人にしか、わからない


小さな幸せが降ってくる。


その人にしか、わからない


穏やかな時間がやってくる。

ずっとその人の傍で


その人のことを見つめてきた小さな笑顔が


心の笑顔が


必ずその人を癒してくれる時がくる。



だから、大丈夫。


それまでは


絶望したって、いい。