今回紹介する作品は、2011年日本制作のミステリー・ホラーです。
脚本・監督:古澤健
原作:綾辻行人
出演:山崎賢人、橋本愛、袴田吉彦、加藤あい
今回は、がいさぶさん、ちくたんさんのリクエストにお答えして「アナザー」を紹介しますね。
実は、この記事4/1に書き始めていて、その晩にはアップする予定でしたが…諸事情により一ヶ月以上も放置するはめになりました。
お待たせしてごめんなさいm(_ _ )m
この作品、原作、コミック、アニメの存在は知っていたが、どの作品も未見である。
でもって、初めて観るのがこの実写版。
予告編が凄く面白そうだったしね^^;
それでは観ましょう、DVDをセット。
■□■□■ ストーリー □■□■□
1998年春。
15歳の榊原恒一(山賢人)は、父親が仕事で海外に行くことになり、叔母の三神怜子(加藤あい)がいる山間の地方都市・夜見山市でしばらく暮らすことになる。
転居早々恒一は気胸の発作で倒れてしまい、病院に担ぎ込まれる。
入院中のある日、病院のエレベーターで恒一は制服を着た眼帯の美少女と出会う。
その美しさに思わず見入ってしまうが、少女は不可解な言葉を残し地下の霊安室へと消えてしまう…。
病院から退院した恒一が夜見山中学校の3年3組に登校すると、病院で出会った少女・見崎鳴(橋本愛)が教室にいた。
しかしクラスの皆が、“まるで彼女など存在しないかのように”振舞っているのだ。
恒一は不思議に思い、鳴に直接訊いてみようと追いかけるが、その都度見失ってしまう。
それでも何とか恒一は鳴に辿り着くのだが、その瞬間をクラスメートの1人に目撃されてしまう。
その直後、そのクラスメートが無残な事故で井命を落としてしまう。
「ルール破ったからだ・・・」別のクラスメートがそう呟いた。
その後謎めいた図書室司書の千曳辰治(袴田吉彦)も現れ、3年3組の周りで次々と不吉な出来事が起こる。
まるでクラスの中に死への扉を開いてしまったかのように…。
「気をつけて。もう始まってるかもしれない」 ミサキメイは実在するのか!?
そしてルールとは!?
3年3組に一体何が起ころうとしているのか!?
■□■□■ 感想 □■□■□
ん~…
序盤は、ミステリアスで面白かったんだけどな。
後半がね…イマイチ。
まず、ヒロインである見崎鳴役の橋本愛ちゃん以外の影の薄さよ。
どのキャラも中途半端なキャラ設定で魅力が無い。正直主人公ですら影が薄いというか、見崎鳴に負けている。
逆を言えば橋本愛ちゃんが非常に魅力的だったな。
肝心の内容だが、序盤は“いないもの”や“いないもの”に係わった為に死者が出るなど、まずまずのスタート。
しかし、途中から、“いないもの”が2人になってから奇妙な青春映画のようになりホラーとしても面白さや恐怖は全く無し。
一番最悪なのは、クライマックスの合宿。
ここでは疑心暗鬼になったクラスメートが“死者”捜しで殺し合いをするホラーとしては一番盛り上がるシーンのはず…
しかし、ここに来るまでの人物描写がほとんど描かれていないので、全然ハラハラしないし面白くない。
なんか“死者”もこのザコキャラにはいないんだろうなと冷めた目で観てしまった。
ラストの“死者”を暴き出すシーンも…唐突過ぎて納得がいかない。
また、最悪なのは、“死者”を見極める見崎鳴の眼の演出。
なんだよ!あの動くウンコは!?あのクズCGで恐怖を演出してるとでも言いたいのだろうか?
てなわけで、ホラーとしてはクズ。ミステリーとしても伏線や人物描写が中途半端なのでクズ。
しかし、橋本愛ちゃんのアイドル映画としてはまずまず。
それと、アニメを観るきっかけになった作品であることには感謝。
ストーリー
恐怖、スリル… なし
魅力的だった橋本愛
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実写版「アナザー」を観た数日後、アニメ版「Another」全6巻を借りてきた。
【第1話:素描】
父の仕事の都合で、夜見山市の祖父母宅へ引っ越してきた榊原恒一。
こちらへ来て早々、気胸を患い入院した恒一は、1か月遅れで夜見山北中学校3年3組に転入した。
教室で目に止まったのは、眼帯をした美少女・見崎鳴。
偶然にも病院で彼女と出会っていた恒一は、その不思議な存在感が気にかかる。
だが、親しく接してくれるクラスメイトの中に、彼女について触れる者は誰もいなかった……。
【第2話:思惑】
鳴が気になる恒一は、姿を見かけては自分から声をかけていた。
だが、恒一の質問に鳴が答えることはなく、ただ「気をつけたほうがいいよ」と、忠告ともとれる言葉を口にするだけだった。
クラスメイトの勅使河原や望月は、そんな恒一の様子に戸惑いを隠せない。
それでも鳴のことを知ろうとする恒一は、放課後に彼女のあとを追いかける。
夕暮れの住宅街で、たどり着いた先にあったのは……。
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【第3話:骨組】
古びた人形だらけの工房で、鳴と出会った恒一。
鳴は恒一に26年前の3年3組に起きた、ある出来事を語る。
それは、一人の生徒の死にまつわる不思議な話だった。
恒一は勅使河原や桜木たちにもその話について尋ねるが、誰もが困ったような表情を見せ、口を固く閉ざしてしまう。
そんな時、恒一は亡くなった母親が「26年前の3年3組」の一員だったことを叔母の怜子から聞かされる……。
【第4話:輪郭】
ある生徒の突然の、理不尽な事故死により「3組の呪い」の噂は一気に信憑性を増した。
恒一は鳴という不思議な存在と26年前の話が、一連の出来事と繋がっているように思えてならなかった。
工房で再び出会った鳴は、そんな学校の変化に気づいていたが、相変わらず恒一に詳しいことを話そうとはしない。
3年3組には怯えたような空気が満ち、対策係の赤沢も頭を悩ませるが……。
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【第5話:拡散】
恒一が親しくしていた看護師の水野に起きた悲惨な事故。
それ以来、3年3組の緊張感はさらに高まり、恒一が知らぬ間に赤沢が女子の新しいクラス委員長に決まっていた。
自分がいない場でクラスメイトたちが何かを話し合っている。
それを知っても理由を教えてもらえるわけもなく、恒一は途方に暮れる。
クラスの方針にあまり賛成できずにいた高林は、そんな恒一の疑問に答えようとするが……。
【第6話:二人】
26年前から続く“災厄”から逃れるため、代々の3年3組では、ある“おまじない”が行われていた。
転校してきてから恒一がクラスの雰囲気に感じていた違和感も、すべてそれが理由だった。
その“おまじない”に理不尽さを感じながらも、恒一は現状を受け入れ、鳴と行動を共にするようになる。
そして、これまで夜見山北中学校で起きてきたことを、図書室で自分なりに調べ始めるが……。
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【第7話:変調】
3年3組の教室におびただしい血が流れ、すでに始まってしまった“災厄”は止められないのだと誰もが悟った。
“おまじない”は取りやめになり、赤沢たちは「“災厄”をもたらす“死者”は誰なのか…?」という疑問を抱く。
そんな時、恒一は15年前の“災厄”だけが途中で止まっていたことを知る。
司書の千曳によると、その年の夏休みにはクラス合宿が行われ、夜見山神社をお参りしたらしいが……。
【第8話:紺碧】
“災厄”が止まった手がかりを知る松永は、怜子と同じく15年前の3年3組の生徒だった。
恒一は赤沢や勅使河原たちと共に、怜子の車で彼が働いている隣町のリゾートホテルへ向かう。
留守だった松永を待つ間、一行はせっかくだからと海で遊ぶことに。
そこで偶然にも、家族と別荘へ来ていた鳴と出会う。
夜見山市を出て、緊張感から解放された恒一たちは、束の間の楽しい時間を過ごすが……。
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【第9話:連鎖】
夜見山市の外で起きた思いがけない事故に、周囲の不安は一層募る。
事故の直後、松永が何かを思い出したかのようにつぶやいた「教室」という言葉を手がかりに、恒一は15年前の3年3組があった旧校舎を調べることにする。
これ以上、犠牲者を増やさないことを考え、協力を求めるのは勅使河原と望月だけにした。
そこへ3人の行動に気づいた鳴も加わり、旧校舎の探検が始まるが……。
【第10話:漆黒】
恒一たちは旧校舎で松永が残したテープを見つけたが、犠牲者はさらに増えてしまった。
成す術がないままクラス合宿が始まり、3年3組の生徒たちは副担任の三神と千曳に引率され、宿泊先となる咲谷記念館へやってくる。
落ち着いたところで恒一、鳴、勅使河原は望月の部屋に集まり、松永のテープに録音された核心部分を聞く。
そこには“災厄”を止めることができた、ある方法が語られていた……。
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【第11話:惨劇】 【第12話:死者】
鳴を“死者”と疑い、憎しみの目を向ける杉浦と、階下に転落していった風見。
恒一たちは二人の姿を見失ってしまう。その上、合宿所食堂で火の手が上がり、望月が保管していたテープが奪われた。
窮地に陥った勅使河原たちは危機を報せに館内を周りはじめる。
一方で赤沢は、再会した杉浦の奇妙な変化に苦渋の表情を浮かべる。
それぞれの疑心暗鬼が渦巻く合宿所で、呪われた一夜が幕を開ける……!
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全体的な流は実写版と一緒。
しかし、ホラーとしての雰囲気作りはアニメの方が断然上!。
それは、オープニングの主題歌からして雰囲気を盛り上げていてゾクゾクする。
また、“死者”捜しの演出やトリックなども面白かった。
ショックシーンも下手なJ・ホラーより出来が良くて◎
ただ“死者”が解らないような演出は反則だわな。
簡単に言って、ホラーを観たいならアニメ版。
橋本愛ちゃんの青春映画を観たいなら実写版(旧作落ちしてから)。って感じかな。
まっ、でもアニメ版で楽しめたのなら実写版は観る必要なないな。
ストーリー
恐怖…
見崎鳴